破門 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784041041178

作品紹介・あらすじ

映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は本家筋の構成員を病院送りにしてしまう。組同士の込みあいをふたりは切り抜けられるのか

みんなの感想まとめ

極道と建設コンサルタントの凸凹バディが繰り広げる、緊迫感あふれる物語が展開されます。主人公たちは、映画製作への出資金を持ち逃げされたことをきっかけに、関西からマカオまでを舞台に詐欺師を追い詰めていきま...

感想・レビュー・書評

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  • 今回も失踪した映画のプロデューサーを追って香港・マカオ、四国まで飛び回る。敵は本家筋の同業者。
    イケイケやくざの桑原と二宮の絶妙なやりとりが面白さを盛り上げていた。
    もちろん、この疫病神シリーズを読破したい。

  • たぶん、ストーリーのスピード感ある展開が読みどころだと思うのですが、ほぼ大阪弁の会話で構成されていて、上手く入りきれなかったです。

    • hibuさん
      おびさん、こんばんは!
      大阪弁はあきませんでしたか?
      私は学生時代大阪に住んでいたので、第二の故郷感があり、楽しめました!
      人によって好みが...
      おびさん、こんばんは!
      大阪弁はあきませんでしたか?
      私は学生時代大阪に住んでいたので、第二の故郷感があり、楽しめました!
      人によって好みが分かれることがまたおもしろいですね。
      2023/07/02
    • おびのりさん
      hibuさん、こんばんは!
      昨日は、コメントのフォローありがとうございます。^_^
      大阪弁は、たぶん大丈夫と思います。谷崎の卍の大阪弁語りは...
      hibuさん、こんばんは!
      昨日は、コメントのフォローありがとうございます。^_^
      大阪弁は、たぶん大丈夫と思います。谷崎の卍の大阪弁語りは、良かったですもの。
      会話で進んでいく感じが、どーもダメですかねー。
      あとは、裏社会に疎すぎたですかねー。
      コミック系だと裏社会物好きなんですけど。
      次、行きまーす♪
      2023/07/02
    • 土瓶さん
      「悪逆」も大阪弁の会話がかなり多かったわ。
      たぶん似たような感じなんだろうな。
      「悪逆」も大阪弁の会話がかなり多かったわ。
      たぶん似たような感じなんだろうな。
      2025/10/30
  • 【Audible】

    久しぶりの疫病神シリーズ。
    やはりおもしろい。

  • 『破門』:直木賞受賞作
    テンポとリアリティが炸裂する、
    極道×カタギの凸凹バディ。

    1.物語
    建設コンサルタントの二宮と、イケイケヤクザの桑原。この「疫病神コンビ」が、映画製作への出資金詐欺被害をきっかけに、関西からマカオまでを詐欺師確保にむけて奔走する物語です。

    2.選考委員(東野圭吾さん・浅田次郎さん)の書評

    ●浅田次郎さんの評
    細密なディテールの集積は、まったく映像の表現しきれぬ、小説ならではの世界である。(中略)強く推した。

    ●東野圭吾さん
    普通の人間社会の常識が通用しない異世界を見事に描いている。会話の練り方も半端ではない。(中略)作者にしか描けない独自の世界で、それを貫くことで勝ち取った受賞だと思う。

    3.推しポイント
    一気読み必至の「熱量」

    読書のスピードを加速させるテンポの良さがこの本の最大の魅力です。

    その要因は、選考委員の書評にもあった通り、まるで漫才のような会話中心の構成にあります。

    二宮と桑原の関西弁による軽妙なやり取りは、緊迫した状況の中でも読者を飽きさせず、ページをめくる手が止まりません。

    4.読みおえて
    堅気の世界から想像できないほどのリアリティ
    この小説の大きな醍醐味は、極道のリアルな世界の描写です。

    ・組同士の力関係
    ・仁義
    ・資金回収の手口

    そのディテールは生々しく、読んでいるこちら側まで緊張感が走ります。

    著者が、マカオまで数回取材に行かれているとのことで、海外パートも含めた描写のリアリティに圧倒されます。
    その結果、「ありそう」と感じさせる描写が続き、頭の中で映像として甦るような感覚で読めました。

  • 映画制作の裏側やヤクザのディープな世界が興味深い。
    主人公2人の軽妙なやり取りが面白く、かつストーリーも最後まで飽きることなく面白かった。

  • 感想
    二宮もお金がないのに美味しいもの食べたり、博打したりどうしようもないな。

    いつも桑原は最後の最後までお金を騙し取ろうとして失敗するパターンだな。

    しかし、桑原の今後はどうなるのか?二宮も廃業か?


