おせっかい屋のお鈴さん

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.22
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本棚登録 : 200
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039106

作品紹介・あらすじ

仙台にある「本当寺」というお寺の墓地には、振袖姿のかわいい幽霊がでます。名前は「お鈴」。そう、お鈴さんは江戸時代の呉服屋の娘さん。とある事情で平成の世になっても、いまだに成仏できずにいるんです……。

感想・レビュー・書評

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  • ありゃりゃの怖い展開にもなったけどその後急展開で穏やかに。最後は怖い存在も目立たなくなりほっこり終わりました。

  • ごくフツーの信金窓口嬢と美人ワガママ幽霊を中心に、彼氏とか老人たちが様々な問題を解決?していくほのぼのとした話でした。悪い人が出てこないから安心して読めました。

  • おもしろかった。
    3話目はちょっぴりホラーで怖くて、どうしようかと思いましたが、4話目でほっこり優しい気持ちで終えられました。

  • お寺で江戸時代の呉服屋の娘の幽霊「お鈴」に取り憑かれてしまったカエデ。

    ドタバタコメディーチックな連作短編集。
    1話目はお鈴さんが全然お節介でなくどうなるのかと思いましたが、徐々にお節介っぷりを発揮してキャラクターに愛着が沸いてくる感じ。口ではあーだこーだ言いつつ、根は優しいお嬢様キャラみたいな。

  • キャラクターは全員いい味を出してて、掛け合いが凄く楽しい!!

  • 久々の時代小説風ホラーをちょこっと期待したんですが、現代劇だった~~~~sっっか~~~

  • 160年経っても成仏できないお鈴さんが現代のいろいろにおせっかいしてくるお話。
    4つの短編集。
    もりあがりに欠ける。

  • 美人で高飛車おこりんぼな幽霊、お鈴
    でもつきあううちにかわいらしくみえてきてほっこり

  •  カエデは、父の墓参りに訪れた寺で、振袖に日本髪の少女に会う。翌日の仕事帰りの地下鉄の車内にも、その振袖の少女は現れる。少女は、160年以上前に17歳で死んだ呉服屋の一人娘・お鈴だと名乗る。お鈴は、捜し出してほしい人がいるとカエデに頼む。

  • 幽霊のお鈴さんとカエデのお話。

    こんな幽霊なら会ってみたいなー♪
    わがままでお節介焼きでかわいいお鈴ちゃん^^
    困らせ方が夢枕に立ってトイレに入りたくても入らせないよう邪魔するだなんて、かわいい~♪
    本当にやられたら困りものだけど(笑)

    「親友だよね」はちょっと怖くてドキドキ。
    小学生の頃に流行った「いま1階だけど・・ いま3階だけど・・ いま玄関の前だけど・・」のゾクっとした恐怖話が再び。

    お鈴ちゃんがつけたニックネームのプンプクリンがかわいすぎてお気に入り(笑)
    続編とか出たらまた読みたいな^^

  • 東北の都・仙台にある本当寺には、振袖姿のかわいい幽霊・お鈴さんが住んでいます。お鈴さんは大きな呉服屋の一人娘。ある未練を残して17歳で死んでから、かれこれ160年も浮世をさまよっているのです。一方、父の墓参りにやってきた地元の信金勤めの村田カエデは、うっかりお鈴さんの墓石に蹴つまずいたことから「奉公人」に指名され、手足となって働くことに…。「幻想」シリーズの著者が贈る、あったか可愛いファンタジー!振袖少女&平凡女子、時代超越のコンビのほっこり事件簿!

  • 幽霊と個性的な人たちのお話。なんだかんだ言って、助けちゃうお鈴なのである。カエデが結婚するまでこの世にいそう。

  • ひょんなことからお寺で知り合ったのは、江戸時代の大店のお嬢さんと番頭さん・・・のユウレイ。

    お嬢さんであるお鈴さんはお嬢さんなのでわがまま気ままに生きている人間の主人公に指図したり。

    けど、良い人?でいつの間にか仲良しな雰囲気になっていく様子もほんわか。

    ちっとも怖くないユウレイ物語です。

  • お鈴さん、いいキャラです!

  • 2016/4/1(金曜日)

  • 【収録作品】うらめしや/彼女の恋は/親友だよね/さよならのかたち

  • 色んなことに巻き込まれつつ全体の筋としてお鈴の過去話になるのかと思いきや、その話は短編の中の1つ目で終わったので驚きました。

    貸本屋さんとご近所さんの仲良しさはとてもほっこりします。

  • 幽霊のお鈴ちゃんがかわいらしく現代で生きる?不思議なお話

  • 幻想シリーズの堀川アサコさんによる、お得意?の、
    ファンタジックホラーかオカルトミステリーかな~?
    と思いましたが…、ホラー色やミステリー色はなく、
    幽霊となった呉服屋の一人娘で、高慢ちきなお鈴と、
    ひょんなことから奉公人に指名されたカエデによる、
    ほっこり系のドタバタ事件簿?となるでそぅか…。

    でも…、その割には、
    お鈴とカエデの絡み、衝突や協力は、それ程はなく、
    タイトルにあるお鈴のお節介ぶりも、それ程はなく、
    お話の設定からの期待度ほどでは、なかったかも…。

    例えば、
    お鈴とカエデが同じ年齢か、お鈴の方が年上だと、
    ひょっとしたら、キャラクターの面白味や発展が、
    もっと、いろいろとできたのかもしんなぃかな~?

    あと、お話に、お鈴の必然性があまりなく、例えば、
    幽霊ゆえのメリットや、別れ(成仏)のフラグなど、
    もっと、メリハリがあれば、面白さも倍増して、
    よりいぃ味が出たんじゃないかな~? 惜しぃです。

    (ちょびっと辛めだけど、次回作に期待ですっ!)

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著者プロフィール

1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す。他の著書に『ある晴れた日に、墓じまい』『うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした!』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』「おもてなし時空」シリーズ、「仕掛け絵本の少女」シリーズなどがある。

「2023年 『キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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