樫乃木美大の奇妙な住人 長原あざみ、最初の事件 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.21
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本棚登録 : 98
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041038864

作品紹介・あらすじ

長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。
立体造形科の所属だけれど、
引っ込み思案な性格のせいで、
いつもひとりぼっち。

ある日学校へ来ると、
同級生の橘が作ったアクリル作品が変形していた。
犯人の疑いをかけられたあざみを救ってくれたのは、
人好きする雰囲気を持つ青年、梶谷七唯(かじや なない)。
同じ学科の研究生という彼は、
真実を調べようと言いだして……。
第一回角川文庫キャラクター小説大賞受賞。
日常の謎系青春ミステリ決定版。
あの頃のきらめきが、ここにある……。

感想・レビュー・書評

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  • 第一回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》受賞作。
    謎解き+美大要素という感じの話だけど、美術の知識は全くいらないので気軽に読めました。
    主人公は自分に自信のない女の子・あざみ。健気でかわいい。同じクラスの男子生徒が作っていた作品が壊れ、主人公に疑いがかかるところから話が始まる。主人公を助けてくれたのはよろずサークル『カジヤ部』の梶谷という男子生徒。この一件の後もキャンパス内でちょっとした事件が起こり、カジヤ部に読モのリオンが加わる。主人公も昔のトラウマを振り切る。

  • 美大が舞台だけあって、美大ならではの事件が起こり、主人公はそれらに巻き込まれる形で推理や解決に繋がっていく。全五話の短編で構成されているけれど、完全な一話完結型ではない。最終話ではきっちりそれまでの伏線が回収されているし、主人公の明確な成長も見られる。専門的ではあるけれど見事に学校の雰囲気が伝わって来るし、各々が自分の作品と真摯に向き合う姿勢も美大生の青春らしくて良い。話を追う毎に個性的な登場人物達に愛着が沸いたり、自分も樫乃木美大の一員のような気持ちで読み進められた。

  • 実際の美大の雰囲気は良くわからないので、こんな風なのかな?と。いじめにあった経験から独りぼっちでいるのが常態の主人公が、ある事件をきっかけに人とのつながりを持つようになるのは明るい気分になります。ただ、大学祭で再会したいじめっ子が、そんな歳になっても、まんまいじめっ子な言動は違和感あるなあ。あまりに小・中学生っぽいよ?

  • キャラクター小説大賞受賞作だけあって、キャラが良い。美大での日常の謎解きだけど、美術というよりは変わったキャラが揃う意味での美大の設定か。面白かった。

  • カバーイラスト pon-marsh

  • 主人公の優柔不断さにややいらいらさせられるものの,自分にも覚えがあるのでなんとも微笑ましくもあり。

  • 青春小説。制作に没頭する個人主義で変人の学生ばかりという芸術系独特の学内の雰囲気はリアルに伝わってくる。

  • 引っ込み思案な主人公と先輩の梶谷さんが二人ともとても可愛い。
    梶谷さんの謎解きは推理というより直観という感じですが、キャラの魅力で読み進められます。

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