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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041041437
作品紹介・あらすじ
逃れられない死に、人はどう向き合えばいいのか――。
進行がんにかかりながらもその現実を受け止め、
軽やかに淡々と生きる著者は、
自己の執着から離れ、いのちより大切な
自分だけの価値を見つけていました。
生と死に向き合うヒントを伝えます。
だれもが死に対して、自分の存在が消えるという恐れを抱きます。
万国共通のこの「いのちの苦」に対して、
外国では「いのちのケア」の専門家が医療の現場で患者さんをケアしていますが、
一方で、日本は医療技術は世界の最先端ながらも
「いのちのケア」の部分がすっぽり抜け落ちています。
医師として僧侶として、患者さんの「いのちの苦」に向き合ってきた著者は、
30年以上にわたって「いのちのケア」の専門家の必要性を訴えてきました。
その著者が、2016年10月に進行がんにかかっていることがわかりました。
判明した時点で、すでにステージ4bというがんのなかでももっとも進んだ段階、
6か月生きていられる確率は50パーセントという状況でした。
にもかかわらず、その後も変わらない日々を送り、招待された講演会も快く応じられています。
本書の制作を始めた当初は、自ら「完成した本は見られないですね」と言っていたのですが
治療法が功を奏し、完成まで校正もていねいにしてくださいました。
数百人の患者さんを看取り、つねに生と死について考えてきた著者ならではの
深い洞察をやさしくまとめました。
付録として、「いのちのケア」の専門家である「臨床仏教師」を養成している
神仁さんとの対談や、
著者が「いのちのケアの経典」と位置付ける般若心経の解釈なども掲載。
生と死を考えるヒントになる一冊です。
著者プロフィール
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