うちの執事が言うことには 7 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039090

作品紹介・あらすじ

鳳の用事でしばし烏丸家を離れることになった執事の衣更月。そこに代理としてやってきたのは、バトラー養成学校で衣更月と同期だったヴァズという男で……。いったい彼の目的は何なのか? 半熟主従の事件簿!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第7弾。
    短編連作。
    執事の衣更月が仕事で不在の間、彼のバトラー養成学校の同級生が代わりにやってくる。
    相変わらずの執事の卒のなさが浮き彫りになる話ばかりで面白い。
    ラストの美術大学に入学する話では、花穎が正しいことを言っているのに、正しくない方が数で押し切るという、現在によくある出来事が軸となって話が進む。

    間違ったときは正す。
    では、正しいことをしたときは?

    その問いに関する答えは、なんだろう?と考えさせられるストーリー展開です。
    正しいことをしているのに、間違ったとことをしている人数が多い場合、その悪は正義になる。
    その場合、自分はどうすればいいのだろう?

  • シリーズ最新作。
    ハイペースで出てくれるのは嬉しいが、刊行ペースの割にストーリーの進み方が随分とゆっくりになってきた印象。次巻かその次ぐらいで大きな変化が欲しい。

  • 第一話以外は普通に面白かった。そんなことあるか?とつっこみたくなることも多いシリーズだけれど、さくさく楽に読めるのがわりと好き。

  • シリーズ第7弾。
    執事と若き主人が主役の上流階級ミステリー。
    2年目の春を迎え、新章の始まり。
    少々読みづらいが、穏やかなようでゾクっとするようなオチが魅力で読んでしまう。

  • お互いへの心持ちが少し変わり、反発や固執がなくなりつつある?
    さらに良い主従になりそうな兆し
    正しいことを道を踏み外さず行うのは当たり前なのに、自分では気付かない近しい者が注意できないの難しい
    花頴の子どもっぽさに驚かされ衣更月の同期の有能さに興味がわいた
    橘さんの頼りがいと危うさが今後の展開予測できなくて心配

  • いつもと違う使用人たち?仕事ができてない?けれど何も問題ないと言われる…
    信頼してるだけに不安になる花穎にこちらもハラハラしました。オチは平和でしたね。

    衣更月の同級生の執事が代わりに。
    新しい組み合わせも新鮮な感じでした。
    執事の種類も色々とありますね。

    守衛の子犬が見つけた骨。
    事件か?と思いきや、何事もなかったかのように…。
    いつもながら衣更月の秘したままの事件処理は素晴らしいものです。

    美術大学のオリエンテーション。
    普通の大学の友達の関係とかって窮屈そう…って思っちゃいますね。
    正しいことをするのとそれを見逃すのと…空気読むのがほんとにいいこと?って感じます。
    花穎には他の人に惑わされず自分の信じた道を進んでほしいな、と思いました。

    また一段と花穎と衣更月の関係が良くなっている感じはすごく好きです。
    続きもドンドン読みたいです♪

  • やっぱり面白い!
    でも、仔犬と骨だけよく分からなかったなぁ。
    なんとなく予想はできるけども。

    そして花穎の入学!
    今後どうなるのか楽しみ

  • 5・6・7と一気読み。
    ほんの少しずつだけど、衣更月と花穎の関係が良くなって行くのが微笑ましい。
    基本的に前半言葉足らずで問題を作り、後半謎がとかれる形のせいで、花穎がものすごく言葉足らずになってしまってる気が。
    足りない言葉を頭の回転の速さで補える人としか仲良くなれなさそうで不安。

  • やっと暖かい話しになってきたかな

    かえーが可愛いなぁ
    やっぱりかえーだ
    衣更月はなんであんなに可愛くないんだろ?

    骨の話しに出てきた犯人は何者だったんだろう?
    最後の文章も良くわからなかったし
    次の巻への伏線かな

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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