仮面皇帝と異界の寵妃 (角川ルビー文庫)

高岡ミズミ

• KADOKAWA (2018年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

父親の借金返済のため斎が選んだのは、異世界へ飛んでその存在を証明するという眉唾ものの高報酬バイト。背に腹は変えられず異世界へと飛んだ斎は、到着した中華風の世界で、突然密入国者として憲兵に捕らえられそうになる。ところがそれを制したのは、この国を統べる仮面の皇帝・璃王だった。璃王は国に繁栄をもたらす「龍痕」を持つ斎を後宮に通し、愛人として匿ってくれる。本物の寵妃のように愛でられ、斎は次第に璃王に心を開くが、璃王になにか秘密があることを知り…！？

感想・レビュー・書評

[ginpeさんの感想 · 2020年11月29日]

異世界皇帝×大学生
お金が必要で怪しいアルバイトに応募した斎。
時空の違う異世界に飛ばされて出会った皇帝。後宮に入れられてだんだん親しくなってく話。

なんかもうちょっと異世界設定がどうにかなるかなー？と思ったけど、風呂敷か広いわりにはあっさりした内容だね。って感じでした。
不安な異世界で後宮で親しくできる人もいなくて、皇帝も何考えてるかわからなくて、帰る方法を考えてばかりだったのに、いつしか皇帝に惹かれてて…みたいな流れはもう既定路線で、プラスアルファが欲しかったところでした。

[lovenovelsさんの感想 · 2020年8月19日]

決めたら思いきりのいい斎。家族のために異世界に行ったり、危険を省みず人のことを助けようとしたり...。行動する理由は、「人のため」というのが多いのかも。そんな優しさや、思ったことを口にする子供っぽさが璃王には新鮮で楽しかったのかな。と思った。斎と一緒にいるときの素の自分を出せているように見える璃王を見るのも楽しかった。

著者プロフィール

1999年9月商業誌デビュー。シリーズものを多く手掛ける。

「2018年 『仮面皇帝と異界の寵妃 』 で使われていた紹介文から引用しています。」