- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041038932
作品紹介・あらすじ
佐原市松は、奉行から密命を受け、さる大名家の御家騒動を未然に防ごうと飾り職人になりすまし三河町の長屋に移り住んだ。“風神一族”が関与しているらしいがその正体は杳として掴めず…大好評シリーズ第二弾!
感想・レビュー・書評
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2022.11.27
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隠密同心は孤独ですね。
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市松が父親の跡を継ぎ隠密同心となって初めての事件。
風神一族が何者でどんな暗躍をしているのかをさぐる。
その初めの事件は、点と点が結び合い、長屋の人々をよく知るうちに、少しづつ解明に向かっていく。
徐々に知り合ううちに、自分の目と耳と心で判断するうちに、信頼できる言葉か否かをわかるように。
主人と恋仲の女中を殺された仇を討つと心に決めた時次郎は、実は敵に騙されていた。
変装をして市助という名前の男となって帯刀しての探索。
二人を使い分けて、そして手伝うおつたとも、心通いいつしか恋仲に。
一つの事件は解明されたが、風神一族との戦いはまだ終わらない。
簡単にわからないトリックやサスペンスの面白さ。 -
報われない役目の中にも幸せが
敵ごぼんやり見えてきた
時代小説に珍しい、じっくりと綴られる物語 -
第二弾
正体不明の暗躍組織「風神一族」の探索の為、少ない手がかりを求めて長屋住まいに
仲間であるおつたと夫婦約束を
今回も長屋の新しい住人は関係なし? -
次から次へと展開していくところが引き込まれる所以でしょう。
少しづつ本来の目的に近づいてきています。さあ新刊が待ち遠しいですね。