ポラーノの広場 (角川文庫クラシックス み 1-10)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040140

感想・レビュー・書評

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  • なんとも宗教的で幻想的で差別に対する批判もある短編集。
    巻末の解説、年譜まで興味深く読んだ。
    色々な話があるが、中でも黄色いトマトと泉ある家が印象的。
    黄色いトマトを、本物の黄金だと思った幼い兄妹は、見世物小屋の料金の代わりに差し出して大目玉をくらう。これは賢治が実際受けたか見たかの実体験ではないかと思った。田舎者で価値が良くわからないモノを差し出して怒られたもしくは笑われたのではないか。
    泉ある家は多分売春宿だったのだと推察。なんとなく切なくて童話的でキラキラした表現もたくさんある、読んで良かったと思う本です☆

  • ●ポラーノの広場
    ●黄いろのトマト(銀河鉄道の夜にも収録)
    ●氷と後光(習作)
    ●革トランク
    ●泉ある家
    ●十六日
    ●手紙一~四
    ●毒蛾
    ●紫紺染について
    ●バキチの仕事
    ●サガレンと八月
    ●若い木霊
    ●タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった

  • CLみ-1-10

  • 児童書、という分類があっているのかどうか分かりませんが、理想郷イーハトーヴの物語です。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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