    あらすじ
    二宮は暴対法の影響でサバキの仕事が減って青息吐息であった。そこに、二蝶会の嶋田がVシネに出資することになったので、桑原と二宮に脚本家にアドバイスするように言う。

    プロデューサーの小清水は出資された金を持ち逃げする。小清水を追ううちに桑原は同じ川坂系の上部団体の滝沢組とモメる。

    二宮が手に入れた情報で、小清水を追いかけて、マカオへ行く。二人は小清水を香港で捕らえて、詐欺の絵図は滝沢組が描いたことを知らされる。1400万円を取り返すも残りの2500万円が見つからない。

    小清水を追い、滝沢組とモメる。小清水は逃げ出すが、なんとか捕まえる。滝沢から若頭の嶋田に決着をつけるように圧力がかかる。桑原は、滝沢組の上部の亥誠組の若頭に仲裁してくれるように金を預け、絶縁を免れる。滝沢組に小清水のガラを渡すように約束したが、小清水の残りの2500万円を手に入れるために約束を反故にして、2500万円せしめる。

    しかし、川坂系の組内でモメたことが仇となって、桑原は破門される。

  • 560ページぐらいあったけど、舞台が大阪と言うこともあってイメーションしやすく読みやすかった。ヤクザとカタギ?のコンビの掛け合いが最高に面白い。コミカルなバディものとして楽しみみした。直木賞作品なんですね。

  • 男2人の会話がたのしい!

    ヤクザの桑原
    そんな桑原を恐れないカタギの二宮

    ストーリーよりも、この2人の会話がまるで漫才のように繰り広げられる楽しさがハンパじゃなかった!

    内容はヤクザものだし、ゴリゴリの大阪弁なので好き嫌いは分かれてしまうかもしれないけど自分はすごい好きです!

    他のシリーズが読みたくなった

  • 関西弁の会話がテンポ良く展開され、次第にストーリーに引き込まれて行きます。すごく面白いです。オススメ!

  • 疫病神シリーズ第5弾。

    「疫病神」→「国境」→「暗礁」→「螻蛄」と計6冊を連続して読み、そして本作。本作で直木賞受賞。なので、タイトルだけは以前から知っていた。

    今度は映画プロデューサーを追いかけて、香港、マカオへ。

    桑原と二宮のコンビのやり取りは相変わらず楽しい。
    シリーズ7作を連続して読んでいるので、若干のマンネリ感は拭えないが、それでも楽しい。ずっと2人のやり取りを読んでいられる。

    いつものように移動、カチコミ、病院、移動という展開だが、面白いのだから構わない。

    タイトルにもあるように桑原が二蝶会を破門になってしまったが、次作どうなるのか。しかし、本シリーズは残り「喧嘩」と「泥濘」しかないので、いったん休憩して違う作品を読むことにする。

    星は3つでも4つでも。

    あと、新作はでないのか。

  • ヤクザ小説、刑事小説と違って、ヤクザ言葉のオンパレード、とても読み易い、会話が上手いで人物の表現力が豊かで分かりやすい。
    概要
    「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」

    ヤクザを使ってヤクザを抑える対策を建設業界では〝前捌き〟と呼び、略してサバキという。

    ノンケとゲイの違いは、基本的には性的指向にあります。 ノンケは異性愛者を指し、異性に対して恋愛感情や性的魅力を感じる人のことです。 一方、ゲイは同性愛者を指し、同性に対して恋愛感情や性的魅力を感じる人のことです。

    亥誠組傘下の滝沢組と二蝶会傘下の嶋田組では明らかに分がわるい。亥誠組六百人、二蝶会六十人──。滝沢組五十人、嶋田組十数人──。組員数にしても圧倒的な差がある。

    神戸川坂会の組織図において直系の亥誠組と二蝶会は同じ二次団体であり、布施は亥誠組の若頭だから二蝶会組長の森山よりランクは下だが、組の格と大きさがまるでちがう。亥誠組の諸井は本家の若頭補佐で組員数六百人。布施組の組員数は百二、三十人で、二蝶会のそれは六十人だ。ついでにいうと滝沢組の組員は五十人。滝沢組単体でさえ、二蝶会とはいい勝負だ。

    「滝沢組は亥誠の組内で、本部長の布施は亥誠組の若頭やぞ」、滝沢組の若頭は広瀬

    「小清水がいうには、この一件は滝沢組が図を描いたみたいです。組長の滝沢が嶋田さんに見せた手形は小清水から手に入れた白地手形です」  初見という滝沢組の幹部が小清水を操っているといった。
    序列、亥誠組の若頭布施、布施組の組長は布施、若頭は?、「滝沢は諸井の舎弟で、布施は諸井の子分や」、川坂会の直系組長は二蝶の森山組長、若頭は嶋田組長、若頭は桑原、その尻が二宮

