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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041038802
作品紹介・あらすじ
深川の古道具屋「出雲屋」には、百年以上の時を経て妖となったつくもがみたちがたくさん! 清次とお紅の息子・十夜は、様々な怪事件に関わりつつ、幼なじみやつくもがみに囲まれて、健やかに成長していく。
感想・レビュー・書評
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畠中恵はどうしてこんなに可愛らしい小さき者を描くのが上手いんだろう。
付喪神という妖。妖なのに、可愛くて少しふてぶてしくてでも憎めない。
幼馴染の子供達3人も平和で可愛らしい存在。
少しだけストーリーに物足りなさもあったけど、読み終わった後に平和な心でいられる本。
個人的に読むタイミングが良かったな。ハラハラドキドキするのよりも、ほっこりできるものが読めて安心できました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<目次>
略
<内容>
読んだ順番が逆なので、大久屋の登場とか十夜の生まれの謎とか知った上での話でした。つくもがみたちがどんどんしゃっべたり、活躍したり、ニヤニヤしながら読みました。 -
シリーズ第二弾は、人間たちが代替わりした後の物語。
自尊心が強すぎる付喪神なのに何故か愛らしいのは、威張っているのに抜けているところと、根が優しいからでしょうか。しゃばけの妖にどこか通じるところがあり、まさに畠中さんが得意とする雰囲気でした。 -
つくもがみシリーズ第2弾
1作目より15年くらい?後のお話。
1作目では、人間と交わろうとしなかった
つくもがみ。今作ではすっかり仲良しに(笑)
しゃばけ寄りになってきてる感じ。
出雲屋の子供とその仲良しの3人組と
つくもがみ達が協力して、さまざまな危険を乗り越える。 -
つくもがみ貸しますの続編。今回は前作キャラクターの次世代、つまり子供達が主人公である。誰と誰の子供か、誰と誰が結ばれたのか。前作を読んでいる身としてはびっくりな結末であった。ストーリーは前作よりももっと人間とつくもがみが親密に謎を解決していくもの。ちょっとばかし危険な目にあいつつも、つくもがみたちは子供たちを守ろうとする、ハートフルストーリー。面白かった。
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2021年2月6日
前作は夫婦でなく、兄弟だったはずなのにと思ったが、「つくもがみ、がんばるぞ」の中にあった。
清次は先代の出雲屋に引き取られた子だった。
3人の子どもたち、すごく良い子ども時代を過ごしている -
【静大OPACへのリンクはこちら】
https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BB21227220 -
図書館本
前作の「つくもがみ貸します」より世界に入り込めた -
アニメが面白いので原作を読んでみたのに、すでにアニメの主人公達の子供世代の話になっている。
しかも清次とお紅が結婚して子供までいるって盛大にネタバレ食らってるし。
鶴屋の再婚の経緯も読みたいけどあるのかな? -
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つくもがみシリーズ第二作。
損料屋出雲屋、前作では姉弟で育った二人の恋話だったのに、
いきなり子供が出来てた。
ちょっと話が飛びすぎ…。
まあ、百年を超える付喪神が主人公とあっては、
十一、二年ぐらいたつのはあっという間なのかもしれないが。
すごろくに捨て子の話がからんでくるが、
どうも面白くない。
付喪神たちが神たる由縁がはっきりしなくて、
思い入れがないからか。 -
やっぱり、いいわー。
おやつ大好きなつくも神たち。
家出しても、それってあり?(笑)
跡取り騒動は、子供がかわいそうで、犯人たちが憎くて
たまらない。
地獄に落ちろ! -
つくもがみシリーズ第2弾。「つくもがみ貸します」の後日談。
(レビュー)
https://booklog.jp/users/lilyca/archives/1/4043888023
