木島日記 もどき開口

著者 :
  • KADOKAWA
3.83
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042212

作品紹介・あらすじ

「父を、殺しに行くのだ」

民俗学者・折口信夫の元に居候する美少女・美蘭がつけはじめた「明後日の日記」。そこには未来の予言が記されていた。大量の水死体発見、折口に依頼される謎の映画脚本、黄泉から蘇るアナキスト――。死者と生者が交錯する世界に、折口、美蘭そして仕分け屋のはずの木島までが巻き込まれてゆく。シリーズ史上最大の「仕分け」をするのは、折口の師・柳田國男。
挿画:森美夏

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • まさか2017年になって新作が出るとは思わなかった『木島日記』。本書で完結編となる。
    文庫の新装版でひさしぶりに前2作を読み返し、新作に手をつけたのだが、一番驚いたのは文体の変化だった。前2作は良くも悪くも『漫画版を読んだ人』向けのノベライズという印象が強かったのだが、本書はシリーズの特徴を踏襲しつつも、『小説』として完結している。そこが一番の違いだろうと思う。
    ※どちらが良い・悪いという話ではない。

    ところで、旧版の単行本はどちらもハードカバーだったので、本書と並べるとちょっと統一感が無いのが残念。まぁ、この厚みの本をハードカバーにすると、重たくてかなわないのも事実なのだが……。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

大塚 英志(おおつか えいじ)
1958年生まれ。まんが原作者、批評家。国際日本文化研究センター研究部教授。まんが原作者としての著書に『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇画)『黒鷺死体宅配便』(山崎峰水画)、民俗三部作『北神伝奇』『木島日記』『八雲百怪』(森美夏画)、『恋する民俗学者』(中島千晴画)など。
評論では『「捨て子」たちの民俗学――小泉八雲と柳田國男』(角川選書/第5回角川財団学芸賞)、『公民の民俗学』(作品社)、『怪談前夜 柳田民俗学と自然主義』『殺生と戦争の民俗学』(ともに角川選書)などがある。

木島日記 もどき開口のその他の作品

大塚英志の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする