にぎやかな未来 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2016年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041041994

作品紹介・あらすじ

「超能力」「星は生きている」「最終兵器の漂流」「怪物たちの夜」「007入社す」「コドモのカミサマ」「無人警察」「にぎやかな未来」など、41篇の名ショートショートを収録。

感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimited で読了。
    そのナンセンスさに、読みながら、クスっとしてしまう。
    だいぶ以前に、七瀬シリーズを夢中になって読んだことを思いだした。

  • 筒井康隆初期のショートショート集。『遊民の街』では若者の興味がSNSやYouTubeに移り本が読まれなくなったといわれる現代を予期したかのような描写があったりとどの作品もほんの数ページながら作者ならではの先見性とユーモアに満ちた秀作ばかり。

  • 書庫らでん?
    になるのかね
    6月のはスキップになったけど
    配信内で、お話しされていた一冊。

    ショートショートって良いよね
    星新一がこの本に解説を書いていることに
    とても嬉しくなります
    ショートショートというと星新一ばかりが印象強かったけど
    こんなにも自由に
    楽しく書ける人だったんですね

    アイディアの切れ味を
    一瞬の物語として形にしていく
    短い物語だったら
    1ページにも満たない物語もあるのが
    この本のカッコ良いところ
    このアイディアを活かしてもっと長い物語も
    描けそうな中で
    この一瞬の方が面白くなりそうだと思って
    一冊を仕上げていく

    静かにページを捲り本を読む幸せ
    にぎやかな現在の中にある
    静寂に感謝しながら

  • たった1ページから10ページほどの超ショート作品集。256ページで41編もの作品が収録されている。
    どれも面白いが、ここまで短いとアイデアや伏線の見事さによる玄人ウケ感が強い。純粋に腹を抱えて笑える作品は数点ほど(小説という媒体を考えればそれも凄いことだが)。中長編が読んでみたくなる。
    「腸はどこへいった」「お助け」「ベルト・ウェーの女」「遊民の街」あたりが特によかった。

  • 表題の「にぎやかな未来」を含む、41篇にもなるショートショート集。
    ショートショートなので、語れることは少ないですが、
    書かれたのが、昭和47年ってことで10年後であればよかったのですが、
    ってのも、10年でだいぶ変わるので、未来を描いている作品が
    多い中で、2023年に読むと違和感を覚える、ちょっと古い考えの
    未来と言うのを感じるかもしれません。
    10年後の昭和57年ってのは、CDが生まれ、500円玉が発行され、
    パソコンもちょこちょこ一般に出回り始め、ゲーム機もってな時代で
    それまでの、タイプライターやレコードと言う時代とは違うので、
    そこら辺のギャップが、筒井康隆先生には想像が及ばなかったのか、
    知識として入ってきていなかったのか、ってなところがあります。

    SFってのは、どうしても未来を描くことが多く、
    そのなかで、現在を発展させることが多いと思うのですが、
    著者にとっては想像しえない未来と言うこともあり得ますからね。
    「疑似人間」と言う作品は知識があると一部違和感がありつつ、
    人工臓器の進化というのが2023年に読んでも医学の発展として、
    凄いものを感じたりします。

    表題作の「にぎやかな未来」に関しては、近年の作品だと、
    野崎まどのタイタンが近いのかもしれませんが、
    技術が発達して、金持ちや有名人になりたいという欲がなければ、
    働かなくても生活ができる世界を描いています。
    働かない人が多い世界で、税収をどう得るかってのが
    キーポイントで、そこで時代を感じる部分が出てくるのは否めませんが、
    現代だと無料で観たければ・・・ってなところは似てますね。

    解説の星新一先生曰く、狂気的な作品と語られてますが、
    自分としてはユーモア作品として読みました。
    時代の違いギャップってことなんでしょうか。

  • ボッコちゃんを思い出す感じ。

    昔の作品だけれども今でも通じる要素があるなと思いました。

  • 筒井康隆のショート・ショート集。筒井康隆を読むならこの掌篇集から、の言葉通り非常に読みやすい。筒井康隆はアクが強いが、このショートショート集はそのアクの強さをアイディアの内に留めつつ、奇想天外なオチを置くことでよりショートしょーとらしさを際立たせている。ある種の様式美となった投げっぱなしオチも少ないため、とっつきやすい作品集だろう。SF色も強く、特にお気に入りなのは「ベルト・ウェーの女」で、ベルト・ウェーで見かける女性に恋した青年があの手この手で女性の正体を調べようとする話だが、徐々に明かされていく設定の一つが意外な角度でオチに繋がるという名作である。また断筆になった問題作「無人警察」も往年の管理社会への警鐘を鳴らしつつ、諦観を引きずる余韻もいい。表題作「にぎやかな未来」はディックの「CM地獄」を思い出す過剰広告社会という内容で、アイディアは同じながらも描いている社会像が違うため、その差異を楽しめる。またラストの「静寂」というオチは日本的で面白く、さらに周囲が騒がしい「にぎやかな未来」では永遠に手に入らないものとして象徴的に扱われている。一日でサクッと読めるショートショート集である。

