作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法 (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042144

作品紹介・あらすじ

作家になったきっかけ、応募した賞や選んだ理由、発想の原点はどこにあるのか、実際の収入はどんな感じ…などなど。人気作家が、人生を変えた経験を赤裸々に語るデビューの方法21例!

感想・レビュー・書評

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  • 1人1人のインタビューは少なめ。
    北方謙三さんかっこよすぎ!

  • 作家になったきっかけ、応募した賞や選んだ理由、発想の原点はどこにあるのか、実際の収入はどんな感じ…などなど。人気作家が、人生を変えた経験を赤裸々に語るデビューの方法21例!

    推敲一つにしても、随分スタイルが違うものだと思った。

  • 21人の人気作家さんたちによる、プロになる方法。
    期待値が低かったせいか、予想外に楽しめた。
    「志望動機」「転機」「自分を作家にした経験」などについて語る形式。
    ひとりずつが終わるたびに10項目の質問フォーマットが現れる。
    「収入の管理」や「交友関係」「推敲の仕方」「編集者への希望」まで載っている。

    見かけを気にしなくて済むし、ずっと在宅でも構わないし、あまり人に接したくないという人に向くかも。(でもそれじゃ、面白いものは書けるはずもない)
    こんなに苦労するならやめようと思う人もいるだろう。
    泉のように文章があふれてくるなんて人はいない。
    売れてからも不安はずっとつきまとうようだ。
    二足のわらじは当たり前。配偶者に養ってもらうひとも大いにあり。楽な仕事ではない。

    阿川佐和子 石田衣良 江國香織 大沢在昌 荻原浩 北村薫 角田光代 
    北方謙三 小池真理子 桜庭一樹 椎名誠 朱川湊人 白石一文 高野和明 辻村深月
    藤田宣永 誉田哲也 道尾秀介 皆川博子 森村誠一 夢枕獏

    江國さん、荻原さん、北村さん、の3人しか特に好きではない。
    ところが意外なことに、好きではない作家さんの方が面白いのだ。
    作風と人となりはどこまで一致するのか、まるで正反対のものなのか、しばしば考えた。
    桜庭一樹さんと私の本の好みがピッタリだなんて、そんなぁ。じゃあ、どうして・(笑)?
    他の人が書かない分野を開拓するしかないのよね、たぶん。桜庭さん、ごめんなさい。

    読んで面白いのは椎名誠さん。もう酔っぱらっているのかふざけているのか。
    傍にいたらすごく腹が立つおじさまなんだろうけど。
    真摯な高野和明さんも急に好きになりそうな予感。

    ということで以下、気になった点の抜粋を。
    「読者について考えるところ」から

    •読者の質が変わってきていて、単なる消費者が増えているように感じます。金を払ったんだからサービスしろって口を開けて待っているような。
    良い読者をどうやって育てるか、作家も出版社も真剣に考えないといけない。  (石田衣良)
    •新しいテーマを扱う時、読者にわかってもらえないんじゃないかと思う時があります。
    しかしそれは書き手の大変な驕りであって、読者の方が頭がいいと思って間違いないんです。わかってもらえないのは書き手に力がないからで、自分がきちんと書きさえすれば必ずわかってもらえると思っています。  (高野和明)

    「編集者への要望」から
    •上手に注意してほしいっていうのがあります。褒めるのはいいときに褒めればいいんで誰にでも出来るけど、ダメなときにそれとなく言ってほしいんですよ」 (夢枕獏)

    ちょっぴり残念なのは、ひとり分の記事があまりに短いこと。
    もう少し読み応えのあるものにして、続編を希望したい。

     

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      nejidonさん
      下手したら嫌味とも取られそう。アドバイスって難しいね、、、
      nejidonさん
      下手したら嫌味とも取られそう。アドバイスって難しいね、、、
      2020/12/19
    • nejidonさん
      猫丸さん。
      そうなんですよねー。。
      ワタクシは無粋な人間なので「お疲れですか?」なんて言われたら
      「いいえ、元気ですよ」なんて答えてニ...
      猫丸さん。
      そうなんですよねー。。
      ワタクシは無粋な人間なので「お疲れですか?」なんて言われたら
      「いいえ、元気ですよ」なんて答えてニコニコしそうです。ああ、自分が嫌。
      遠回しに言うのではなくストレートを好みます。でも優しくしてね。
      って、それが難しいんですよ(+_+)
      とりあえず周りに偏屈なタイプはいないので、何とか生きていけます。
      2020/12/19
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      nejidonさん
      直球で挑まれる方の周りには、直球の方が集い。
      猫の周りには何故か、お笑いと三回転半宙返りの曲芸師が、、、韜晦趣味とは言え...
      nejidonさん
      直球で挑まれる方の周りには、直球の方が集い。
      猫の周りには何故か、お笑いと三回転半宙返りの曲芸師が、、、韜晦趣味とは言え噛み合わないコト甚だしい。。。
      2020/12/19
  • 21人の作家さんがどうしてプロになったのか。1人ひとりの分量は少なめなので読みやすかった。作家を目指すわけでない人でも興味深く読めると思う。推敲の仕方はそれぞれで勉強になった。編集者に求めるものも様々だったけれど、要は相手が何を求めてるのかよく見て、感じてってことだと思う。それは編集者じゃなくても、どんな仕事でも一緒。

  • みんな苦労してんだな~

  • タイトル通り名だたる作家陣の履歴がいっぺんに分かる贅沢な一冊。
    大好きな石田さんはいつもブレないな~と笑いながら読んでしまった。
    人気作家の皆さんのそれぞれのルーツやエピソードはどれも興味深くまるで短編集を読んでいるような気分になった。
    正に十人十色。作家になるのに正解はないんだなと再認識。

  • うーむ。。。なんかあんまり。。。期待していた感じではなかったかな。大好きな江國香織さんがなぜ作家となったのかが知りたくて興味本位で覗き見してみました。なんかインタビュー内容が普通の人って感じで、私が江國香織という人物に夢を見すぎているのか?偽物なのか?と思いながら読みました。本当に彼女が喋った口調、内容、そのまま書かれているのでしょうか。

    他の作家さんの人生も目は通したけれど、特になんの感情も湧かなかった。作家が作家になった理由なんて、知るべきではなかったのかもしれない。

  • 名だたる作家さんたちのなぜ作家になったのか? がとても完結に分かりやすく記載されているので、とても読みやすかったです。
    好きな作家さんたちの履歴を知るのはとても面白く、人生の転機になったことなどはとても興味深く読ませて頂きました。

    一人一人の履歴エッセイは数ページなので、どんどん読み進めることができました。
    人の経歴は創作の力になるので、手元において、何度も読み返したい一冊です。

  • 角田光代:本が好きになったのは小さいときのコンプレックスだと思います
    北方謙三:書いても書いても採用されず、ボツ原稿が自分の背丈を超えた。才能ないからやめろって言われてね。それでも書くのはやめなかったのは、書くことが好きだったから。

  • いろんな人がいるんだなぁと思った。ただ、1人ひとりのページが短いので上辺だけ感。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿川佐和子の作品

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