シャーロック・ホームズの帰還 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043578

作品紹介・あらすじ

名探偵、華麗なる復活。新訳シリーズ最新刊!

世界一の名探偵、シャーロック・ホームズが帰ってきた!
ロンドン犯罪界を牛耳る宿敵・モリアーティとの格闘の末、滝壺に消えたホームズ。
「空き家の冒険」で再びワトスンの前に姿を現わし、完全復活を見せつける。
その他、華麗な暗号解読を披露する「躍る人形」、稀代の恐喝屋との対決の末にどんでん返しが待ち受ける「恐喝王ミルヴァートン」等、二人の活躍が光る13編を収録。どこから読んでも面白い、不朽のミステリを新訳で!

感想・レビュー・書評

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  • 改めて、読み始めたシャーロックホームズシリーズ、やはり面白いですね。

  • 一つ前に読んでいたものに引っ張られて、のんびり買い集めているホームズの短編集を選択。シリーズは有名どころしか読んだ記憶がなかったので(不確かだが)、ほぼほぼ初見の心持ちで読み進めた。
    滝からの復活から幕開けとなる13の短編は、殺人事件だけではない、バラエティに富んだ背景と人間模様とを描き出している。そんな多種多様な事件や舞台よりも印象に残るのは、ホームズとワトスンの関係性の深さ。優秀だけど危なっかしいホームズは、偏屈で孤高の存在のように見せかけながら全幅の信頼をワトスンに寄せている。ワトスンはワトスンでホームズへの好意を隠す気すらない。なんだこれ相思相愛じゃないか。そんな2人の関係性が、物語に小気味よいテンポを与えている。この短編集は特にそこが浮かび上がっている気がしている、個人的な感想だけれども。
    あーーーー………なんというか、気持ち良いな、この2人の事件簿は。長い歴史の中で多くの人に愛されてきたの、凄くよくわかる。前からちゃんと読んでおけばよかったなあ、と今更ながら反省しているのだった。

  • 「踊る人形」ってタイトルもいいよな。

  • 面白い作品が多かった。

  • うん。ホームズ帰ってきた。ワトスンもベーカー街に戻ってきた。やっぱりこうじゃないとね。
    探偵が殺人者を見逃すパターン嫌なんだよね。ホームズもやっていたとは知らなかった。残念。

  • 短編集。

  • 稀代の名探偵、堂々たる帰還!!
    一度はライヘンバッハに消えた名探偵が鮮やかに復活!
    13篇の短編からなるが、最初の空き家の冒険を読んでしまえば、後は何処から読んでも大丈夫。しかもどの短編も非常に質が高く面白い。

  • 「空き家の冒険」は、ちゃんと読んだの初めてかもしれない。よかったな、ホームズ、復活して。しかも10年も待たずに、「最後の事件」を読み終えた10分後に読める幸せ。

    「踊る人形」はこの巻なのね。これは子どものころ読んですごく好きだった。でも、じつはけっこう悲惨な話なんだよね。子どものときって、自分がおもしろいと思ったところだけ吸収して、あとは都合よく忘れちゃうんだ。わたしだけ?

    「6つのナポレオン像」も、発想からしておもしろい。そうかと思うと最後の「第二のしみ」では、いきなり「現在は引退して研究と養蜂にいそしむ日々」なんて出てきたりして、なんというか、いったい時系列的にどうなっているんだろうという好奇心をかき立て、シャーロキアンの誕生をうながすような、書き方をしているのがおもしろいな。

  • カムバックホームズ!!「空家の冒険」
    名作「踊る人形」「六つのナポレオン」
    結末の妙「犯人は二人」

    私は「孤独な自転車乗り」が最高でした。これ素晴らしくないですか?なんで語られてないの???
    次点で「ブラック・ピーター」

    どれをとっても読み応えのある作品でした。次は「最後の挨拶」いきます。

  • バスカヴィル家の犬以来読む原作ホームズ。ワトスンはホームズのこと好きすぎないか…?今読むとツメが甘いところも多々あるけど、現場保存の法則とかこの小説から始まったのだなあと思うと感慨深い。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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