侵蝕 壊される家族の記録 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 566
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043363

感想・レビュー・書評

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  • 帯につられて購入。
    洗脳、拘束…破壊される日常。
    けれどラストは思わず泣ける‼︎
    ワクワクして読み始めたんだけど…
    後半が良くない!
    無理くりして文章にした感じ。
    ラスト、泣けるとこ有った?
    全くわからなかったけど。
    '16.07.18読書完了

  • 何回か読んだけど結構好き。ちょっとグロい描写苦手な人は読めないとおもう。面白いけどリアリティは無い

  • 読み進めるのにとてもエネルギーが必要で、読み終えるのに普段の倍くらい時間がかかりました。
    洗脳?マインドコントロール?され、少しずつ侵食され壊れていく様を見るのが本当にしんどかった。

    葉月がいきなり呆けた状態になって事件が解決するので、少し唐突で消化不良感があった。
    でもそのくらい葉月も切羽詰まった状態だったということなのかな?
    葉月が元の肌がわからないほど濃く白塗りをしていたのも、大人は欲しがらなそうなフェイクパールのピンキーリングやビーズ細工を盗んでいたのもそういうことか!と納得。

    最後はもう少し、美海と学校の友達や先生とのやり取りが深掘りされていると良かったと思う。
    信頼できると思って真実を打ち明けた崎田先生に裏切られたのは本当に辛かっただろうな。

  • 段々と壊れていくさまが怖くて飛ばしてしまった
    まだミステリーは早いみたい
    内容としては段々と崩壊していく家族と最後に別サイドの目線でフィニッシュ
    個人的には行なった理由を説明してくれたほうが楽なので良かったけど、その分、ホラーとしてはブレちゃうみたい
    エンタメって難しい
    元気なときしか読めない本です

  • マインド・コントロールによって普通の一家が崩壊していく過程を描いた作品。
    じわじわと日常が侵蝕されていく様子は、現実にあり得ないことではないと考えながら読むと、猟奇的な事件などとはまた違った恐怖を感じさせてくれます

  • 怖かったけど、割とあっさりと解決した。

  • 怖かった。すごく怖くて、夢中で読んだ。『寄居虫女』改題。

  • 内容が長い割にラストはあっさりで、少し物足りなく感じました。
    でも、クリーピーの様な得体の知らない感じが良かったです。

  • 最近、泣ける本を読んでいなかったなぁ。。。と思いつつ読み始めたら、

    うん?。。。なんか違う。。。。

    なんか、怖い。。。痛い。。。恐ろしい。。。背中がぞわぞわする。。。

    本の表紙をよく見ると、なんと、「角川ホラー文庫」と書いてある!



    平凡な家族が、洗脳によって崩壊していく様子が、

    痛々しく残酷でおぞましい。

    最後は、泣けなかったけど、変な寒気を感じました。

    暑い日にいかがでしょうか。。。

  • 皆川家に入り込んだ山口葉月。
    その女が家を家族を侵食していく。

    朋巳くんの心の解れ、圭介の幼さ、葉月の弱さが見え始めてからは一気に読み終えてしまった。
    それまでは、苛立ちや恐怖で読み進めるのが怖かった。

    葉月…。
    もっと違う形で美海と会えてたら、もっと違う形で、この家に入り込む理由があったのなら…。

    実際にあった事件のことを考えると、そう容易く言うことは出来ないし、葉月たちがしてきたことは許せることではないけれど、小説の中だけは、こう言わせてほしい。

    幸せになれる道は他にたくさんあったと思う。

    北九州一家の本も持ってるから、それを読もうと思う。
    それで、ちゃんと異様なことだって実感したいと思う。

    そうしないと、きっと自分は、葉月みたいな人に実際会ったとしたら、自分はいち早く取り込まれてしまうと思うから。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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