マシュマロ・ナイン

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 81
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043516

作品紹介・あらすじ

元プロ野球選手、今は高校で臨時教員として働く小尾は、校長の命令で相撲部員を転籍させて創った野球部の監督に就任する。人並み外れたパワーと食欲を持つが野球は素人のマシュマロ系男子たちが、甲子園を目指す!

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    プロ野球選手だった小尾は、身に覚えのないドーピング疑惑で球界を追われた。
    それから3年が経ち、家族とは別れ高校の臨時教員として働いていた。
    校長の命令で新設した野球部の監督就任を要請される。
    断る小尾だが、断れば即刻クビ…。
    その野球部は暴力事件を起こし無期限の活動停止になった相撲部の部員達なのだ。
    並外れた体重と食欲を持ち、野球は全く駄目なぽっちゃりさんが甲子園を目指す。
    そんな中、小尾の高校の同級生でプロでもチームメイトだった百合草が、
    ホテルの一室で鈍器のようなもので殴られて死亡。
    同じ部屋で小尾の元妻・真由子が意識不明の重体で発見された。
    マスコミは不倫の果ての無理心中と騒ぎ立てるが…二人の関係は…?
    そして、百合草の体内からは禁止薬物が検出される。
    長期間ドーピングをしていたのだ。何が、どうなっているのか?
    小尾が嵌められたドーピング疑惑に関係があるのか…?

    相撲部が野球部に転向して甲子園を目指すなんてあり得ない設定だけど面白かった♪
    最初は、どんだけ食べるの~食べ過ぎだよって思ってたけど、
    部員が、皆とっても良い子で仲間思いでそれぞれのキャラが楽しかった。
    脳内では、ついついスリムな野球選手に勝手に変換してしまい…アセアセ...A=´、`=)ゞ
    表紙を見て100㌔超え…130㌔…160㌔と脳に言い聞かせてた(笑)
    小尾監督も、冷静な娘の茜ちゃんのキャラも憎めずとっても良かったです。
    それにしても小尾監督…勝手に細いイメージだったけど130㌔には驚いたよ~(笑)
    マシュマロ・ナインの活躍と共に、殺人事件・ドーピング問題というミステリーの部分
    でも、全く真相が読めずに驚いたし、楽しめました。
    ハッピーエンドのラストにニマニマしてしまいました。
    猛烈にマシュマロが食べたくなり、買って来て食べながら読みました(*'-'*)エヘヘ

  • 相撲部が野球部に、そんな無茶な、と思うのだけれど、ただのデブってわけじゃないのよね〜。そりゃ、そうかスポーツをやってるんだからな。
    選手の能力もあるのだろうけど、監督の戦略というのも重要なのね。なるほど。
    豪快に食べるシーンがめっちゃ美味しそう。練習した後だったりするんだもん、そりゃ美味しく食べられるわ。

  • 横関さんの引き出しの多さには驚いた。プロレスのあとは野球。しかもただの野球じゃなくて相撲部の高校生たちがやる野球。ドーピングをしたと判断され、野球界を追われた小尾が就任したのは相撲部員からなる新設野球部だ。まともにボールも投げられない、走れないと絶望的なスターティングだが、エースの具志堅の復帰によりチームが一丸となっていく。また同時並行に小尾の元妻の真由子が巻き込まれる事件が起きて、彼のかつてのドーピング事件となんらかの関連性があることがわかる。マシュマロナインが予選を勝ち抜いていく中で小尾が自身のドーピング事件の真実を暴いていく展開のスピーディーさはやっぱり横関さんならではの楽しさが詰まっている!
    前作の『炎上チャンピオン』といい今作の『マシュマロ・ナイン』といい、直接刑事が主人公ではないお話も面白くて好きだ!個人的には茜ちゃんの冷静なキャラが好きだ。特に表に出すことはないが、小尾に対する信頼が垣間見えて良かったと思う。

  • 勝負の世界そんなに甘くないよ。
    野球部から怒られるよ。
    とは思うけどまあ超重量打線は見てみたい。

  • 横関大さん、初読み。

    元プロ野球選手、今は高校で臨時教員として働く小尾は、校長の命令で相撲部員を選手とした野球部の監督となる。

    元相撲部の"デブ"たちが、苦労しながら甲子園を目指す青春物語と思っていたら、ドーピング問題や殺人事件もある、ミステリーでもあった。

    食べることが大好きな素直な"デブ"たちと小尾の娘で冷静・有能なマネジャーの茜、ほのぼとした「マシュマロ・ナイン」の場面がとても面白かった。
    (図書館)

  • 9月-1。3.5点。
    相撲部が暴力事件で、野球部へ。
    監督は、プロ野球でドーピングで球界を追われた主人公。
    娘のチカラを借り、チームは勝ち上がる。
    そんな中、主人公の元妻が、主人公の元同僚の殺害現場で
    昏倒して発見される。不倫なのか?

    さすがに読ませる。
    ミステリ要素と、野球部の成功もの、両面で読ませる。

  • 明るいスポーツマン精神にのっとた本は大好きです。明日のヤル気に繋がります。

  • いろいろな展開も、試合結果もあるのに上滑りで
    深みのなさが感じられる文章、なぜだろう。

  • 相撲部が野球部に!甲子園を目指す。少しの謎解きを入れながら話が続く。 2017.5.2

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著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『K2―池袋署刑事課神崎・黒木』『ピエロがいる街』などがある。

「2018年 『スマイルメイカー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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