角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 ウォルト・ディズニー 夢と魔法の王国をつくった男 (角川まんが学習シリーズ)

  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039748

作品紹介・あらすじ

絵をかくことが得意な少年・ウォルトは、人を笑顔にすることが大好き。
夢をあきらめずに新しいことに挑戦し、やがてアニメーション会社を立ち上げたウォルトは、
世界一愛されるキャラクター「ミッキーマウス」を生み出し世界中を笑顔にした――!

■『ウォルト・ディズニー』推薦コメント:手塚るみ子
みんなを楽しませたい、喜ばせたい。そう思うたびにウォルトは一番わくわくしていました。誰もが夢中になることを、彼はちゃんと知っていたのです。それは特別な発見ではなく、日々の暮らしにヒントがありました。大切なのはわくわくに気づくこと。ずっとわくわくしていること。夢をかなえた人たちは一生かけて胸を躍らせているのです。ディズニーといえば父・手塚治虫が憧れ、強く影響を受けた人物だけにとても興味深く読ませて頂きましたが、あらためて知る生い立ちなどもあり手塚との共通性に驚きも感じつつ、大人ながら学ばせていただきました。ディズニーが憧れたチャップリンの作品について「おもしろおかしいだけじゃない。にくしみやなみだも描くから大衆の心をつかむんだ!」といった彼の考えはそのまま手塚治虫にも当てはまり、そうか、チャップリンの教えがディズニーを介して手塚にも伝わっていたんだと感銘を受けました。チャップリンに憧れたディズニー、そのディズニーに憧れた手塚治虫、そしてその手塚治虫に憧れた藤子不二雄先生や石ノ森章太郎先生たち……。みんなを楽しませたい、喜ばせたい、というエンターテイメントの遺伝子は表現の形こそ違えど脈々と受け継がれているのですね。子供たちにはもちろん、親御さんたちにも読んでもらいたい一冊です。


<目次>
第1章 すべては夢見ることから
第2章 若きウォルトの挑戦
第3章 ミッキーマウス誕生
第4章 ウォルトの情熱
第5章 夢の国へようこそ

感想・レビュー・書評

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  • 誰でも楽しめる遊園地を作ろうとしたんだよ。最初に作った遊園地は、子どもしか楽しめなくて、従業員も新聞を読みながら働くような感じだったんだよ(8歳9ヶ月本人談)

  • ミッキーの名前は、ウォルトがつけた名前かと思ったけどリリーが名前を付けていたということを知らなかったです。

  • ウォルトがさみしそうだった。なぜかというと、家ぞくがぜんいんいなくなっちゃったから。






     

  • 夏休みの息子の教養強化シリーズ。
    角川のこの漫画のシリーズにお世話になっている。
    基本的には図書館で借りてくるのだが、何冊は手元に置いてあげようと思い購入。ウォルト・ディズニーも購入してみた。
    漫画家を志望する息子が尊敬する手塚治虫。その手塚治虫がアニメーションで影響を受けたというウォルト・ディズニー。なので買って読むべきかなと。

    読む前はアメリカの大金持ち・・・くらいにしか思っていなかったけれど、人を喜ばせることを生涯考えていた人だということが分かった。貧しい時代があったり、父親が厳格であったり、若い頃に戦争を経験したりと苦労もあったようだが、明るい性格と努力のお陰なのか、周囲の人に恵まれた人生のように思えた。特にずっと一緒に夢を追いかけてくれて、協力を惜しまなかった兄のロイの存在は大きい。おそらく8つも年が離れているということも良かったのではないかと思う。年が近すぎると衝突が激しいだろう。弟のために環境を整えたり、交渉したり、資金を集めたり・・・まさに縁の下の力持ち。理解、信頼、忍耐、包容力はもちろん能力がずば抜けて高い人だったんだろうと思う。

    ウォルトのほうも、漫画→アニメーション→音声付きアニメーション→フルカラーのアニメーション→長編アニメーション→遊園地・・・と、その創造力がとどまるところを知らない。一人の人生の中でこれほどの創作(というかもはや発明?)をするとは・・・。
    まずバイタリティが並大抵ではない。そして発想がすごい。クリエイターとしての挑戦と情熱がすごい。いつでも「人を笑顔にしたい」という芯がブレないのもすごい。きっと生粋のエンターテイナーなんだろう。
    成し遂げたことはもちろん、人柄もとても魅力的だと感じた。

    この中には全く登場しないが、PIXERを買い取ったのもディズニーだったな、ということを思い出した。強烈なクリエイティブと情熱で一躍CGアニメーションの大手になったPIXERだが、ディズニーの文化にも通ずるところがありそうだなと思った。

    また以前読んだ手塚治虫の本には、ディズニーからとても影響を受けている、尊敬しているという内容が書かれていた。そう考えると、ディズニー自体がすごいのもあるが、間接的に多くのクリエーターや作品に影響を与えたという功績も大きい。アニメーションの父と言えると思う。もしウォルト・ディズニーがいてくれなかったら、いくつもの素晴らしい作品がこの世に生まれていなかったと思うと改めて感謝の念が湧いてくる。

    私がこのストーリーの中で一番感極まったのが、憧れのチャールズ・チャップリンに会えたシーン。「僕は昔からあなたの喜劇の大ファンなんです!」というウォルトに「実は私もディズニーアニメーションの大ファンなんですよ」と言ってもらえるくだり。表現者としてこれほど嬉しいことはないと思う。

    ディズニーのアニメーションは(ディズニープラスに入ってないので・・・)なかなか見る機会がないけど白雪姫などまたみてみたいなと思った。それからもちろんディズニーリゾートにもまた行きたい。(これは夫を説得するのが大変そうだけど・・・)

    この先ずっとミッキーマウスや仲間たちは人々に愛され続け、そして成長していくと思う。ディズニーリゾートもこれから更に発展していくんだろうと思う。これからも楽しみだ。

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