- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041039441
作品紹介・あらすじ
時は平安、若き陰陽師・安倍晴明と、その無二の親友・榎リュウ斎。彼は、生まれたときからある予言に縛られていた。件の予言ははずれない。その予言は必ず、現実のものとなる――苦しみながらもその運命に立ち向かい、友として晴明を気に掛け続けた彼の行く末は……(「いつか命の終わる日が」)。その他、昌浩の邸に来た当初の彰子が生家に思いを馳せる一幕「あの日、髪を切ったとき」など、ファン垂涎の6編が短編集になって登場!
※リュウ=「山(やまかんむり)」に「立」
感想・レビュー・書評
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2巻続けて短編。成親兄ちゃん前すみこさんとの馴れ初めも良かったけど今回も良かったー!にいちゃんずだって強いんだよなぁを改めて思い出しました。敏次の話もまたここに来ていい子だなぁと。本当いつかこの二人がふたたび兄弟として生きていけることを願ってやまないです。
ついでに最近画集も電子で買ったので、千歳の話も読んできました。可愛い千歳。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
じい様の若き頃、藤姫の日々、兄の謎の行動等の短編集。
のんびりとした状況あり、切ない状態あり、でしたが
一番微妙な気分になったのは、一番兄の話かと。
いや…確かに言葉としてはそうですし
約束を破ってはないですけど…な気持ちになります。
一種契約ですから、問題はないですが
その瞬間にここまで考えるのが、さすがというべきか。
個性あふれる内容でした…w -
玄武が好きだから汐が出てくる短篇があったのは嬉しかった。
「いつか命の終わる日が」は涙脆い自分には読む場所を選ばなきゃいけなかったなと思った。 -
ほんわかだけどやっぱり切ないなあ
失ったものと、痛みとともに生きる、みたいな
じわじわと、真綿で首を絞められるみたいにストーリーは続いていて、そろそろ身動きがとれなくなってきてる
藤花も、晴明も、昌浩もみんな王手かけられてる感じ
どうやって逃れるのかなあ
こんがらがってて、解ける気がしない