角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 伊達政宗

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039779

作品紹介・あらすじ

「奥州の独眼竜」として天下に名を知られた伊達政宗。しかし子ども時代は病気で失った右目を気にする気弱な性格だった。しかし、あるひとつの決意が政宗を変え、ついには天下取りの夢を追うまでに成長することになる型破りや人生を描く!                                                                                                              

■「伊達政宗」監修 山本博文先生のポイント紹介
奥州の名家に生まれた伊達政宗は、幼い頃、病気で片眼を失明したが、そのハンディにも負けず、若くして家督を相続し、奥州に領地を広げていきます。しかし、その頃には豊臣秀吉が天下統一を目前にしていました。今回の人物伝では、政宗が持ち前の才覚で危機を脱し、のち徳川家康に協力して仙台藩主となった過程を詳しく描いています。危機の連続だった政宗の人生から、人生を生きる知恵を読み取ってください。

■目次
第1章 戦乱の世の試練
第2章 南奥羽の統一
第3章 小田原攻めと豊臣秀吉
第4章 東北の関ヶ原
第5章 仙台藩主としての使命

感想・レビュー・書評

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  • 息子のために借りてきたシリーズ。
    これまで伊達政宗のことをあまり知らないままにこの歳になってしまった。
    日本史にそこまで興味がなかったからだが、この歳になってから歴史に興味が湧いてきた。(だいたいみんなそう?)
    特に戦国時代については息子のほうが断然詳しいので私も基礎知識くらいは持っておかないと理解できないしついていけない・・・。
    ということでまずはこちらを読んでみた。
    他の武将もそうだけど・・・・これを読んで一瞬で伊達政宗のファンに!(ミーハーw)

    読書メモ
    ・5歳のときにかかった病気で右目を失明してしまい、母から疎まれるようになったのが辛すぎる・・・でも片倉小十郎や喜多、虎哉宗乙など周りの人物に恵まれたのが不幸中の幸い。
    ・若干18歳で当主になり、19歳のときには畠山義継に父・輝宗を誘拐され、義継とともに撃ち殺してしまう・・・なんと壮絶な人生。父を失うということも、自分を理解し評価してくれる人物を失うということも、どちらの意味でも辛すぎる・・・
    その決断は息子としての決断ではなく当主としての決断だったんだろう。
    ・24歳のとき母に毒殺されそうになってしまい、結局弟を殺すことになってしまった・・・これまた辛すぎる・・・
    ・秀吉のもとに参陣した際には白装束で向かったり、十字を担いだり、大胆なことをして周囲を驚かせたというエピソードが面白い。計算ずくだったとは思うが、けっこうなギャンブラーだなとも思う。結局政宗の思惑通りになったのは、人間的魅力が勝ったからだろうと思う。
    ・戦に長けている政宗だが、政治的手腕も優れているところがすごい。
    治水、築城、貿易、外交など、領国経営に素晴らしい成果を残す。
    乱世でも治世でも活躍できるオールマイティーさ。
    ・忠臣片倉小十郎との別れでは「金のくさりでつないでも あの世へは行かせたくはなかった・・・」と涙を流した。
    ・陣羽織、ブローチ、軍旗、刀・・・デザインが洗練されていて美しい。美意識が高く、こだわりがあったんだろうけど、それを叶えるための経済的資本・文化資本があったからこそ、とも言えるだろう。伊達軍の華やかで美しい軍勢を見てみたい。
    また、茶道や詩歌をたしなんだり教養を深めたり、洗練された文化人の一面も持っていて、精神的な美も追求していたように思える。
    料理をしてときに家臣たちにふるまい、徳川の使者をもてなすこともあったことにも驚き・・・。オールマイティーにもほどがある。(ずんだ餅も政宗が考案したと言われているそう)

  • とても勉強になった。伊達政宗の人となりが良く分かった。好感が持てました。漫画も綺麗で、面白く伝えてくれる部分もあり読んでみて良かったです!

  • [江東区図書館]

    江東区の図書館でこの「角川まんが人物伝」を見つけたのでとりあえずその場にあった二冊、徳川家康と一緒に借りてきてみた。借りているのが長引いて嫌になったので息子に一応読ませただけで、記憶にないし、私自身は読まなかったはず。

    ただ、"サバイバル"の時もそうだったけれど、どうも"角川"は文庫本に拘っている感じ??以前朝日出版社の"サバイバル"シリーズの類書を各出版社で見つけて読み漁った際、大抵のシリーズがB5変形などになっていたのに、角川の"どっちが強い"シリーズだけは頑なに?文庫本サイズだったけど、今回のこの伝記シリーズでも、各社は菊版(A5大)ハードカバーのものが多い中、やはり文庫本サイズ、、、、

    ただ、字を読む本の場合は文庫の方が持ち歩きも出来て重さも軽く済んでササっと便利な感じだけど、子ども主体の学習マンガだと、心なしか作画も大人っぽいせいか?ややマンガでも難しい(高学年向け)感が出るし、絵を見るのに開きづらくて綴じやすく、うーん?イマイチな感じ??

    もう数冊読むかもしれないけれど"どっちが強い"のように内容には拘っていないので、恐らくまんが伝記に関しては角川は避けて読ませていくかもな。

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