イヴルズ・ゲート 睡蓮のまどろむ館 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 79
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043608

作品紹介・あらすじ

奇妙な外観の埃及屋敷に、心霊科学実験のため集まった4人の男女。戦時中、密かに持ち込まれたエジプト遺物がひしめく地下で、館の主は首無し死体で発見されたという。本人たち曰く“腐れ縁”で結ばれたトリノのエジプト博物館学芸員のルカと、比較宗教学者の御子柴は、館に渦巻く不穏な空気と、不可思議な現象に立ち向かう。だが、それは忌まわしい悲劇の始まりにすぎなかった……謎と恐怖が織りなす美麗な館ミステリ・ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 篠田真由美の最新作。たぶんシリーズ化されるのかな?
    表4の紹介文にはホラーミステリと書かれていたが、ミステリ要素もあるものの、ホラーというよりオカルト要素が強く、一昔前の番組改編期の特番を彷彿とさせる内容だった。懐かしいと感じたのはそのせいか……。
    普段のシリーズよりやや若い読者向けに書かれているのか、アクはさほど強くない。昔からの読者としてはもう少し濃くても良かったのだがw 本書の歴史改変設定は今後、重要な伏線になるのだろうか?

  • この作家さんは久しぶりだけど、うん、まぁこういうお話が好きな人だよなぁ、という印象。

    湿度高めで気持ち悪い感じだったけど、え?その人死んじゃうの?主人公じゃなかったの?そういう終わり方するの?ていうか続くの?……とまぁ、なんだか微妙な読後感でした。

  • トリノのエジプト博物館の学芸員ルカと宗教学者 御子柴の腐れ縁コンビが、不可思議な現象に挑む新シリーズ。

    奇妙な館にエジプト秘教の儀式、扉の向こうに在る忌むべき存在、とホラーというかオカルトというか、いかにも篠田さんらしいお話。
    解説からするとルカと御子柴がメインのはずなんだけど、衿と鏡子ふたりの女性目線で物語が進んでいくので、ルカと御子柴のキャラがいま一つ掴めなかった。次作以降で馴染んでくるかな。

  • 篠田さんも角川ホラー文庫も初めてだったのでドキドキしながら読みました。
    ネットリとソロソロと恐怖が来てめちゃくちゃ怖かったです。

    まさか怜ちゃんがあんな風になっちゃうなんて…悲しすぎる。
    自分以外の何かに常に巻き込まれて自分で考えることができなくて。
    なのに羨ましがって。
    そんな矛盾したような心を抱えきれなくてあんなものに引き寄せられたのかな?
    植物状態でも生き残って欲しかったです。

    登場人物では御子柴さんがタイプ。
    それにアヌビスちゃんをもふもふしたい。

  • 毎回妙な敗北感に苛まれながら、なんだかんだ言って買ってしまうんだ篠田作品…しかも角川ホラーってなんとなくジャケ買いしてもあんまり外さないイメージがあって、なお心のハードルが低く…。

    ホラージャンルのねっとり系篠田作品を読むのは久しぶり。とはいえ、幻想小説寄りというより、ミステリ寄りなので読みやすい。展開とかはオカルトよりは異形系というべきなんだろうか。個人的に「ホラー」と言われると心霊モノのイメージが強いのだけど、一概にホラーと言っても、猟奇もサイコもスプラッタもゲテモノもパニックモノあたりまで広げると実はすごく範囲の広いジャンルなのかもしれない。
    案の定シリーズになってもおかしくない終わり方だったので、気が向いたら多少続くのかもしれない。

    ルカの描写が「黒髪に大きなサングラスの白皙の青年」だったので、頭に浮かんだのがJDCの九十九十九(懐かしい…)だったのだけど、どこにもロングヘアーとは書いていなかった(笑)。おかげで読み終わった後に表紙をよくよく見て「あ、ルカってこれか」と気付いた(苦笑)。アヌビス可愛い。ミリアム嬢とかも存在感ありまくりなので、やっぱりこれは続くと思う。

  • 苦手なのについ読んでしまうホラー。これもシリーズになるのだろう。

  • ホラーというよりはオカルトミステリーってな感じだろうか。
    「温室」というと、古いファンとしては蒼くんの事件を思い出してしまい切なくなるのだが…。
    今後シリーズ展開されそうなのでたのしみにしていよう。
    いろいろ気になる人物たちだが、何より謎のわんこアヌビスに注目したい。

  • 篠田真由美さんの描く、こういうお話は本当に好き。
    雰囲気があって、ホラーが苦手なのに、ついつい読んで、はまってしまう。
    この作品では、御子柴センセの無頼ぶりが特につぼ。
    ルカとの掛け合いが楽しいったらない♪
    2人の出会いの場面はもちろん、アヌビスとの出会いとかも、読んでみたいなー。
    衿の心は悲しすぎたので、あのラストは救いもあったと思いたい、、、

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著者プロフィール

1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。92年『琥珀の城の殺人』でデビュー。『未明の家』に始まる「建築探偵」シリーズはベストセラーとなる。ミステリをはじめ、伝奇小説、SF、幻想小説など幅広い作品を発表している。「黎明の書」「龍の黙示録」「北斗学園七不思議」シリーズなども人気を博している。他著書に『風信子の家』『閉ざされて』『わたしはここにいます』など多数。

「2018年 『闇の聖天使 ヴェネツィア・ヴァンパイア・サーガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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