セロ弾きのゴーシュ (角川文庫)

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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040027

作品紹介・あらすじ

楽団のお荷物だったセロ弾きの少年・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物たちとのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作。また「やまなし」「シグナルとシグナレス」「氷河鼠の毛皮」「猫の事務所」「雪渡り」「グスコーブドリの伝記」など、賢治が生前に新聞・雑誌に発表した名作・代表作の数々を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 先生にたくさん注意されたり、ネコにひどい仕打ちをしたり、ゴーシュに対する第一印象はあまり良くなかったが、いろんな動物との出会いによって成長していく過程は読んでいて気持ちが良かった。
    独特で非現実的な世界観に引き込まれ、あっという間に読了。

  • これも青空文庫(しつこいですね)。宮沢賢治ってたまに読み返すとよいですね。詩と小説の間。

  • 宮沢賢治の作品が凄い好きなのですが、文ストとのコラボだったので即買いしました。どうしても汚したくないのでブックカバーをつけようと思います。それに好きな作品が多すぎるので選べません!

  • 子供時代に読み、子供に読ませてる。

  • 「セロ弾きのゴーシュ」はアニメが大好きで何回も見たけど、本はまだ読んだことがなかったので読んだ。
    やっぱりカッコウが好き。「お願いします、もう一度だけ」と何度も何度もセロと一緒に鳴き、途中でゴーシュがやめてしまうと「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地がないやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ。」と叱る。
    そりゃこんなに毎日練習すれば上手くなる、とも思うし、諦めそうになる時にこの叱咤激励は効く。カッコウのひたむきさに胸をうたれた。

    「グスコーブドリの伝記」と「ペンネンネンネン・ネネムの伝記」が本来同じネタだとは知らなかった。ネネムは幻想的過ぎて読みにくいから、グスコーブドリの方が現実味があってわかりやすいけど、ラストシーンのスイッチを押すために死ぬ決断をするのはヒロイックな自己犠牲が鼻につくな。

  • 私のところにも動物きてほしい^_^

  • グスコーブドリの伝記が好きだった。

  • チェロ

  • てっきり動物を呼び寄せるような上手なチェロ弾きの話だと思ったら大間違い笑
    動物達が基礎を教えてくれてるのに?あまりのスパルタさに逆ギレし始めるゴーシュ笑

  • 雪渡り
    ありときのこ

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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