校閲ガール (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 687
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042205

作品紹介・あらすじ

憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、根性と気合と雑誌への愛で、 激戦の出版社の入社試験を突破し 総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。

入社して2年目、苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々。 「こんなところ早く抜け出してやる」とばかりに口が悪い演技をしているが、 段々自分の本性がナマイキな女子であるような錯覚に陥ってくる毎日だ。
そして悦子が担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!?

読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆


文庫解説=角田光代

感想・レビュー・書評

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  • 「物語を読む」と誤字脱字文章間違いがわからなくなる。これまさに事実。作中何度も悦子の手がける校閲の文章が出てきますが普通に読んでしまった私はこの仕事に向いていないのだろうなと思いました。
    悦子のやりたいことは校閲ではないのですが、仕事に手を抜かない彼女の姿勢は素敵です。多少口が悪くてもノリがギャルっぽくてもそれが魅力です。残念可愛いがよく似合う女性です。宮木さんは作品ごとに印象がガラッと変わる女優さんのような作家さんだなと感じます。女性作家さんの中でかなり好き

  • 一度単行本で読んだのだけど図書館で文庫を予約したままになっていたのを忘れていて、もう一回読んだ。キャンセルしてもよかったのだけど解説が読みたくて。そうしたらやった!角田光代さんだった! しかも角田さんの書かれていた校閲者のエピソードってもしかしたらドラマに使われていたのでは!? 校閲ガールのシリーズを読み終えて思うのは、ドラマは細かいエピソードをところどころ本当にうまく取り入れてくれていたんだなということ。よくできているわ~。ってこれはドラマの感想か。とにかく解説含め、やはり大変面白かったです。

  • 主人公の河野悦子に最初はあまり好感が持てなかった。
    見た目が派手で口も悪いし。
    しかしファッション誌への異動を願いつつも、地味な校閲部に配属されても腐らず、目の前にある自分の校閲の仕事にはキッチリこなし、更に自分なりの考えをもって行動できる(越権行為と評されたりもしたけど)。

    それに校閲という仕事を通して少しずつ成長していく。
    報われたとしみじみ感じているシーンなんかは、それだけ懸命に向かい合っていたんだなと感じたし、あれだけ馬鹿にしていた藤岩に対しても「すごいね」と素直に認められる。
    読了後には一貫したポリシーがあってカッコイイ女じゃない!と好感さえもてた。

    続編もあるようなのでそちらも読んでみたい。

  • 悦子のキャラクターが爽快、さらっと読めて元気になる。校閲の仕事についてもわかるし、正しいお仕事小説。好感度高いなあ。

  • 憧れのファッション誌の編集者を夢見て出版社に就職した河野悦子。しかし「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、配属させたのは校閲部だった。校閲の仕事とは、原稿に誤りがないか確かめること。入社して2年目、苦手な文芸書の仕事に向かい合う日々だ。そして悦子が担当の原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり…!?読んでスッキリ元気になる!最強のワーキングガールズエンタメ。

  • 「意味ないじゃん!私の仕事は完璧なのに!」

    さくさく読める。ファッション雑誌の部署に行くために、目先の「興味ない」仕事に一所懸命取り組む姿が、非難する言葉とは裏腹に素直で応援したくなる。校閲という仕事を垣間見ることもできておもしろかった。就活生のときに読んでおきたかったな。

  • 出来ればもう少し「校閲」という仕事に特化した物語が読みたかった。
    校閲部ならではのエピソードはあるものの、悦子が難なく校閲の仕事をこなしていることも、やけに優秀な校閲者であることも、何となく都合が良すぎる?気がしなくもない。
    主人公だから仕方ないのかもしれないけれど。

  • おそらくこの作者にしかできない
    独特の筆運び。テンポが心地よい。

    トントンと物語は展開し
    雑誌も文芸も扱う出版業界特有の
    複線の時間が流れる社内で
    善良な業界人たちが 妖怪よろしく
    跳梁跋扈する。

    あーこんな中にいたよなあ。

    週刊誌校了間近の殺気立つ職場を
    少しだけ懐かしく思い出した。
    戻りたいとも思わないが。

    これ、文句なく面白い本です。
    文体と悦子の内面のカオスが
    よく似合ってる。

    章ごとの悦子の研修日記。
    「あとで、しらべる」という覚書が
    どうにもツボにハマってしまった。

    校閲という仕事の果たす意味を
    ここまでしっかり見究めてくれた
    作家さんっていないんじゃないかな。

    なんだかレビューも
    ばらばらになったけど。

    これ、面白いですよ。
    大切なことなので二度言いました(笑)

  • ドラマ前に読まないと!と、積ん読本から手に取る。明るい宮木作品は黒真珠以来。
    クールなムール貝が妙にツボる。キャラ立ちしていて読みやすい。実際、あんなに口の悪い新入社員がいたら、異動どころか引き取り部署なくなるのでは?と心配。字の間違い以外にもいろいろとチェックがあるなんて、校閲とは大変な仕事だな。
    ドラマは設定改変多過ぎて、お気に入り漫画が映画化された時並みに苦い気持ちに。個人的には、ドラマ見た後に原作読んだ方が楽しめたかも。

  • ドラマが始まったので、興味があって読んでみた。
    内容が面白い!
    ドラマではわからないことが多いし、やっぱり本だと思う。
    ファッションがどんなだか?とか絵がないのでわからないけど、主人公の人柄とかが、思っていたよりも良い。

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著者プロフィール

宮木 あや子(みやぎ あやこ)
1976年生まれ。神奈川県出身。2006年『花宵道中』で第5回女による女のためのR-18文学賞 大賞・読者賞受賞しデビュー。同作は2014年映画化された。
代表作に2016年テレビドラマ化された『校閲ガール』とその一連のシリーズ。

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