新装版バッテリー 第2巻 (2)

柚庭千景 あさのあつこ

• KADOKAWA (2016年3月24日発売)

作品紹介・あらすじ

天才ピッチャー・巧とバッテリーを組んだ豪。それぞれの野球への想いは交差し、時には衝突しながらも、たしかな絆を深め始めた。しかし、病院の跡取り息子である豪に、野球を止めさせたい彼の母親は…！？

感想・レビュー・書評

[幸音さんの感想 · 2016年3月28日]

新装版で再読。
１巻の感想に書き忘れていたけど、カラー巻頭の収録が嬉しい。

バッテリーを組んだ巧と豪。
豪の母親だけではなく自分の母親も「豪に(青波に)野球をやめるように言ってやって」と巧に頼むのは違うと思う。
「学校に行かない」と怒った青波に諭す巧がちゃんとお兄ちゃんっぽくて好きなシーン。なのに、その後無茶する青波に「無理だよ」と言ったり、キャッチボールする青波の真意に苛立ちをぶつけてしまうシーンはつらくなる。

あとがきで触れられた漫画版青波のモデルは、新書版あとがきで知った身としてはにやり。かなり似てる。