- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041043356
作品紹介・あらすじ
厳しい就職活動を経て雛子が唯一受かった小さなコンサルティング会社「プランナーズ」。個人から企業の依頼まで何でもアイディアを売る会社だ。担当することになったのは頑固親父が営む蔵元の再生で……!?
感想・レビュー・書評
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ピュア過ぎて脇が甘い
新社会人の雛子ちゃん。
そりゃ悪い虫にだって
つけ狙われますよ(汗
とはいえ仕事に向かう
姿勢はなかなかのもの。
次も指名で仕事を頼み
たくなるクライアント
の気持ちがわかります。
まあ男性にはモテます
よね。
もはや独り言ではなく
心の声を傍受している
悟り体質の雛子ちゃん。
ややご都合主義な展開
にうーんと唸りつつも、
そうやって相手のため
を考えて一生懸命仕事
をすれば、
気難しいクライアント
でも気持ちは通じるの
だよ、うんうんと♪
我が心を得たりな感じ
がよかったです。
下手な接待攻勢よりも
その方がよほど営業に
効くと思うのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二作続けて学生時代のいじめ、トラウマのある主人公ものを読んでしまった。でも、二人ともよい仕事に、職場に巡りあえてよかった。鏑木さんとの間に何かあったみたいで気になる。続きがあるのかな。
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4月、新入社員の出勤を見た後に、この本を手にした。
序章に 「当社を志望した理由は?」という最初の文字に、何十年前も前に、自分はどのように答えたであろうか?と、思いながら、この本の主人公は、どう受け答えするのかと、興味を持った。
61回もの面接を受けなければ、いけないのなんて、想像だにも無かった。
その会社のスローガン「わたしを変える。社会を変える」という序章が、最後の迄、主人公 雛子の最大の変身へと導く。
私は、年齢と共に老化しつつ、テレビの音量も+に段々なって行っているのだが、この作者は、どんな小さな音や話し声が、聞こえてしまって、其のことから、イジメにも遭う学生生活を送ったと、、、、
とても羨ましいと、思えるのだが、本人にしたら、苦痛である事に、、、焦点が、当てられているのだが、周りの人達の新入社員のフォローが、又良い雰囲気で、会社自体が、小さい割に、人柄がよい設定である。
主人公のトラウマが、消えて、序章のスローガンが、実行され、成就されていく様が、若々しくて良かった。 -
プランナーというより何でも屋か。聴覚過敏で苦労した主人公が頑張るお仕事小説。聞こえてるはずがないことは知らない振りをしなきゃいけないってパニックだろうな。