ファミリー・レス

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 303
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039045

作品紹介・あらすじ

姉と絶縁中のOLと、ルームメイトの毒舌女子。怒りん坊の妻と、そんな彼女を愛しているけれど彼女のかぞくに興味を持てない画家の夫。バツイチのアラフォー男性と、妻に引き取られた娘。ほんとうの親子になりたい母親と、姉の忘れ形見の少女。同じ屋根の下で暮らす女ともだちや、ふたつきに一度だけ会う親子。家族というには遠すぎて、他人と呼ぶには近すぎる――単純なことばでは表せない現代的な”かぞく”の姿を、すばる文学賞受賞新鋭が切り取りました。瀧井朝世、豊崎由美、東えりかなど本読みたちが大絶賛! 紡がれるひと言ひと言が心を揺さぶる、感涙必至の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • デビュー作から好きだなが募っていく。どんどん好きになっていく。恋かな。
    今回の6つの短篇、どれもすごく好きで、どの作品も目頭熱くなってほろりとした。好きだなぁ。
    いわゆる“こじれた”家族がテーマ。

    出版社より
    姉と絶縁中のOLと、ルームメイトの毒舌女子。怒りん坊の妻と、そんな彼女を愛しているけれど彼女のかぞくに興味を持てない画家の夫。バツイチのアラフォー男性と、妻に引き取られた娘。ほんとうの親子になりたい母親と、姉の忘れ形見の少女。同じ屋根の下で暮らす女ともだちや、ふたつきに一度だけ会う親子。家族というには遠すぎて、他人と呼ぶには近すぎる――単純なことばでは表せない現代的な"かぞく"の姿
    とありますが、
    個人的にとくに印象に残ったのは
    姉と絶縁中のOLとルームメイトの毒舌女子の「プレパラートの瞬き」
    バツイチのアラフォー男性と妻に引き取られた娘の「ウーパールーパーは笑わない」がすきです。
    どれも好きだけどとくにウーパールーパーは好きかも。そしてどこかのアンソロで読んだ気がしなくもないのだけれど(気のせいかな)

    次回作も楽しみです。

  • 子どもの頃から親に、
    ネガティブな発言はいけないと教えられて育った人がいる。
    同じように、不平不満ばかり聞かされて育った人もいる。
    それはもう自分の力ではどうしようもなく
    身についてしまった習慣で、
    主人公たちはそのことで悩んだり苦しんだりするのだけれど
    それって、考えてみたら全ての人・全てのことに言えることなんだろうな。
    挨拶の仕方、親戚との付き合い方、食事の仕方から職業観まで
    家族の影響を受けずにいられるなんてことは不可能なのだから。
    血の繋がりがあるとかないとか、好きとか嫌いとか関係なく関わり合ってしまうのが家族なら
    それを抱えたまま生きて行くのが自分らしさなのかもしれない。
    ファミリー・レス、素敵な物語でした。

  • ちょっと、ゆがんだ家族の短編集。

  • 人物造形が巧みで好短編が多かった。

  • 家族とはプレパラートのように繊細で、本音の応酬によって容易く砕け散る。それでも、胸の奥底にある本音を受け止めてくれるのも家族なんだよな。なんだか無性にジーンときた。いいの読んだ。

  • 短編集で読みやすい。しかし前作の中にチラッと登場した人物が引き継ぐ話展開になっていた。そう。人の数だけストーリーがある。そう思わせる作品であった。

  • ちょっと切ない、
    けど、優しい、家族の話。

    連作なのが嬉しい。

    大きくなった子ども達と話していると、
    「あの日あの時」の話をすることがあるけれど、
    意外と母である私は覚えてなかったりする。

    彼らは私の何気ない言葉を覚えていたりして、
    嬉しかったり、申し訳なかったり。。。

  • 家族になりきれない家族。犬目線の話は無条件で好き。短編集だけどちょこちょこ前の話に出て来た人が出てくるのもおもしろい。

  • 長編を読んでみたい(2回目)

  • 家族未満だが心を通わせることができる人間関係を描いた短編小説集。

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著者プロフィール

奥田 亜希子(おくだ あきこ)
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)で第37回すばる文学賞を受賞しデビュー。他の著書に『透明人間は204号室の夢を見る』、『青春のジョーカー』など。

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