ヒマワリ:unUtopial World 1 (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2016年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041040416
作品紹介・あらすじ
「私はこの世界は間違っていると思います」
四年前のある事件をきっかけに、やる気と前向きさを失ったヒマワリこと日向葵。学校に行かず罪悪感を覚えつつも最悪な日常を送るヒマワリだったが、高校の生徒会長・桐原士郎と“ジャッジ”を名乗るハイテンションな女性に巻き込まれ、無差別(なんでもあり)のバトルゲーム“ルール・オブ・ルーラー”に参加することになり!? この世界を統べる権利をかけて――咲き方のわからないヒマワリが勝負(バトル)に挑む!
感想・レビュー・書評
-
林トモアキの新シリーズ兼精霊サーガ完結編。悪い評価はつけたくないのだが……林トモアキでなければ1巻で即切っただろう。
カラードギャングに精霊という超能力を使ったバトル、大災害を生き残ったことによるトラウマをもった主人公とどこかで聞いたことのある題材に、時代遅れの物語という印象を抱いた。FateSNの士郎のトラウマとFate/EXTRA CCCのジナコの無気力さ、マスラヲのヒデオの朴訥とした語り口を足して3で割ったような主人公に、過去の作品の影がちらちら見えた。舞台が近未来のため、スズカの傍若無人な振る舞いやヒマワリの無謀さがひどく目立つ。スズカが魔人だと分かってからは、まぁ魔人なら仕方がないと思えるようになったが、それまでは無茶苦茶なスズカの言動に困惑しながら読んだ。正直なところ2巻は様子見かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
林先生の精霊サーガ新作にして完結編。舞台はレイセンから少し後の時間軸で前作の登場人物もチラホラと。ってことは我らがヒキニパ閣下もいずれ出てくるだろうか。主人公は引きこもり女子高生で舞台は現代世界と昨今のラノベ業界に喧嘩を吹っ掛けてるとしか思えない設定らしいですが、それもこの著者らしいかと。ヒマワリもイイカンジに狂ってるみたいですし。物語はまだプロローグといった感じなので、文字通りここから話が、世界がどう拡がっていくか楽しみです。
-
新シリーズだけど、やっぱり続き。
主人公の彼女、改造されてるんじゃね?と思わなくも。
ドクターが興味示さないところがなあ。