PTAグランパ!

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 102
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042236

作品紹介・あらすじ

勤続43年、無欠勤。元モーレツ社員67歳。小学校PTAの副会長に!?

大手家電メーカーを定年退職した、いわゆる元「モーレツ社員」の武曾勤。悠々自適の隠居生活……のはずが、商社勤めの娘が、小学一年生になる孫娘と共に出戻った。さらに、勤は娘の代理で青葉小学校PTAの副会長を務めることに。会長は24歳金髪のギャル男、もう一人の副会長は気弱な主婦。勤は「PTAなぞ暇な主婦のお仕事ごっこ」という認識で、敵を作らぬわけがない。早速、会計監査でママ集団のボス・雅恵に目をつけられる。形だけの総会、子連れの居酒屋打ち上げ、運動会に夏祭り……勤には到底理解できない出来事と、トラブル満載のイベントが続く中、信頼していた教師がある事件で起訴されてしまい……。

時間労力愛体力を仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分自身と向き合う一年間!
期待の新鋭が描く、優しい気持ちになれるPTAエンタメ。

感想・レビュー・書評

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  • 世間では、任意の活動、やりたい人でやればいいというように言う人もいて、PTA活動に厳しい環境。確かにPTA活動自体に、経年のマンネリ化で「活動のための活動」、「会議のための会議」、といった改善するべき課題もたくさんあると思う。それでも、この作品はPTA活動に対してポジティブ。もちろん誰だって負担が増えることはやりたくないし、関わり合いになりたくない。
    でも、PTA活動の根底には「子供たちのために」という大原則がある。そこさえ履き違えず、且つ主体的に関われば、武曾氏のように「やって良かった」と思えるのではないでしょうか。「疲れる」のは当然、でも、嫌々するのではなく、活動自体を楽しむことができれば何か得るものがある、そんな風に思わせてくれる作品でした。

  • 大手家電メーカーを定年退職した、いわゆる元「モーレツ社員」の武曾勤。
    悠々自適の隠居生活……のはずが、商社勤めの娘が、小学一年生になる孫娘と共に出戻った。
    さらに、勤は娘の代理で青葉小学校PTAの副会長を務めることに。
    会長は24歳金髪のギャル男、もう一人の副会長は気弱な主婦。
    勤は「PTAなぞ暇な主婦のお仕事ごっこ」という認識で、敵を作らぬわけがない。
    早速、会計監査でママ集団のボス・雅恵に目をつけられる。
    形だけの総会、子連れの居酒屋打ち上げ、運動会に夏祭り……勤には到底理解できない出来事と、トラブル満載のイベントが続く中、信頼していた教師がある事件で起訴されてしまい……。
    時間労力愛体力を仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分自身と向き合う一年間!

  • 安定して読みやすい。PTAものってなんか面白いなって思うのはまだまだわたしが他人事だからかしら。

  • 母親なら誰でも経験する、恐怖のPTAを明るいタッチで描いている。また現代社会が抱えている問題を、それぞれの視点で捉えていて興味深かった。

  • これは面白かった!
    初めて読んだ作家さんで、軽い気持ちで読んでみたが、かなり面白くて、一気に読んでしまった。
    他の本も読んでみたい!

  • この作家さんで3冊目。そんなにおもしろくないけど、お父さん役の人、伊藤さん役の人みたいなのが毎回でてきて、そういうのが書きたい人なんや、と安心して読める。

  • 懐かしい、PTA役員。

  • 定年退職した会社人間のおじさんとPTAのママ友たちとでは常識が合わないに決まってるんだけど、自分がおじさんの考えに近いことが少し悲しい...。

  • 熱いじいさんはいいね!
    話は短くね!

  • PTA役員経験者としては共感できる部分も多いけど、ぼくの場合は、「男だから許される」ことが多かったような気がする。
    「女の敵は女」を地で行く場面によく遭遇した。
    あぁ、こわ!

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著者プロフィール

1969年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。2007年「ミチユキ→キサラギ」で第3回仙台劇のまち戯曲賞大賞、12年「春昼遊戯」で第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞優秀賞を受賞。13年に『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。著書に『おまめごとの島』『星球』がある。

「2017年 『PTAグランパ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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