- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041043387
作品紹介・あらすじ
欲望に支配された人間の心に宿る闇。その闇が引き起こすさまざまな怪異におののくと同時に、同じような業に自分自身も囚われていることを見せつけられる……。恐怖がふつふつと臓腑に涌く現代怪談。
感想・レビュー・書評
-
特に拘りなく手に取ったらシリーズ8弾だったようだ。"あの女"がだいぶ気になるので1冊目から読むべきか……。
淡々と岩井志麻子の視点で語られる怪談たちは、実際岩井さんが体験したり聞いたりした話なのか、そういうていの創作なのか。仮名のセンスがちょっと好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恒例の志麻子さん百物語。
怪奇話・心霊話でもサクサク読めるから気軽に手に取れます。
しかしこれだけ回を重ねて読んでると、話の流れやオチが読めてくるようになるね。
うやむやなまま結びに入りそう…とか。
今回は殺人話が多かった。
一番怖かったのは、実はあとがきの終わり方が唐突だったことかな笑 -
たまに読みたくなる、さらっと読めて、ちょっとコワイおはなし。生きている人間以上に怖いものはないかもね。
-
2016/7/17
-
なんの因果か、このシリーズはずっと読み続けている。読んでる間は平凡な日常の空気が奇妙に歪む感覚。
幽霊話は視えない感じないで距離を置けるが、生きてる人間の狂気には誰もがターゲットになる可能性があって遭遇しないことを祈るばかり。