アクアマリンの神殿 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2016年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041040225

作品紹介・あらすじ

未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

感想・レビュー・書評

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  • モルフェウスの続編だが、ストーリーは学園ドラマでドタバタ劇な感じ。正直つまらなかった。
    最後の西野とのやり取りも盛り上がらず。

  • 初めて読んだ海堂さんの本です。
    モルフェウスの領域の続編と知ったのは、読後の解説だったので、新鮮で面白かったです!
    医療小説と青春小説の両面があり、私的には学園ラブコメっぽい部分が面白かったかな。
    早速、モルフェウス~も読んでみようと思います。

  • 『モルフェウスの領域』の続き。
    開かれてゆく感覚がとてもよかったです。

  • 未来医学探究センターで暮らし、真実を隠して中学生活を送る少年。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、重大な決断を迫られ…。

  • 未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

    前作は、アツシが目覚めて新しい生活と彼という問題提起、ということで終わったが、今作は、目覚めることなくアツシの決意までで終わってしまった。結局のところのゴールドスリープ問題自体解決しないで終わってしまった感が否めなかった。

  • ラノベだ、と思った。コールドスリープという未来の医療を題材にしているものの、あのアツシ君を狂言回しにして展開する様は、桜宮学園の青春ドタバタコメディー、それも文化祭に関する描写は『涼宮ハルヒの溜息』を彷彿とさせる。SFの時間軸が、読んでいる現在を通過する不思議な感覚を味わった。

  • 最後まで読んだら面白いのかもしれないが、挫折した。最初も途中もつまらなかった。

  • ドラマは昔見ていた覚えがあるけど、この人の本を読むのははじめて。これ1冊で完結している話と勝手に思って読んでいたので、バチスタシリーズの続きというか先の話だったのは驚いた。正直、シリーズ関連作だって裏表紙のあらすじにもわかるように書いておいてほしかった。神倉さんがよかった。

  • 私向けではなかった

  • 海堂氏が新境地で青春学園ものを書いたのかと思いきや、こんな形で過去の作品と繋がっていたとは驚きました。軽さの中に若者に人生の本質を問う厳しさを織り交ぜるところは河野裕氏のシリーズを彷彿させます。
    賛否両論あるようですが、未来の医療技術が直面する可能性がある倫理的な命題に真っ向から取り組んだことが素晴らしいと思います。

  • 続編とは知らず、前作未読。
    単体でも成り立つけれど前作は読んでからの方が良さそう。
    コールドスリープっていう近未来的な題材のわりに普通の青春物語がメインでそのミスマッチ感があまり受け入れられなかった。
    同級生たちとのやり取りもなんだか小っ恥ずかしくて読みづらかった。

  • 色々考えながら、いろいろぶつかって、
    そして大人になっていくんだろうな。

    回り道や寄り道はあっても、
    きっと無駄な道なんてものは一つも
    ないんだろうな。

  • 目覚めたアッシの代わりに眠りに入った涼子。タイムラグのある中でアツシのは周囲に溶け込んでいく。記憶を維持するという事の意味を問う作品。目覚めた涼子とアツシのからみが期待。

  • 『モルフェウスの領域』続編。

    佐々木アツシ
    『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』
    『ナイチンゲールの沈黙』5歳、レティノで右目摘出。
    『モルフェウスの領域』9歳、左目に再発して凍眠。14歳、覚醒。

    『アクアマリンの神殿』は、モルフェウスから3年後(2022年)。17歳。
    『医学のたまご』もだいたい同時期。


    いつもちょっと物足りないから、次の本を手に取ってしまうのだろうか。
    でも次のサーガが続きとは限らない。
    『ひよこ』と『つばさ』の前に『たまご』を読み返さなくちゃ。


  • 前作「モルフェウスの領域」の続編


    5年間の眠りから醒めたアツシだが
    身体は、少しずつ成長したものの
    記憶は9歳のまま


    コールドスリープ状態になって
    1年で、両親が離婚し
    双方が親権放棄した挙句
    全く連絡がつかないという

    天涯孤独になったアツシを支えたのは

    東城大病院staffだった


    日常生活が送れるようになるまで
    院内の小児病棟で過ごすアツシ

    同い年で
    テトラカンタス症候群を患ってる少女の暴言により
    現代に引き戻される


    スリープ管理をしていた涼子は
    眠りから醒めたアツシの未来を考え
    自ら、コールドスリープ装置に入り
    装置開発技術者である
    西野に管理を託す


    西野から、涼子の管理を委託されるアツシ


    涼子がしていた事と同様に
    コールドスリープセンターに住み込み
    装置の、維持・管理をすることになる


    スリープ中の催眠学習により
    大学生を凌駕する程の、学習能力を携えたアツシだったが

    西野の指示により
    桜宮学園中等部に、途中編入し
    普通の中学生活を送る


    涼子の目醒めが近づくにつれ
    涼子が苦悩したのと
    同じ問題に、アツシも突き当たる


    葛藤の末、アツシが選択した方法とは…



    作中、半分は
    アツシの中学生ライフを描いている

    クラス内政治、友情、恋愛、クラブ活動
    などなど

    青春小説を読み慣れてないせいか
    非常に、くすぐったい感は否めない


    学生生活と同時に
    涼子のスリープ管理をしているため

    上司である、西野との関係性や
    天才ゲーム理論学者である
    曾根崎伸一郎との
    メールのやり取り

    なかなか忙しい日々である


    コールドスリープという
    特殊環境で、5年間過ごしたアツシが
    目醒めた後

    如何に、違和感なく
    社会に適合させていくかという問題と同時に


    近い将来、もしや
    同じような技術が開発され
    施行された時の、倫理的・社会的問題
    管轄省庁、医療従事者のあり方
    などなどが
    深く検証されているところが
    非常に興味深い


    新しい技術や制度は
    実際にスタートさせてみないと
    分からない部分があるというのは
    世の常であるが

    問題が起こった際
    柔軟に対応できる体制と、決定権を
    明確にしておくという事が
    如何に重要かということを学んだ作品だったな






    #アクアマリンの神殿
    #海堂尊
    #コールドスリープ
    #レティノプラストーマ
    #テトラカンタス症候群
    #桜宮サーガ
    #読書好き
    #ブクログ

  • モルフェウスの領域の後の話。そして、医学のたまごの少し前の話。医学のたまごほど思入れの強い作品はない。初めて海堂作品に触れたのが10歳。その時読んだのが医学のたまご。医師になりたいとほんのり思い始めていた時に読んだこの作品は、刺激的だった。医学生である今、このアクアマリンの神殿を読んだことに少し運命を感じる。久しぶり、海堂ワールドで胸が踊った。
    佐々木アツシの性格に若干の乖離が見られたが、彼の謎が解けた事が大きな収穫だ。今回も登場人物達に魅了された。

  • 涼子のその後の様子が気になって読んだので、アツシの学校生活にフォーカスしてるのは自分にはちょっと物足りなかった。前作の流れを期待していると意外な展開を迎えたという感じ。でも、学校生活を経験せずに歳を取った分を取り戻す生活だったことはすごくわかった。

  • 海堂尊はやっぱりすごい。

  • アクアマリンの神殿 (角川文庫)

  • モルフェウスに続き爽やかな読後感。モルフェウスは余分な枝葉がすっかり切り落とされてたが、アクアマリンは枝葉が多い。だが枝葉がなければアツシ君が成長する過程が見えない。子供だった彼はいきなり大人にはなれない。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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