アクアマリンの神殿 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.12
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本棚登録 : 381
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040225

作品紹介・あらすじ

未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

感想・レビュー・書評

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  • ラノベだ、と思った。コールドスリープという未来の医療を題材にしているものの、あのアツシ君を狂言回しにして展開する様は、桜宮学園の青春ドタバタコメディー、それも文化祭に関する描写は『涼宮ハルヒの溜息』を彷彿とさせる。SFの時間軸が、読んでいる現在を通過する不思議な感覚を味わった。

  • モルフェウスに続き爽やかな読後感。モルフェウスは余分な枝葉がすっかり切り落とされてたが、アクアマリンは枝葉が多い。だが枝葉がなければアツシ君が成長する過程が見えない。子供だった彼はいきなり大人にはなれない。

  •  旅の途中の帯広空港で荷物を預けてしまったことで、困ったことに手持ちの本がなくなり売店で買って読んだ。
     そして、この物語はシリーズものだったので、それを途中から読む羽目になってしまった。

     中等部に編入した佐々木アツシは、五年間のコールドスリーブの経験者という過去を持つ。
     そんなことをおくびにも出さずに、学校では仲間たちと学園生活を送る。

     その彼が請け負っている仕事は、一日一回、コールドスリープで眠るオンディーヌの体調管理だ。
     彼女の目覚めが近い。
     そこで、アツシは重大な選択を迫られる。

     というわけで、前作「モルフェウスの領域」を読んでないと話についていけない。
     幸いなことに、その本は積み本の中にあったから、次はこれを読む。

     海堂尊の小説は各作品のつながりが強いから、世界観を把握しきれない。
     昔、チーム・バチスタからしばらく追ってたけど、ジェネラル・ルージュや螺鈿迷宮以降はついていけなくなってしまった。
     医療パートはプロフェッショナルだから読みやすいけど、学園パートは昭和のセンスを感じる。

  • ウザいヤツらをとっぱらって、
    無意味なエピソードを省いて、
    ネタを深化させると、
    どっかで読んだSFみたいに感動できるかもしれない…。

    ..............................................

    単発で読むと↑のような感想になってしまうけど、
    彼の人生の一環として読むと、こんな時期もあってよかった、と思う。
    .
    .

  • 4分の3ぐらいまでは、学園小説みたいで話があまり先に進まず退屈してしまい読み続けるのが苦しかったが、最後4分の1になってようやく面白くなってきた。

  • 嫌いな文章でもないのに、何かページが進まない。不快と言い切るほどではないけど、何か引っ掛かる。なんだろう?と思っていたら、後書きで腑に落ちた。
    「わかる人だけわかればいいよ。わからなくてもいいけど。ふふふ。」
    この、自分に酔ったような雰囲気が引っ掛かったのか。

    他のシリーズを読むかは正直わからない。医療者として、作者の命に対するスタンスは、どうも私とは違うような気がする。

  • えらい面白かった。  
    子供たちがメインってだけで新鮮味があって良い。   
    更に主人公が佐々木アツシだってんだから面白くて当然。     
    ドロン同盟、そして、オンディーヌ。   
    友情と試練の物語。    
    濃密で深淵で軽快な物語。    

    こうしてアツシは、ウルトラスーパー高校生医学生になった。

  • 難病にかかったがために
    冷凍睡眠の処置を受けた主人公
    眠りから目覚めた彼はまた自分と同じように
    冷凍睡眠をしている「女神」を見守る仕事を担うのだった
    行く先に待ち受ける、目覚めの選択までーー



    ********


    最初、冷凍睡眠なんてどんなSFモノが展開されるのだろう!と読んでいたら
    ちょっと特殊な事情のある主人公が淡々と青春を謳歌する話だったので、
    どんな過酷なミステリになるんだ?と首をかしげていたところ
    終盤いきなりの難題が降り注いできてビックリした
    コトコト並足で進んでいたトロッコが急に落下したような印象
    これほどの重責を、何故こんな若者に負わせるのだ…と釈然としない部分もあったけど
    それこそ教養は並以上にある特殊な人物でもあるので
    当然のこと…なのか?

    恋愛事情が最終局面でもやや重く絡んでくるけど
    その割に粘度というか
    しつこさを感じさせない爽やかさがあって不思議だった
    文体のせいなのかな
    しかし結局アツシはどっちなんだ?!

    目覚めた女神がどう思うのかも気になるところ
    西野さんいい奴だな…

  • 20160313

  • 相変わらずちょっと難解、でもアツシの成長とショコちゃん、ドロン同盟たちの絡みは楽しい!

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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