不惑のスクラム

  • KADOKAWA (2016年3月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784041039021

作品紹介・あらすじ

河川敷で死に場所を捜していた丸川良平の足下に、ラグビーボールが転がってくる。ボールを追ってきた老人に「人数不足だから」と無理矢理連れていかれた先で行われていたのは、40歳以上の選手による “不惑ラグビー”。そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。アツ苦しい男たちのおせっかいで、生きる側に腰を落ち着けてしまった丸川は、ラグビーを通じて、仲間と心を通わせる。やがて、丸川と、丸川の抱える秘密をきっかけに、チームメイトたちも己の人生を見つめ直していき――。
平日はサラリーマン、休日はラガーマンとして、それぞれの事情を抱えながら社会で闘う大人たち。
今年一番の、涙をさそう青春ラグビー小説。

感想・レビュー・書評

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  • 丸川本人に限らず、ほかのキャラも、こういう時自分ならどう動くのかなぁ、とほんな思いで読んだ
    逡巡

  • 40歳で不惑になれれば良いが、現実は逆。
    その時だけは一心不乱に打ち込む事ができる仲間達がいるってのは幸せ。
    NHKドラマで見て原作を読んで見たくなった。
    ドラマの方はキャスティングがピッタリだったと思う。

  • 「老いてなお やんちゃであれ」
    40歳以上の男達による不惑ラグビー。
    そこに迷い込んだ男を中心に
    それぞれの群像劇。
    年老いてはいてもまさに青春物。

    【図書館・初読・10月25日読了】

  • ラグビーで人生やり直し。全体的に暗いが、すんなりと楽しめた。
    2016.5.6

  • めっちゃ面白かったです。登場人物が魅力的だとやっぱり話は楽しくなりますね!単純に大江戸ランチャーズの人達みたいな仲間がほしいなと思いました。ラグビーを通しておじさん達も大切なことに気づいていく過程が丁寧に書かれていてラグビー全く最後までわかりませんでしたが楽しく読めました。どの年代の方にもおすすめしたい!!

  • 著者の本をいくつか読んだが、どれもちょうどいい文量で読みやすい。軽すぎず、重すぎず。設定は非現実的だが、それを感じさせない技術がある。その一つが、業界研究の手堅さであり、物語に現実味をもたらしてくれているように思う。

  • 四十にして惑わず。
    論語で孔子は言うけれど、惑いまくりの揺れまくり。
    あちこちぶつけて傷だらけ。そんな脛を振り回す。
    楕円の球の大人たち。転がる先はいずこへと。
    それでも生きてかなきゃならない。
    ノーサイドの笛が鳴り響くまで。

  • 129最近図書のチョイスが良いなあ。近年勝ち組と負け組って差別があったり、底辺だなんだと復活できない人生が話題になるけど価値観は千差万別。ラグビーという痛いスポーツを通しての良い話し。元気出たよ。

  • ラグビー好きのおっさん達の青春?物語。主人公は意図せず人を殺め、自殺をしようと思い詰めていたところで、不惑ラグビー(40歳以上の人がやるラグビー?)にふと誘われて参加し、再生していく。各章ではチームメート達が色々な悩みを抱えつつも解決していく物語が描かれている。よくあるハッピーエンドの青春物語、といえばそれまでだけど、歳が近い設定の人もいるせいか、一気に読んでしまった。
    途中、刑期を全うしたとはいえ、犯罪者とは一緒にやれない、というメンバーの描写は、なかなかだった。綺麗ごとは色々言えるが、自分がそういう立場になったときに
    どう考えるだろうか、と思うと、難しいなあと。正論はあるけどねぇ。。。
    妻に逃げられ一人で娘を育てつつ会社では扱いづらい若者を抱える男、チーム内の不和にどうするか悩む男、自分に合わないリーダー職を任されて悩む男、過去の挫折から抜け出せない男、などが描かれているが、どれもこれも、一度は悩みそうな事柄。それぞれが少しづつ、ラグビーと仲間に静かに支えられつつ乗り越えていく、、、 お決まりといえばお決まりなんだろうけど、やっぱりいいよねぇ。
    自分もありがたいことにバンドという、仕事とは別のコミュニティがあるけど、これを読んでちょっとうらやましくなったかな。家族ぐるみでの付き合いとか、色々。バンド活動もこういうコミュニティにできるといいなぁ。