    滝沢組の上部団体は亥誠組で組員六百人。組長の諸井は神戸川坂会の若頭補佐だ。その亥誠組の副本部長が滝沢組の組長、

    「亥誠の本部事務所に行ったからや。組内のことは若頭が仕切ってる」  布施組の事務所に行けば組長の布施には会えない。布施組の若頭が対応する、と桑原はいう。

    と桑原はいう。「──けど、それで終わったわけやない。滝沢は小清水が振り出した手形を持ってる。嶋田の若頭が判子を押した『フリーズムーン』の出資契約書も持ってる。そいつを取りもどさんことには、いつまで経っても、滝沢と嶋田の喧嘩の火種が残るんや」

    諸井には本家の若頭補佐いう体面がある。次の若頭を狙うてる諸井は、滝沢に手を引けというた。……滝沢はなにもかも初見のせいにして、詰め腹を切らせたというのが、わしの見立てや」 「滝沢組の若頭は広瀬いうて、広瀬は初見が煙たいんです。初見の絶縁は広瀬が滝沢に吹き込んだんですわ」

    --------------------------
    映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが――。
    第151回直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!
    2016年12月刊行予定の、『破門』の続編『喧嘩』冒頭を収録した電子特別版!!
    -----------------------9-
    解説)石井 晃(紀伊民報編集局長)

    楽しみといえば先日、『小説 野性時代』に連載されていた『喧嘩』が完結した。『疫病神』『国境』『暗礁』『螻蛄』『破門』と続く「疫病神」シリーズ第六弾

  • ヤクザ系の話は苦手です。
    うっ…ときます。これも、うっ…とくる部分も。
    刺されて、肺に穴が開いて手術したのに、動き過ぎて傷口あいて再手術とか…。

    直木賞や芥川賞の受賞作を最近まとめて読んでいるので、慣れたのか…評価される作品はやはり読みやすいのか…。
    一気に読んでしまいました。
    解説にもありましたが、スピード感があるのかな。


    親がヤクザで、本人はカタギの二宮。生業とする建設コンサルタントは、建設会社とヤクザとの折衝をするので、交友はあるし、顔もきく。でも、ヘタレで、甘え上手。
    ヤクザの桑原は、ずる賢い。暴力的であるが、ギリギリの線で、生き延びるすべを知っている賢さがあるのかな。
    この2人のやり取りが、面白い。

    映画プロデューサーの小清水が、逃げて、それによって、桑原やその親分の嶋田に損失が発生。小清水を探す中で、他の組が出てきて…組同士の闘争になっていく。
    小清水が、なかなかの詐欺師で、桑原との化かし合い。うわ~まだ騙す…そこも…そんな巧妙に…すごっ!それに巻きもまれながらも、自分の立ち位置を思考していく二宮。基本の舞台は大阪ですが、マカオに行ったり…今治に行ったり…。
    マカオのカジノの描写が良くわかなないけど、賭けの仕組みが詳細に書かれていて、ちょっと勉強したくなる。


    「破門」は、黒川博行氏の「疫病神シリーズ」なのですね。
    ・「国境」…二宮と桑原が北朝鮮に渡った話らしい。
    ・「悪果」
    ・「蒼煌」
    「悪果」と「蒼煌」は、登場人物はかぶらないのですね。「国境」は、「破門」の中にも出てきた、二宮と桑原が北朝鮮に渡った話だそうなので、ちょっと読みたいかも…。

    これも映画化されてるのですね。確かに見たいかも。
    https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/04885/

    小説読了185冊目。ブクログ内で。

  • あらすじ

    建設コンサルタントの二宮は、二蝶会のヤクザ・桑原から映画製作を手伝って欲しいと頼まれる。小清水という映画プロデューサーが二蝶会に持ち込んだ、映画「フリーズムーン」の企画書。二蝶会の若頭・嶋田が映画に出資したので、何としても売れる映画にしなければならないという。しかし小清水は、嶋田や他の出資者から集めたカネを持って愛人の玲美と失踪する。小清水の行方を追う二宮と桑原だったが、その途中、桑原が尼崎の亥誠組と揉め事を起こしてしまう。亥誠組は二蝶会が属する神戸川坂会の本家筋で、二蝶会よりも格上。亥誠組副本部長の滝沢は、桑原のことを不問にする代わりに「フリーズムーン」製作委員会の手形の決済を求める。実は「フリーズムーン」の詐欺は、滝沢組が裏で糸を引いていた。小清水がマカオにいるという情報を入手した二宮は、騒動を収束させるため、小清水を捜して桑原とマカオを奔走する。
    感想
    任侠物語、意外に面白かった。

  • シリーズ疫病神、5作目。直木賞受賞作。
    映画製作の出資金をプロデューサーの小清水に持ち逃げされた桑原と、いつものごとく巻き込まれた二宮。小清水の行方を追ううちに、同じ組の本家筋の構成員が裏で糸を引いていることが発覚し、邪魔をしてきたチンピラを桑原が半殺しにしてしまい、それが組同志の込み合いに発展していく。

