梨園の娘 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041038819

感想・レビュー・書評

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  • 歌舞伎の世界を知れる
    梨園の妻や娘の内情もわかりやすい
    ただ、京二郎ムスメへの愛は行きすぎな気がする

  • 梨園に生まれ、芝居に魅せられた少女。しかしどんなに希有な才能があろうとも彼女は歌舞伎役者にはなれない。女であるがゆえに。
    娘を盲目に愛するがゆえに、役者にしたくない父親たちと、どうしても役者になりたい娘との愛憎まみえたドロドロの攻防戦。
    役者は業の塊ですな・・・。

  • 単行本既読。美男の血を読んだので続けて再読。何度読んでも面白い。

  • 歌舞伎や落語などの男の人たちの世界に興味があるから、すごくおもしろかった
    歌舞伎が変わらず受け継がれていくこと、でもやっぱり男だけでは成り立たないこと
    家族は助けてくれることもあるけど、大きな壁になることもある
    あとは、潰されても泣かされても、どうしても貫きたい、叶えたいことがあることは、すごくうらやましい

  • 最初は登場人物たちの女々しい話し方になれずもやもやしながら読んでいましたが、後半は気にならない位にガーッと読んでしまいました。

    葵の叩かれても叩かれても折れない根性、父親たちの葵を愛しく思うが故の酷い妨害。

    梨園の男たちはみんな純粋に歪んでいるなあと(笑)

    ただ、葵や京二郎あたりにスポットが当たりすぎて桂や梢が殆ど霞んでいたのが残念。
    清香さんも結構なキーパーソンなのに結構あっさりだったかなー

    歌舞伎を見たことがある方やお好きな方はもっと楽しめるかも。

著者プロフィール

東京都在住。テレビ番組制作プロダクション勤務を経て、フリーの放送作家に。ドキュメンタリー番組、情報系番組等を手がける。著作に『梨園の娘』『美男の血』「桜花傾国物語」シリーズなど。

「2018年 『小説 昭和元禄落語心中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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