晴れて夫婦になった深川の古道具宇屋「出雲屋」の清次とお紅。時は流れ、息子の十夜もいます。おなじみの付喪神たちは、天真爛漫な子供たちに振り回されて大変。
前回まで主人公だった二人は脇役に回り、今回は子供が中心になっているため、ずいぶん雰囲気が変わり、ワイワイとしたにぎやかさでいっぱい。
大人には偉そうな態度で臨めても、道理お構いなしの子供相手にはいつもの調子が出ずに振り回されてしまう付喪神たちの様子が面白おかしく描かれます。
今回は双六の付喪神が登場。子どもたちと付喪神が知恵を絞り、力を合わせて強盗団やお店の乗っ取りに知恵を絞って対抗していきます。
その途中で、大きな家族の秘密が開かされます。予想していなかった展開に驚きますが、家族の絆で、悲劇には転ばずに済みます
前作からよく採り上げられてきた清二の出自がここで大きな意味を成すわけですね。
江戸時代は独身男性が多かった時期ですが、捨て子も多かったのだそう。また同時に子どもを欲しがる夫婦も多く、捨て子はすぐに別の家にもらい子として迎えられたのそうです。
たとえ血がつながっていなくても暖かくて幸せな家族を作ることができた江戸時代。本当の親子なのに容赦ない虐待被害が後を絶たない、すさんだ現代と比べて、当時のことがうらやましくなりました。 -
ほっこり安心の畠中さん。付喪神たちのお気楽さに加え、主人公が子どもたちに代替わりしたこともあって、他のシリーズと比べても頭一つ飛び出したゆるさです(笑) 今作は「付喪神」と「質屋」という設定がいまひとつ生きておらず、しゃばけと似たり寄ったりな展開になっているのが少々残念。
それにしても畠中さん作品は、どうしてこう、どれを読んでも飯テロなのか……! -
図書館
つくもがみ貸します、読んだと思うんだけどな。
履歴で出てこないから読んでないのかな?
両親の名前を読んでも全くピンとこない2作目。
でも、直前に読んだゆめつげよりは、期待してた内容だったかな。
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前作全く覚えていなくて、あとがきを読んでメインの人間が代替わりしてたことに驚いた。子供たちのためにつくもがみが奮闘していたけど、いろいろ散漫になってあまり頭に入らなかった。
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江戸時代を舞台に、妖(あやかし)たちが活躍するファンタジー小説、『しゃばけ』シリーズ。
『すえずえ しゃばけシリーズ13』畠中恵
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461341
数々登場する妖の中で、ひとつのカテゴリーになっているのが、付喪神(つくもがみ)。
器物が大切に扱われ、百年が経つとその身が妖となり、話をするようになる。
そんな付喪神を主人公にして書かれたのが前作、『つくもがみ貸します』。
その続編の文庫版が6年ぶりに出版されていたと知って、読んでみることにしました。
舞台は今回も、江戸深川にある古道具屋兼損料屋、出雲屋。
前作では、わけあって姉と弟という間柄だった、ふたりの主人公。
その後、夫婦となり、今では11歳になる男の子の親となっています。
今回の作品では、その子供と幼馴染の3人が、中心となった物語。
出雲屋にあらたに、双六(すごろく)の付喪神が来たところから、話が始まります。
付喪神と、双六の勝負をすることになった子供たち。
その勝負を発端に起こる騒動と、それに対峙する子供たちと付喪神の姿が、5つの連作短編集の形で収められています。
物語の軸になっているのは、新たに登場した”大金持ちの札差”の、跡取り騒動。
その騒動を通じて、この時代の親と子の関係、家族の絆といったことを、読者が理解できるような内容になっています。
子供が主人公ということで、前作とは雰囲気もずいぶんと変わり、やわらかいタッチで描かれています。
前作からいっきに10年以上が経過しているというのも、妖が主人公、という設定ならではですね。
第3弾はまた期間をあけて発表されるのか、どのような舞台設定になるのか。
その発表を、気長に待ちたいと思います。
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2016年4月30日購入。
2018年7月11日読了。
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