    3作目の暗礁をすっ飛ばして5作目を読んでしまったけど問題なかったです。
    ヤクザの同じ組でも枝別れした組織があって、その中でも格上とか格下とか色々あってちょっとややこしかったけど、とにかく逃げた小清水を地獄の果てまで追いかけまわしてぼこぼこに殴り飛ばして金を取り返すっていう今までのシリーズの中では一番単純明快でわかりやすいストーリーだったんじゃないかと思いました。
    相変わらず桑原はイケイケで怖いものなしで立ちふさがる相手は同じ組内の格上組織の構成員でもお構いなしに半殺しにするから痛快。このシリーズあんだけドンパチやってても誰も死なないのすごい。
    そして、二宮も桑原の扱いがうまくなってきてことあるごとに金をくすねようとするところ笑う。いいコンビだなぁ。ところどころ挟まる食事風景が妙に美味しそうなのも好き。あと、二蝶会若頭の嶋田さんが人格者で好きです。
    同じ組内の構成員同士でいざこざを起こした罰で二蝶会を破門されてしまった桑原、これからどうなるんだろう。続きも楽しみです。

  • なんだろう…ざっと読み切れはしたけれど、
    インコをあれだけ喋らせる意味
    いとこへの行動の気持ち悪さ
    黒川作品の中のこの作品が直木賞なのか

  • 登場人物の男性陣は誰1人まともな人がいない‥
    二宮の金魚の糞ぶりに呆れてしまうし、桑原の向こう水さは命がいくつあっても足りない!
    でも二宮も桑原も結局逃げずに戦い抜く姿に仁義を感じた。

  • 黒川博行さんの疫病神シリーズの5作目。めちゃくちゃな面白さ。

    映画製作への出資金を持ち逃げされた暴力ヤクザの桑原と建設コンサルタントのダメ男二宮。失踪した詐欺師を追っているうち、桑原は邪魔するゴロツキを病院送りにします。ところが、なんと相手は本家筋の構成員。本書は、組同士の込み合いの中で危険な状況に追い込まれた桑原の生き残りを賭けた大勝負とそれに巻き込まれる二宮の活躍と災難を描きます。

    予想のつかないストーリー、テンポの良さ、大阪弁の美しさ(?)で読ませるのはいつもの通りですが、今回はヤクザ組織の込み合いで二宮を必死に救おうとする若頭・嶋田の侠気が光ります。また、本書では桑原と二宮の食事のシーンが頻繁に出てきます。「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが目玉焼きパンを食べるシーンを思い出しました。やはり、桑原と二宮は「仲間」です。

    前巻と同様、本書も睡眠時間を削っての一気読み。登場人物が多く、詐欺師、本家筋が複雑に絡み合うので、一気読みをお勧めします。直木賞を取った本書だけを読んでも楽しめると思いますが、二宮と桑原の腐れ縁を理解するためにも第1作の「疫病神」から読んで頂ければと。超一級のエンターテイメント。読んでない人は幸せです。

  • 【2026年70冊目】
    小説を映画化する話が浮上し、舞台となる北朝鮮に行ったことがあった建設コンサルタントの二宮は、ヤクザの桑原と共にネタの提供を行うことに。だが、話はそれだけでは終わらず、プロデューサーが映画の制作費を持ち逃げしたことから、半ば桑原に引きずられるように二宮も金の行方を追うことになり――疫病神シリーズ第5弾。

    シリーズものですが、第4弾までを読んでいなくても問題はありません。読みやすい文体なので、するすると読めました。とにかくずーっと追いかけているお話です。どこで落とし前つけるのか、タイトルの意味はなんだろう?、と思いながら読んでいましたが、なるほどでした。

    ヤクザものが好きな方なら、楽しく読めると思います。映像化しても映えそうです。

  • 疫病神シリーズ5作目。これで直木賞を受賞したらしい。疫病神シリーズなので前に一度読んでいると思うが、全然覚えてないなぁ…。

    女性陣が全然魅力的じゃないのが残念だけど、まあ、そもそもがお飾りとしてちょろっと作品に花を添えるために出てくる程度の存在なので、こんな感じになるのは仕方ないんかな。10年ほど前の作品だけど、今やったら女性の描き方の点で受賞はちょっと難しいのではないかという気がする。というか、なんで『国境』でとらなかったのか…。

    話自体はいつものごとく、二宮が桑原の儲け話にのって(ほぼ巻き込まれて)詐欺にあい、その金を取り戻すためにみんなでドンパチする。

    カジノのシーンがやけに詳しく書かれてるけど、カジノ全然分からない&興味ないので、ちょっと読むのが苦痛だった。

    会話はあいかわらず抜群の軽快さで楽しい。

  • 4.5 ひきこまれまくる

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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