  • 昔テレビで見たものの原作。楽しく読めた。

  • 河川敷で死に場所を捜していた丸川良平の足下に、ラグビーボールが転がってくる。
    ボールを追ってきた老人に「人数不足だから」と無理矢理連れていかれた先で行われていたのは、40歳以上の選手による “不惑ラグビー"。
    そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。
    アツ苦しい男たちのおせっかいで、生きる側に腰を落ち着けてしまった丸川は、ラグビーを通じて、仲間と心を通わせる。
    やがて、丸川と、丸川の抱える秘密をきっかけに、チームメイトたちも己の人生を見つめ直していき――。
    (アマゾンより引用)

    そういう結末に落ち着くと思った(笑)
    けど、主人公のことを許さない人(名前忘れた)は、お門違いもいいとこ。
    ぶつける怒りの矛先を手っ取り早く、何の関係もない他人に向けるのは大きな間違い。

  • 死に場所を探して、たどり着いたはずの場所。
    そこで、生きるきっかけを得る丸川。
    全編を通して、人間再生の物語。

    生きるきっかけを得て、生きていこう!と前向きになっていく中、どん底に落ちるきっかけの事件が明るみになっていく。
    正直、想像をしただけで、辛すぎる事件。
    あまりに辛いと思い、これ以上、不幸になることがあるのなら、読めないかもしれない。。。と、先にエンディングを読んだほど、自分には辛かった。

    地理的にも、実体的にも明るい場所がよく出てきたことで、余計に感情移入をした作品だった気がする。

  • 死に場所を探していた丸山は、河川敷で練習するラグビーチームに出会った。
    40代以上のメンバーからなる不惑のラグビーチームヤンチャーズが丸山の人生を変えた。

    物語としては、ある程度鉄板。
    それでも折々にグッとくるポイントがあり、楽しく読みました。
    丸山の過去はかなり辛いです。
    でも、こういうことはどこかにあるのでしょう。
    ラストは明るい兆しが見えてホント良かった。

    ドラマは未視聴。
    折しもラグビーワールドカップ中。
    タイミングの良い出会いでした。

  • 宇多津さんの言葉が残る。
    ”老いてなお、やんちゃであれ”
    ”生きろよ”
    ”生きてなんぼだ”
    大人の男ならひとつやふたつ、問題を抱えているんじゃないかと思う。だけど、何もないみたいに平然と過ごす。たまにお酒に癒されたりして。ヤンチャーズはそれに加えて、ただラグビーが好きというキーワードで結ぶついた仲間だ。いろんな職業の人がいて、生活水準だってまちまちだろう。でもラグビーに関してはみな真摯だ。死の淵にいた丸川がもう一度、生きてみようと思うきっかけになった。傷心だった陣野も綱山の「身体を動かして汗をかいてみないか」の言葉をきっかけに生きる活力をもらった。これ、なんかわかる、オイラもそうだったから。まわりにも人生に躓いたことをきっかけにスポーツに打ち込んでいる奴がいる。ひょっとして男ってそういう風にできてるじゃないか、て思うくらいだ。悩んで腐ってるときは、がむしゃらに動いて汗をかけばカラダもココロもスッキリするみたいな。アホみたいだけど、オイラはそんな風にしてサッカー仲間に助けられながら何とか立ち直った気がする。どこで何をしているかも知らない大人の男同士がボールひとつを追い駆けるのに夢中になっているのは滑稽だけど、大人になってからこんな仲間ができるとは自分でもビックリだ。いい仲間でいいチームだと思う。これが会社でできれば、もっといいんだけどなぁ。家庭でも。

  • 不惑ラグビーという言葉を初めて知った。むしろ、ラグビーのルールもよく知らない。でも、楽しく読めた。

    登場人物はほぼおじさんだけど、だからこその悩みや葛藤がしっかり描かれていて、そしてやはりラストがハッピーエンドで良かった。

    ラグビーちゃんと観てみようかな。

  • 2018_10_05-117



  • 初読み作家さん。
    オヤジ的青春小説。
    途中、ホロリとくるところもありなかなか読みやすかった。
    せっかくなのでラグビーのルールも学んで来年のワールドカップを楽しまなくては!

  • なぜか気持ちが入らず。

  • 良かった。ラストが良かった。丸川さんも幸せになってほしい。仲間っていいなあ。

  • #読了。
    通勤電車で痴漢を疑われ、犯人扱いする男を殺してしまった丸川。服役後、死に場所を探していた際に、40歳以上が集まる不惑ラグビーチーム・大江戸ヤンチャーズに誘われる。そこに自分の居場所を見つけ、前を向いて生きていこうとする丸川だが・・・
    丸川を中心とはしているが、丸川だけでないチームメイトにも焦点を当て、それぞれの悩みをラグビー、そして仲間を通じて解決していく。少々世代が上の青春小説。チームの信条「老いてなお、やんちゃであれ」に魅かれてしまう。

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著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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