京都 恋地獄 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041062

作品紹介・あらすじ

京都にひっそりと暮らす女性作家には、忘れられない男がいた。妻子がいながらも、女癖が悪く、夢を追いつづけた男は、彼女の身体と心に燃えたつような快楽の痕を残していた。夏のある日、取材で幽霊が見えるという老女に会う。愛する男を必ず喪うという数奇な運命に翻弄される老女の話を聞くうちに、封印したはずの愛の記憶が蠢きだす……。古都を舞台に、男女の愛欲と情念が絡み合うさまを、艶やかな筆致で描く。

感想・レビュー・書評

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  • 初の花房観音さん。個人的には最後の星野さんはちょっと寂しいかな。なんで関係もった後に突き放すようなこと言うんだろ。最初から知ってたなら、しなければよかったのに。結局きもちいことしたいだけなのって。わからないでもないけど、自分が優位に立ったように言い捨てて帰っちゃうのはさすがに寂しいよ。

  • 京都旅行中に京都を舞台にした本を手にとってみたのが本書。著者の著作は初めて読んだ。

    自分の価値を男に依存することと、人肌恋しいこととはちょっと違うと思うのだが、女性(著者)にとっては、苦しい恋愛というカテゴリーで同じことなのか?

    若い頃には、ダメな男から離れられない女のストーリーを聞いたり読んだりすると、無意味に嫉妬や無力感を覚えた。久しぶりにそんなストーリーを読んで、若い頃の気持ちを思い出したものの、同じ気持ちにならない自分をおっさんになったと感じた。

    それでも、最後の約10ページは蛇足だと思う。また、文庫は解説も楽しみにしてるのだが、(私の解釈が違うだけかもしれないが)解説者が本書を理解しているようには思えず、解説が面白くなかったことも残念。

  • 花房観音の4冊目を読んだが、これは、ストーリー性も低く面白くなかった。題名の意味もわからない。

  • これまで客観的な視点で描いた小説が多かった著者が、珍しく自分自身をモデルに主観的な視点で描いたような小説。これまでの文学的性愛小説とは一味違うホラーテイストの性愛小説に仕上がっている。作品の中で東日本大震災にも触れていることから、震災の影響が作風の変化にも現れているように思う。

    幽霊を見たいという主人公の女性作家と幽霊が見えるという老女の性愛の物語が交互に綴られ、主人公が導き出した答えとは…

    京都の歴史と先人たちの思いを感じさせる風景と老女の語る奇妙な物語がより一層男女の関係の恐ろしさを際立たせている。

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著者プロフィール

はなぶさ・かんのん
京都市在住。京都女子大学中退。映画会社、旅行会社勤務などを経て、2010年「花祀り」で第1回団鬼六賞大賞を受賞し作家デビュー。女性のエロスを流麗な筆致で綴る。著書には『女の庭』『女坂』『指人形』『楽園』『やすらいまつり』『花びらめくり』『情人』『わたつみ』『色仏』『鬼の家』『くちびる遊び』『半乳捕物帳』などがある。新書『愛欲と情念の京都案内 魔の潜むこわ~い街へようこそ』も好評。

「2018年 『恋塚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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