  • 【全体の感想】
    たったの1ページから数ページまで、サクッと読めるお話が詰め込まれており内容もヘビーなものは無いので手軽に楽しめる。寝る前に布団の中で一つだけ読んだり、洗濯ものの脱水待ちの時間に読んだりして楽しく読み終えた。最後に「にぎやかな未来」で締めるところがまた良い。読み終えた後、これまで気軽に楽しんでいた心地よい雰囲気の温度が急に下がり、コンクリート打ちっぱなしの荒涼とした部屋にいながら「これまでのお話を楽しんでいる自分」が映っているテレビを眺めているかのような気分になっている。
    同封されていた らでんちゃんのチェキ は本棚に飾っておきました。良い本に出合わせてくれてありがとう。

  • 「超能力」「帰郷」「星は生きている」
    「怪物たちの夜」「逃げろ」「事業」「悪魔の契約」「わかれ」「最終兵器の漂流」「腸はどこへいった」「亭主調理法」「我輩の執念」「幸福ですか?」
    「007入社す」「踊る星」「地下鉄の笑い」
    「ながい話」「スペードの女王」「欲望」
    「パチンコ必勝原理」「マリコちゃん」
    「ユリコちゃん」「サチコちゃん」「ユミコちゃん」「きつね」…。

    年始に見た『100分de筒井康隆』で「到着」の話が出ていて、気になって読んでみた。たった5行でちゃんと結末をつけてるの凄いな。

  • 断筆のきっかけになる無人警察が収録されてる

  • 筒井康隆のショートショート集
    ふふってなったりゾッとしたりと読むのが楽しい。
    解説が星新一でびっくり

  • 楽しんで読めた。

  • 50年以上前に書かれた短編集なのに、不思議と古臭さや時代性のちがいを感じなかった。
    著者の着眼点が時代を超えた普遍性をついているからだと思う。
    ディストピア、ブラックユーモア系の内容である。他の作品に比べておとなしい印象(無軌道さや、破茶滅茶さ)。

  • ブラックユーモアに溢れたショートショート。
    ディストピアを描いたものが多かった印象。
    「亭主調理法」「マリコちゃん」「お助け」には少しゾクッとさせられた。
    表題作の結末も面白い。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    巨匠・筒井康隆の、とびっきりブラックで笑える掌篇集。解説・星新一。

    「超能力」「星は生きている」「最終兵器の漂流」「怪物たちの夜」「007入社す」「コドモのカミサマ」「無人警察」「にぎやかな未来」など、41篇の名ショートショートを収録。

  • なんかまあ、不思議な感じだったけど、想像力がすごいと思った。

  • 筒井康隆の短編集。

    ユミこちゃんという、耳の聞こえない女の子の話は謎だった。解釈がいく通りもありそう。

    到着という作品はなんと5行しかない。星新一が誰が音を聞いたのかと言ったらしい。

  • 鳥居みゆきさんのYoutubeで小沢さんと鳥居さんが話していたからすぐに本屋に駆け込んで購入。
    「現代でもっとも高価なものは静寂です」ってしびれますね。
    筒井康隆の世界観ってすんばらしいと思える本でした。


  • シンプルに面白かった
    この世界観、天才

  • 超能力
    帰郷
    星は生きている
    怪物たちの夜
    逃げろ
    事業
    悪魔の契約
    わかれ
    最終兵器の漂流
    腸はどこへいった
    亭主調理法
    我輩の執念.幸福ですか?
    人形のいる街
    007入社す
    踊る星
    地下鉄の笑い
    ながい話
    スペードの女王
    欲望
    パチンコ必勝原理
    マリコちゃん
    ユリコちゃん
    サチコちゃん
    ユミコちゃん
    きつね
    たぬき
    コドモのカミサマ
    ウイスキーの神様
    神様と仏さま
    池猫
    飛び猫
    お助け
    擬似人間
    ベルト・ウェーの女
    火星にきた男
    差別
    到着
    遊民の街
    無人警察
    にぎやかな未来

    著者:筒井康隆(1934-、大阪市、小説家)
    解説:星新一(1926-1997、文京区、小説家)

  • 超短編って入り込めるのかなと思ってたけど、数個読んだあたりから空気感に入っていけた。
    今まであんまり短編は読まなかったけど、いろんなアイディアを膨らませるって意味では、このタイプのものも面白いのかも、と思えた本。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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