はなとゆめ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 437
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041147

作品紹介・あらすじ

8歳の清少納言は、帝の后である17歳の中宮定子様に仕え始めた。宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、才能を開花させる。しかし藤原道長と定子様の政争に巻き込まれ……。魂ゆさぶる清少納言の生涯!

感想・レビュー・書評

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  • (カバーのイラストが違う…今年あたらしくなったのかしら? 限定版?)

  • 枕草子は学生のときに少し読んだけど、当時は正直あまり面白いとは思わなかった。
    この本を読んで、清少納言に持っていたイメージが変わりました。
    見方というか、読み方によってこうもイメージって簡単に書き変わるんだと、ちょっと恐ろしくなるぐらい

  • 私の中の清少納言像は、田辺聖子さんの『むかし・あけぼの』と杉田圭さんの『うた恋』で形成されていたんだけど、冲方さんのは、定子さま好き過ぎ清少納言でした。

    所々、「わかる…」って共感できるのはなんでだろうって考えていたんだけど、ようやく理由がわかった。
    これってあれだわ、女子校のノリだわ。
    なぜ男性作家に女子校が描けるのかという疑問はさておき、つまるところ枕草子っていうのは、
    日本の四季は趣があってそれぞれ素晴らしい。
    それより定子さまがとても可愛らしくて、そのうえお綺麗でツラい。
    男性と詠み交わした歌が、機転が効いていると評判になっているようで、嬉しい。
    それにしても定子さまと帝が仲睦まじくて尊い。
    っていう日記で、これって現代のオタクと変わんないじゃん…とか思ってしまう。
    そして、自然を愛でたり、子どもを可愛いと思う感覚は1000年経っても変わんないんだなあと思う。

    枕草子の「牛車が蓬を轢いたのか、車輪が廻るにつれて車の中まで蓬が薫るのが良い」という一節が好きだと、ずいぶん前に知り合いに話したこととがある。
    するとそいつは、「じゃあ車輪に潰した蓬を塗りたくればいいじゃん」などと宣いまして。
    そういうことじゃないんだよな。

  • ほぼ全編枕草子を下敷きにしているんですかね?
    海月の骨の話は高校の授業でもやったので懐かしかった!

  • 昔の人の考え方も今とそんなに変わらないんじゃないかと思える話。

    清少納言が宮に上がって、書き始めることになるところまで

  • あの超有名エッセイスト清少納言が、枕草子に込めた主人への愛情!
    武士とは違ったタイプの、感動忠義物語!

  • うーん…
    良くも悪くも枕草子、ですね。

    もちろん、清少納言の物語だとは知って読んでいるのですが、枕草子を全編読んでいる人にとっては物足りないと思います。
    基本的に古典の教科書でも絶対勉強する「枕草子」に、当時の状況を織り交ぜた物語になっています。なので、このエピソードも、あのエピソードも、枕を読んだことのある人にとっては「それ知ってる…」という状態です。
    逆に枕をあまり読んだことのないひとにはいいのかも。

    まぁ…華とか、ちょっとラノベというか中二病的な表現の気もします…
    残念ながら、まだこの章終わらないのかな? って読みながら飽きてしまいました。
    もともと新聞連載で、当時の挿絵を担当されていた遠田志帆さんの美しい絵が収録されていたら星はもう一つ付くのですが…

  • 2.8

  • 図書館で。
    清少納言というと高飛車で言いたいこと言う才女、というイメージが強かったのですがそれは後世についたイメージだったんですねぇ。まあでも確かに先代を持ちあげられちゃあ現職に付いてる女御たちは面白くはないだろうしな。特に日本は亡くなられた方を美化する傾向があるように思うので定子様を悪く言えない代わりに枕草子と清少納言が矢面に立ったのかな?

    時代背景が違うので殿上人に声をかけられて身がすくむ思いであった、とかお声をかけて頂いて天に昇る思い、というような感覚は今の時代では正直よくわからないなぁ…と言った所です。そして最初は無駄に主人公が卑屈で、勿体ないお言葉をやんごとなきご主人さまがかけてくださっているのにその対応はどうなの?とこちらの方がイライラしました。過度の謙遜とかって反対にイヤミなものなんだなぁ…

    最良の時を知り、その主の素晴らしさを残すために認められた、そう言う書だったんだなぁ、枕草子って。今度読んでみようかなぁと思うけど…うん、多分古語で躓きそう。現代語訳とか出てるのかしら…

  • 日記のように史実が書いてあって淡々と進む。教科書のようでつまらない。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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