機械仕掛けの選択 サクラダリセット3 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041042069

作品紹介・あらすじ

「どうして、君は死んだの?」“記憶保持”の浅井ケイ、“リセット”の春埼美空、そして“未来視”の能力を持つ相麻菫の二年前の物語。二年前に死んでしまった少女と、すべての始まりを描く、シリーズ3作目。

感想・レビュー・書評

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  • 河野裕の機械仕掛けの選択を読みました。

    咲良田を舞台にしたSF、サクラダリセットの3冊目でした。
    最大3日時間を戻すことが出来る春﨑美空とリセットを越えても記憶を保持できる浅井ケイとの物語です。

    あまり感情の起伏のない性格の春﨑ですが、公園で出会ったクラカワマリとの交流の中で少しずつ自分の感情を持つようになってきます。
    この物語の世界観は現実とは異なり、コンピューターの中で構成されている仮想現実の世界のようにも思えてきます。
    このシリーズの最後はどのような結末になるのか、楽しみです。

  • きっとこの世界の基盤には、不幸と、悲しみがある。重力によって地面に引き寄せられるように。あらゆる人は、生き物は、物体は、悲しみへと向かう力をいつだって受けている。だって、そうでなければなにかが死ぬ必要なんてない。なにかが壊れてしまう必要なんて、ひとつもない。(169ページ)
    .
    綺麗に笑えなくてもいい。それは、仕方がない。人の表情というのは、本質的に歪なものなのだと思う。感情によって歪んだ顔が、表情だ。(296ページ)

  • 0番目に選んだルール。
    誰かが把握していなければ、何度能力を使ったとしても変えられないだろうに。
    一度目は何事もなく生きていたが、再び始まった世界で死を選んだのは何が原因なのだろうか。

  • 物語の本筋に触れ始めた3巻。
    中学生にしては思考回路が大人びすぎている気がするが、能力があるしまぁよいのだろう。
    とにかく、面白い。
    早く続きを読もう。

  • 1、2に比べて甘酸っぱい。大人になってしまったわたしは、智樹ええやん智樹にしときという気持ちになる。

  • 5

  • 時間と空間が交錯してストーリーが複雑になってきているけれど、非常に面白い。
    善性に関する考察とそれを検証するためのプロセスを、3冊分という長い文章を使って構築しているところも凄い。

  • 過去を描くことで、主人公たりのキャラクターがより深く描写された作品。にしても文章が本当にきれい。舞台を整え、次巻につながる巻でした。

  • 河野作品の3巻の使い方には興奮する!!!

  • 2018/4 10冊目(通算62冊目)。相麻菫と出会った2年前と現在の話を行ったり来たりしながら、相馬菫の復活を待つという話の流れ。ここまで読んで、1,2巻の流れが相馬菫の復活につながる話の作りには感心させられる。ただ、話のイメージが自分の中でちょっとつかめていない気がするので、ここいらで配信サービスでアニメを見て、イメージを掴みたいと思う。次。

  • ライトノベルと呼ぶには違和感のある、なかなか読み応えのあるSFだった。

  • アニメから入ったので放映が大分進み、ここまでぐらいなら読んでも大丈夫かな、と手に取りました。ナルホド、ここで中学二年生に戻る訳だ。

    原作を読む前にアニメから入った自分は相麻菫オシなのですが小説を読むと最初からケイは春埼に惹かれていたんだな、という事がよくわかります。
    それにしても女の子を表現するのに野良猫みたいな少女ってヒドイよね(笑)猫みたいな少女、とかならワカル。でも野良猫って…。私のイメージする野良って痩せていて油断が無くていつもオドオドしていて緊張していて汚いって印象なんだけど今どきの人は違うのかなぁ。
    対する春埼の描写の美しい事と言ったら!(笑)当事者意識が無く、すべてを自分と同様に捉えるって子が何であんな無感動・無機質になってしまうんだろう?まあ一々反応してたら生きていけないからああなった、という事なのか?ヨクワカラン。

    そして一回の成功例であそこまでケイを心酔するって…やっぱりちょっと気持ち悪い…。無条件の肯定ってそれ、思考の否定というか自己の放棄って感じでなんかイヤだなぁと思う自分は今後出てくるウラチさんの方に共感できる人間なのかもしれない。

  • どこまでもどこまでも自分にとって厳しい純粋さ。自分に、言い訳1つ許さない生き方なんて…
    器用なようで不器用な優しさに胸が痛い。

  • ★★★以下のレビューは書き直すかもしれません。思うところが、沢山ありすぎて、上手く言葉に纏められません。哲学的というか、主人公達の心理が心を打ちます。名作であるのは間違いないと思います。★★★


    浅井ケイが中学2年生(シリーズ1,2の2年前)の世界を中心とした作品。
    浅井ケイや春埼美空の心理はこれ迄のシリーズではあまりよく分からなかったが、彼らの心理の奥深い部分を描写している。

  • サクラダリセット3冊目。
    春埼とケイの出逢い等2年前が中心。
    坂上さんの登場や、マリの件。
    アニメと交互に見て読んでいるので、まざる。

  • ケイの気持ちがかつての僕なら痛いくらいにわかっただろう
    中学、高校、あるいは大学時代に読んでいたら、泣いてたかもしれないし、傷ついたかもしれない
    僕にとって重要な本になったかもしれない

    でも今の僕はケイにそこまで共感できないし、世界に入り込めない

    大人になってしまったんだろうな

    僕は善人でありたかった、今はわからない
    善人だと思うけど、昔より自分が大事だ

    ティーンの潔癖さ
    あれはもう取り戻せない

  • シリーズ3冊目。過去の話と現在の話がつながって、アンドロイドは誰か、という問いの答えがようやく分かる。暗喩の表現や、たとえの話がいい。
    2017/5/11

  • ここで過去編。小学生で親を捨てる決断ができるだろうか?それにしても濃密な子供時代だ。

  • これはとても面白かった。 
    分かりやすかった。シンプルだった。 
    彼と彼女が出会い今に至る物語。 
    彼が咲良田に捕らわれるお話。 
    満を持して野良猫のような彼女が登場。 
    思っていたよりも可愛らしい女の子だった。 
    現代に蘇った野良猫。 その目的とは……。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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