ZERO 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040041

作品紹介・あらすじ

新人刑事・比奈子が里帰り中の長野で幼児のバラバラ遺体が発見される。都内でも同様の事件が起き、関連を調べる猟奇犯罪捜査班。一方、以前比奈子が逮捕した連続殺人鬼・佐藤都夜のもとに、ある手紙が届いていた。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第5弾。

    なんと、冒頭からあのバッファロー・ビルをモデルにしたと思われる『CUT』の犯人・佐藤都夜が登場。『CUT』は『羊たちの沈黙』を余りに模倣し過ぎていて、シリーズの中でもイマイチの作品だったので、著者のリベンジだろうか。しかも、今回は読み切りではなく、来月刊行の『ONE』へ続くという念の入れよう。

    主人公の藤堂比奈子が珍しく長野に里帰りすると、地元で幼児の部分遺体が発見される。都内でも同様の事件が発生し、藤堂らの猟奇犯罪捜査斑が犯人を追う。

    プロローグで既に犯人は鈴木ひろしで、背後には佐藤都夜がいることが分かるのだが…

    シリーズの中でも、最も猟奇的な犯罪が描かれ、かなりグロテスクな描写もある。そして、我らが藤堂比奈子の身にも…

    お馴染みの中島保のプロファイル、ZEROからONEになるために…の意味が!

    帯によれば、シリーズ第1弾の『ON』がフジテレビ系列で、波瑠主演でドラマ化されるようだ。

  • なんてこったい…。
    結末は次作に持ち越しだなんて。

    ああ、早く次の「One」を読まなくちゃ。

    今回の作品は、児童虐待、動物殺し…、内藤ワールドにどっぷりつかれる。

    刑事になって初めて、比奈子は長野に里帰りをするのだが、地元の神社で幼児の遺体の一部が見つかる。

    さらに、東京でも同じような事件が発生。

    幼児の遺体の一部とともに動物の死骸が一緒に置かれていた。

    これは、比奈子が属する猟奇犯罪捜査斑の出番か。

    個性豊かな八王子西署、厚田班の面々に囲まれ、比奈子の魅力はこの作品でも全開である。

    さらに、「Cut」で比奈子に逮捕された佐藤都夜が刑務所を抜け出す事態にもなって…。

  • さてさて、気持ち悪い犯人が出てきそうな展開でこれは、次作に続くのですが、以前でてきた虫好きのイギリス人が登場したりと、小説がつながっていて楽しい。さてどうなるかなあ

  • 物語の重要な人物として「CUT」の犯人が登場しているので、まだ読んでいなければ「CUT」を先に読むことをすすめたい。
    また「ZERO」と次巻の「ONE」は続きものなので、セットで読まなければ結末までわからない。
    一冊にまとめてしまってもよかったのでは?とも思うような内容だった。
    これまでのパターンを破り、事件が起きる前から比奈子自身が犯人と知り合いだったわけではない。
    物語の中で言われているように「事件を引き寄せる何か」が比奈子にあるのだろうか。
    休日を取って里帰りをしている比奈子。
    実家で過ごす比奈子からは、事件と向き合っているときの緊張感は感じられない。
    ごく普通の育ち方をしてきた、ごく普通の女性のようにも思えるから不思議だ。
    父親がつぶやく「お前は刑事になったんだな」という言葉が重い。
    内容的にはかなり刺激が強い。
    読んでいるだけで気分が悪くなりそうだった。
    これをもしドラマ化するとなると、かなり反響を呼んでしまうのでは?と不安になった。
    物語とはいえ、読んでいると場面が映像として容易に想像できてしまう。
    そうなると、我慢出来る限界ギリギリの場面が多くて少し困惑した。
    「ONE」と前後編のような構成になっているので、読み終わった後のスッキリ感はない。
    比奈子が危機に陥ったところで終わっているので、続きが気になって仕方がない。
    これから読む人は「ONE」を準備してから読んだ方がいいかもしれない。

  • シリーズ第5弾。
    前作「LEAK」のエピローグに出てきた手紙。
    やはり今回のプロローグから登場。
    比奈子を心底恨んでいる彼女が行動を起こします。
    一方では、長野と東京で起こる猟奇事件。
    警視庁にも帳場が立ち、猟奇犯罪捜査班の面々も
    今回は、1つの班として活動します。
    保のプロファイリングと変態法医昆虫学者の協力を得て
    捜査に走り回るのだが・・・
    今回はまさかの続きものです。
    しかも比奈子が危ない!ってところで終わってます。
    これから読む人は、次巻のONEも一緒に
    購入する事をお勧めします。

  • 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、5作目。

    次作の「ONE」へと続く前後編の前編。当然ながら、猟奇・グロテスク描写満載。ダメなわけじゃないけど、今回は子供や動物が犠牲者となっているだけにちょっと不快感も残る。比奈子のキャラも作を重ねるごとに受け入れやすくなっていたのだが、ここにきてまたも悪い癖が。刑事としては迂闊すぎる行動が自分を窮地に貶めているようで、相変わらずアホな子やなぁという感想しか出て来ない。
    更に、「CUT」で出てきたシリアルキラー・佐藤都夜が復讐のために刑務所から脱走。ますますSROの近藤房子化していっているように思うのは気のせい?
    この薄さであれば、前後編に分けずに一冊で刊行してほしかったかな。テレビドラマ化されたので、急いじゃったんだろうか。とりあえず気になる終わり方なので、早速次作を読もうと思う。

  • 前回一回休みした分割り増しで猟奇感が乗っかってきた。本は薄めなのに内容はえぐくて濃ゆい。
    しかも!終わらず! 毎回伏線は残しつつもずっと一巻完結できていたではないですか、驚いた。この巻のこの読後がこの話の佳境なのかまだ始まりなのかも分からないので早々に次巻を読みます。めちゃめちゃ気になる!!

  • ちょ!つづく、だった!

  • 藤堂比奈子が里帰り中の長野で幼児の部分遺体が発見される。都内でも同様の事件が起き、関連を調べる事になった比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」。複数の幼児の遺体がバラバラにされ、動物の死骸とともに遺棄されていることが分かり…藤堂比奈子シリーズ第5弾。

    あっ、これ一冊で完結じゃないのか…!確かに読みながら「これ…この残りページ数で事件解決できる…?」とは思っていたけれど…!これまで出てきた猟奇殺人犯、佐藤都夜やイギリス人変態昆虫学者なども出てきて気になる展開になってきました。早く次の「One」を読まないと…!

  • シリーズ第5弾は今まででいちばん薄くてシュッと読めそうだと思ったのに。続けて同じ作家は読まないようにしていたのに。to be continuedじゃあないか。

    第2弾で捕らえた女殺人鬼から逆恨みされる比奈ちゃん。収監中の殺人鬼を崇めるイカレ野郎にすぐに狙われるのかと思いきや、なかなか比奈ちゃんピンチに陥らない。それまでに起きる事件は、個人的には本シリーズ中いちばんグロく感じます。恐ろしすぎて眉間にシワが寄りましたもん。

    このままでは終われないので第6弾に行きます。新年早々「続けて読まないマイルール」を破ることに(泣)。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野県長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に、『ON』につづく「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』、同シリーズスピンオフ『パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子』、「よろず建物因縁帳」シリーズ、『夢探偵フロイト』など。『きっと、夢にみる 競作集〈怪談実話系〉』にも参加している。

「2018年 『サークル 猟奇犯罪捜査官・厚田巌夫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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