一華後宮料理帖 (1) (角川ビーンズ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041864

作品紹介・あらすじ

『おいしい』――その一言が私の居場所になる。故国で神に捧げる食事を作っていた理美は、大帝国崑国へ貢ぎ物として後宮入りすることに。その際、大切な故郷の味を奪われそうになった所を食学博士の朱西に助けられる。彼の優しさに触れた理美は再会を胸に秘め、嫉妬渦巻く後宮内を持ち前の明るさと料理
の腕前で切り抜けていく。しかし突然、皇帝不敬罪で捕らえられてしまって? 「食」を愛する皇女の中華後宮ファンタジー!!

感想・レビュー・書評

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  • 大陸の崑国に貢物として、和国の皇女理美が贈られる。神と斎宮の料理番だった理美は、和国の料理をすることによって、自分の居場所を見つけていく。
    食学博士の周朱星、宦官の蔡伯礼、皇帝の龍祥、五龍の珠ちゃんなど、登場人物たちは個性的だが、理美は料理によって、彼らの間に素晴らしい波紋を広げていく。ハラハラさせるけど、最後に温かい気持ちにさせてくれた。

  • またしても後宮ものですが、今までになく爽やかな作品でした。自分の料理を「おいしい」と思ってもらうことで、居場所を作ってきた、打算のない、のほほんとした女の子をイケメン達が取り合います‼️
    少女漫画な展開をひたすら楽しみました♥️

  • 古今東西、胃袋を掴んだ者は強いわよね。珠ちゃんですら理美の手中にさっさと落ちたしw。このお話はこの先、医食同源みたいに食で人の心を癒したり事件解決したりしていくのかな。理美の相手はもはや朱西で決まったようなもんだけど、孤独な皇帝を陥落させる方向でも、それはそれで萌えるんだけどな。

  • 設定面白いです。すらすら読めます。
    ただ皇帝が毒見なしで食事するところと、女官であるヒロインが男性官吏の監督のもと後宮からでてあれこれしたりするところが、少女漫画だなぁと思います。

  • コバルト文庫みたいで懐かしいと手に取った。
    最近この手の話は読んでいなかったので、初めに登場人物紹介のイラストがあってちょっと嬉しい。
    伏線もきれいに回収して、読みやすくドキドキはらはらも入れて上手くまとめられていた。
    主人公も嫌味のない素直な子で、読んでいて気持ちが良い。

    図書館ではこの巻が貸出中でしばらく待って借りれたが、私の後にも予約が入っていて結構人気のようだ。
    まだまだ続きがあるので楽しみ♪

  • 「時々緊張感が足りない漬物ヒロイン」と「天然むらむら博士のヒーロー」の2人がメインの中華風ファンタジー。食がテーマなのも好み。後宮ものにしてはどろどろとした感じは少ない。今後主人公周りの関係がどう変化していくのか楽しみ。おもしろかった。

  • あくまでライトノベルだった。
    下調べもあまりせずに書いた感じだけど、軽くて読みやすいし、私の乙女心がワクワクします(笑)

  • コバルト成分が欲しいので読みました。

  • 過度に重たくならずほんわか可愛い作風が好きな作家さん。今作も重た目な境遇なキャラが多いながらほのぼの優しい仕上がり。

  • 『おいしい』――その一言が私の居場所になる。故国で神に捧げる食事を作っていた理美は、大帝国崑国へ貢ぎ物として後宮入りすることに。その際、大切な故郷の味を奪われそうになった所を食学博士の朱西に助けられる。彼の優しさに触れた理美は再会を胸に秘め、嫉妬渦巻く後宮内を持ち前の明るさと料理の腕前で切り抜けていく。しかし突然、皇帝不敬罪で捕らえられてしまって? 「食」を愛する皇女の中華後宮ファンタジー!!

    たった一人で異国の後宮へと送られ、名前まで変えられ…結構ハードな状況でありながら、持参した壷を拠り所に前向きに頑張るヒロインがなかなか強い。
    やっぱ胃袋を掴むのは重要だよね。最初から多分これ鼠じゃあないよねって気がしていたけど、龍だったのか珠ちゃん。懐かれて良かったような悪かったような。
    博士の朱西といい感じになっていく感じかな。普通に優しいしポイント高いんだけど、何故か個人的には陛下ルートへ進んで欲しい。後宮入りしてる時点で一応もう奥さんなんだけどね。陛下の胃袋掴んで正妻ルート期待したいなぁ。まぁ今回は料理っていっても漬け物と出汁しか出てこなかったけど…。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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