夢王国と眠れる100人の王子様 (カドカワBOOKS)

著者 :
制作 : ジークレスト 
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 21
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042915

作品紹介・あらすじ

雪の国、紅茶の国、毒薬の国、魔法科学の国、不思議の国――。
各国で連鎖するように起こった不思議な現象の数々に、頭を悩ませるそれぞれの王子様たち。
この怪奇現象は一体なんなのか? そしてその原因とは…!? 
200万ダウンロード突破の大人気アプリ、待望の小説化!
5つの国のお話を収録した、ノベライズでしか読めない完全オリジナルストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 【原作アプリプレイ中】
    各国で次々と起こった異変が、とある王子の行動がきっかけで引き起こされ、意図せず連鎖していったものだと判明するまでを描くストーリー。オムニバスのようでいて、話の縦軸は繋がっている。
    王子たちは原作の印象そのままなので、安心して読めるのが嬉しい。王子や国の設定もよく掴んでいて、特に「普通の人なら思わず顔をしかめるくらい薬品臭い部屋(サキア研究室)に平然と立ち入る毒薬の国の王子たち」の描写にはすごくグッときた。

    何が原因だったのか、そのせいで何が起こったのかは俯瞰視点の読者しか知ることができず、元凶の王子も被害にあった王子たちも真相を知らないまま終わるのがモヤモヤする。そのせいで、とある王子は差出人を偽装して不審物を他国の王子に送りつけたり、とある国では他国に研究施設を無断で作られ危険物を放置されているのが発覚したり、犯罪や国際問題になりかねないことが起きたのに。読者に真相を明かしても物語の中では何も解決していないので、すっきりしない。問題を解決しようとそれぞれの国で王子たちが協力して奮闘するさまが良かっただけに。

  • 色んな関係性がありどれも魅力があり面白い関係だということと最後に全てが偶然が重なっただけということがすっきりと纏まっていて良かった。

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著者プロフィール

作家・シナリオライター。2013年5月に『小説AMNESIA(アムネシア)SHIN Ver.』(一二三書房)のノベライズ担当として作家デビュー、その後も同シリーズのノベライズ作品の執筆を担当している。さらに、人気アプリゲーム『歪みの国のアリス』のノベライズ(PHP研究所)を執筆するなど、精力的に活動中。女性向けゲームシナリオや、ドラマCD脚本など、各分野でも活躍の幅を広げている。

「2023年 『歪みの国のアリス 不思議の国のほとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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