アクアマリンの神殿 (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 914
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040225

作品紹介・あらすじ

未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ海堂さんの本です。
    モルフェウスの領域の続編と知ったのは、読後の解説だったので、新鮮で面白かったです!
    医療小説と青春小説の両面があり、私的には学園ラブコメっぽい部分が面白かったかな。
    早速、モルフェウス~も読んでみようと思います。

  • 未来医学探究センターで暮らし、真実を隠して中学生活を送る少年。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、重大な決断を迫られ…。

  • 未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

    前作は、アツシが目覚めて新しい生活と彼という問題提起、ということで終わったが、今作は、目覚めることなくアツシの決意までで終わってしまった。結局のところのゴールドスリープ問題自体解決しないで終わってしまった感が否めなかった。

  • ラノベだ、と思った。コールドスリープという未来の医療を題材にしているものの、あのアツシ君を狂言回しにして展開する様は、桜宮学園の青春ドタバタコメディー、それも文化祭に関する描写は『涼宮ハルヒの溜息』を彷彿とさせる。SFの時間軸が、読んでいる現在を通過する不思議な感覚を味わった。

  • ドラマは昔見ていた覚えがあるけど、この人の本を読むのははじめて。これ1冊で完結している話と勝手に思って読んでいたので、バチスタシリーズの続きというか先の話だったのは驚いた。正直、シリーズ関連作だって裏表紙のあらすじにもわかるように書いておいてほしかった。神倉さんがよかった。

  • 私向けではなかった

  • 海堂氏が新境地で青春学園ものを書いたのかと思いきや、こんな形で過去の作品と繋がっていたとは驚きました。軽さの中に若者に人生の本質を問う厳しさを織り交ぜるところは河野裕氏のシリーズを彷彿させます。
    賛否両論あるようですが、未来の医療技術が直面する可能性がある倫理的な命題に真っ向から取り組んだことが素晴らしいと思います。

  • 続編とは知らず、前作未読。
    単体でも成り立つけれど前作は読んでからの方が良さそう。
    コールドスリープっていう近未来的な題材のわりに普通の青春物語がメインでそのミスマッチ感があまり受け入れられなかった。
    同級生たちとのやり取りもなんだか小っ恥ずかしくて読みづらかった。

  • 色々考えながら、いろいろぶつかって、
    そして大人になっていくんだろうな。

    回り道や寄り道はあっても、
    きっと無駄な道なんてものは一つも
    ないんだろうな。

  • 目覚めたアッシの代わりに眠りに入った涼子。タイムラグのある中でアツシのは周囲に溶け込んでいく。記憶を維持するという事の意味を問う作品。目覚めた涼子とアツシのからみが期待。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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