校閲ガール (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1055
レビュー : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042205

作品紹介・あらすじ

憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、根性と気合と雑誌への愛で、 激戦の出版社の入社試験を突破し 総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。

入社して2年目、苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々。 「こんなところ早く抜け出してやる」とばかりに口が悪い演技をしているが、 段々自分の本性がナマイキな女子であるような錯覚に陥ってくる毎日だ。
そして悦子が担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!?

読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆


文庫解説=角田光代

感想・レビュー・書評

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  • 著者の著作、初見。角田さんの解説にもあるが、かなりチャレンジングな内容。校閲の仕事を赤裸々にしつつ、各章で小説内小説を描くのは、かなり難しい手法である(成功例も失敗例も多々あり)。本作は成功例の部類に入るだろう。キャラ立ちが極端過ぎてテレビドラマ向き...ってドラマになってたのね...。勿論、見てない...(テレビ見ないんですよね)。キャリアコーン初期を考える上で、一皮むける経験を追体験するにはお手頃な一冊。

  • ドラマのイメージで悦子が頭の中を動いた。
    根気のいる仕事。きちんとした軸がある悦子は、口が悪くても失敗も時々しても魅力がある。

  • 校閲は望んでいた仕事でなくとも、いつか大好きなファッション誌に関わることを信じて、真面目に取り組む主人公。性格がサバサバしているので、周りの人との会話が面白かった。あぁいう風に仕事場でふるまえるのちょっと羨ましい…笑

  • 面白かった。
    2019年の年末に一気読み。
    関連作品も読んでみようと思います。

  • わたしは、校正や校閲の仕事をしているうえにファッションも好きなので、「うんうん」と思いながら読み進めていたらあっという間に終わった。

    悦子のキャラクターは強烈だけど、石原さとみがドラマで主演をしていたことは知っていたので、悦子の台詞は見事に脳内再生できた。キュートな石原さとみがこんな台詞を、しかもオシャレな服を着て言っているのか。ドラマを観なきゃ。

    小説を読んだうえでドラマを観たいと思ったのは初めてだ。

  • ドラマが良かったから原作を読んだらこっちもおもしろかった。
    もし出版社に入社出来たら校閲やってみたい。難しそうだけど楽しそう。

  • 主人公の河野悦子に最初はあまり好感が持てなかった。
    見た目が派手で口も悪いし。
    しかしファッション誌への異動を願いつつも、地味な校閲部に配属されても腐らず、目の前にある自分の校閲の仕事にはキッチリこなし、更に自分なりの考えをもって行動できる(越権行為と評されたりもしたけど)。

    それに校閲という仕事を通して少しずつ成長していく。
    報われたとしみじみ感じているシーンなんかは、それだけ懸命に向かい合っていたんだなと感じたし、あれだけ馬鹿にしていた藤岩に対しても「すごいね」と素直に認められる。
    読了後には一貫したポリシーがあってカッコイイ女じゃない!と好感さえもてた。

    続編もあるようなのでそちらも読んでみたい。

  • 一度単行本で読んだのだけど図書館で文庫を予約したままになっていたのを忘れていて、もう一回読んだ。キャンセルしてもよかったのだけど解説が読みたくて。そうしたらやった!角田光代さんだった! しかも角田さんの書かれていた校閲者のエピソードってもしかしたらドラマに使われていたのでは!? 校閲ガールのシリーズを読み終えて思うのは、ドラマは細かいエピソードをところどころ本当にうまく取り入れてくれていたんだなということ。よくできているわ~。ってこれはドラマの感想か。とにかく解説含め、やはり大変面白かったです。

  • 軽妙なお仕事小説。出版の内幕ものはやっぱり興味深い。

  • ファッション誌に関わりたくて出版社に入ったのに、校閲部に配属され悶々とした日々を送る河野悦子。
    でも、彼女の仕事ぶりは不本意な部署にいるとは思えない熱心ぶり。

    そんな主人公の周りで起こる、仕事ドラマ。
    個性豊かな脇役たちと、軽妙な文章で一球のエンターテイメントに仕上がっている作品。しかも、ただ面白いだけでなく、校閲の世界も魅力的にみせてくる。

    続編も読みたいなぁ。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生れ。2006年『花宵道中』で第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞しデビュー。著書に『憧憬☆カトマンズ』『帝国の女』『砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子』『手のひらの楽園』など。繊細で叙情性あふれる作風と、女性の本音をあけすけに吐露する明るく突き抜けた作風の両方を巧みに駆使する注目作家。13年『セレモニー黒真珠』で第9回酒飲み書店員大賞を受賞。14年『花宵道中』が安達祐実主演で映画化。16年『校閲ガール』が石原さとみ主演で連ドラ化。

「2020年 『CAボーイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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