わが家は祇園の拝み屋さん2 涙と月と砂糖菓子 (角川文庫)
- KADOKAWA (2016年5月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041038284
作品紹介・あらすじ
祇園の和雑貨店「さくら庵」の楽しく温かな家族と不思議な事件のおかげで、自分の持つ特異な能力に少しだけ前向きになれた小春。京都で高校生活を始めるために、小春は両親と話し合うべく東京に戻るけれど……?
感想・レビュー・書評
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小春が京都の高校に編入し、本格的に京都での生活がスタート。1巻では、謎多き人物だった、はとこの澪人のことも明らかになり、面白くなってきました。
今回は、秋の京都ということで、出てきた和菓子は、私も大好きな栗きんとん(栗茶巾)。秋限定の贅沢品。毎年、秋になると、デパ地下に入っている、中津川の老舗の和菓子屋さんの、栗きんとんを買って食べています。本当に美味しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小春が無事に学校に通えるようになってほっとしたのもつかの間、元々の力の問題があったんだっけ。でもそのおかげで少女のささやかな願いがかなえられ、友だちができた!
第三章はさらっと流れるのかと思いきや、ちょっと重たかった。澪人が無事でよかった。
第二章でも出てたけど、若宮くんとつながるってすごいことなんだ。 -
シリーズ2作目。読み手としても登場人物のキャラや人となりが把握できてきて、ストーリーに集中できるようになってきて、1作目よりもい内容を楽しめるようになってきました。
小春は東京の両親とも向き合いこれまでのわだかまりを解き再び京都へ、京都では高校に通い始め、ひょんなことから友人もでき、そしてその”力”を少しづつ覚醒させていく、シリーズのなかにあっては足場固めの巻といったところでしょうか。3巻へ急げ! -
「甘酸っぱい涼菓と、想いの裏側。」
素直に思いを告げて。
学校に行けなくなった本当の理由を聞けたことは良かっただろうが、想像もしなかった話と共に事実を突きつけられたら怖いと思うだろ。
「塔の上の少女と栗茶巾。」
元気な姿を見たくて。
必死に訴えても何一つ聞き入れてもらえずに、挙げ句の果てには大切な存在全てを奪われてしまったら人生に絶望するのも仕方ないだろ。
「涙の決意と砂糖菓子。」
力がなければ授ける。
こんなことを知ってしまったら嫌でも生き急ぐような言動をとってしまうだろうし、自分らしく生きようなんて考えすらできないだろう。 -
登録したつもりが抜けてた。
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今回も面白かった。
さらっと読めるけど、内容楽しい。
続きがとても気になる。 -
一巻では浮世離れしていた澪人が、人間味が溢れてより魅力的に見える。
これからの展開が楽しみ。 -
澪人が生まれ変わった感じ!
でも、まだまだ何か秘密ありそう…
みんなに幸あれ❗️ -
#読了
おおお、小春ちゃんが自分(や、親とか)と向き合ったー。感動 -
一巻を読んでからだいぶ間が空いてしまった。小春は一旦東京に戻り両親に自分の能力と京都に住みたいと話をする。小春父の小春や吉乃たちへの思いがわかり家族として一歩進めてよかった。新しい高校で幽霊騒ぎに巻き込まれ、友人を得た小春。東京の友達は失ってしまったからこれから新しい友達と楽しく過ごしてほしい。最終話では澪人の秘密が明かされ、あの若宮くんも登場。死を乗り越えて新しい澪人になってこれから楽しみだわ。
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シリーズ2巻。1巻ではそうも思わなかったけど、かなり好きになったこのシリーズ。次の巻も楽しみ。豆知識がおもしろい。絶品の栗茶巾食べたい。
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■ 2125.
〈読破期間〉
2021/4/25~2021/4/26 -
軽いお話しかと思ったけど、結構読み応えあり!
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人が自分のことだけを考えて生きるのが傲慢であれば、自分をないがしろにし続けるのも、また、傲慢なのです。
(P.265) -
①甘酸っぱい涼菓と、想いの裏側。②塔の上の少女と栗茶巾。③涙と決意と砂糖菓子。小春ちゃんがようやっと両親た和解でき、拝み屋さんを目指す嬉しい巻。
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小春ちゃんの両親の本音(心の声)はありがちで尤もな事で、小春ちゃんを嫌ったり思い通りにしようとしてることじゃないと思うな。実際引きこもりで高卒じゃない子を持つ知人によると、高卒の学歴が無いと仕事でも専門学校でも生きる選択肢が極端に狭まると嘆いていたし。ともかく小春ちゃんに新たな道が開けて良かった。
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京都の霊障ミステリー第二弾。
表紙をみたら手にとるのを
戸惑うような本だけど。
最初の1冊よりなんだか随分読みやすかった。
表紙に似合わず、
結構深かったり、
重かったり、美味しそうだったり。
面白くなってきたぞぉという感じ。
出てくる男はみんなイケメン、
ないないって思いながら読んでます。 -
小春が祇園で祖母・吉乃の和雑貨店「さくら庵」の手伝いを始めて四か月。店で和菓子を作っている叔父の宗次朗ら楽しい親戚や、京都で出逢った不思議な出来事のおかげで、小春は自分の“特異な力”を少し受け入れられるようになった。不登校だった高校に通い始めようと決めた小春だが、その幕開けは波乱含みで―!?さらに、微かに想いを寄せる大学生のはとこ・澪人に、ある危機が迫って…。心温まる優しいライトミステリ。
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両親を説得し、祇園の祖母と叔父の家に住む事になった小春ちゃん(^-^)高校にも編入し、友達もできていい感じ♪「あれっ!なんかデジャヴュ?」と思ったら、この前読んだ鎌倉香房かぁ~(^^;)まぁ特殊能力は小春ちゃんの方が格段に上だけど(゜゜;)若宮くんも凄い神様だったんだね~(^o^;)