角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 アンネ・フランク 日記で平和を願った少女
- KADOKAWA (2018年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041039755
作品紹介・あらすじ
幼いころから好奇心おうせいなアンネ。しかし戦争などによって楽しい生活が一変、隠れ家にこもることに…。つらい日々でも希望を失わず、日記を書きつづけたアンネは、やがてジャーナリストになるという夢をもつ。その日記に遺されたアンネの願いとは!? 『まんが人物伝』シリーズは、偉人が子ども時代をどう過ごし、どのように困難に立ち向かったかをえがいた伝記まんがの決定版!
■『アンネ・フランク』監修 大塚信先生のポイント紹介
「アンネをより近く」
1971年以来今日まで、アンネの足跡をたどって、彼女の生家、隠れ家、彼女が過ごした3つの収容所(オランダ・ポーランド・ドイツ)を訪れました。アンネを知っている様々な人たちと、親しく交わりました。アンネをより身近に感じる心温まるひと時をえました。
「死んでからもなお生き続ける仕事をしたい」とのアンネの願いは、広島県福山市のホロコースト記念館でも生かされています。
アンネは、エッセー「与えよう」の中で、彼女の思いを伝えています。
すべては小さいことから始まります…
待たないで今すぐ始められるとは、なんとすてきなことでしょう。
わたしたちは世界をゆっくりかえていくのです!
惜しまないで与えられるかぎりあたえましょう!
いつでも何かを、親切だけでも与えることはできるのです!
「平和をつくる人になってください。」と出会う人たちに語り続けられたアンネの父オットーさんのまなざしと、手のぬくもりを今も感じます。
みなさん、この本によってより身近にアンネ・フランクを知ってください。
■目次
プロローグ アンネの日記
第1章 大好きな家族
第2章 たくさんの夢
第3章 隠れ家での生活
第4章 いつか自由になったら
エピローグ 残されたメッセージ
感想・レビュー・書評
-
姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB00003902
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分が読んだ漫画版「アンネ・フランク」の中ではいちばんいいと思った。
-
アンネの日記は子供の頃に読んだことがありましたが、内容について覚えていないことがあったので振り返るために読んでみました。
漫画なのでサクッと読めて分かりやすかったです。
当時のあまりにも状況があまりにもひどく、読んでいて心が痛くなりました。
読み終えて、改めて日本という国と今の生活がいかに恵まれているかを実感しました。 -
感動した(8歳8ヶ月本人談)
-
アンネの日記の中で一番心に残った言葉。「人間の本性はやっぱり善なのだ」…
何度見てもハッとする言葉です。
--------
自分でも不思議なのは、私がいまだに理想のすべてを捨て去ってはいないという事実です。
だって、どれもあまりに現実離れしていて、とうてい実現しそうもないと思われるからです。
にもかかわらず、私はそれを捨てきれずにいます。
なぜなら今でも信じているからです。
たとえいやなことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだということを。
1944.7.15 アンネフランク
--------
1945年3月半ば、アンネはマルゴーの後を追うように息を引き取りました。
イギリス軍がベルゲン・ベルゼン強制収容所を開放したのは4月15日。あと少しだったんですね。。
アンネと同じ年に生まれたオードリーヘップバーンがアンネについて語った言葉に、こんなものがあります。
「アンネフランクの思い出が現在も将来も私たちとともにあるのは、彼女が死んだからではなく、希望と、愛と、すべての許しの不滅のメッセージを、私たちに残すのに充分な時間を生きたからなのです。」
アンネの願いは、死んでもなお「永遠に生き続けること!」。
こうして私たちの心の中にアンネがいることで、その願いは叶ったのではないかなと思います。
-
記録