ヴァイス 麻布警察署刑事課潜入捜査 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043707

作品紹介・あらすじ

人気アイドルの覚醒剤所持に大物政治家の賄賂。麻布警察署のエース、仙石のミッションは依頼された全ての犯罪を秘密裏にもみ消すこと。手段は問われない。”悪で以って悪を制す”汚職警官の行く末とは!?

感想・レビュー・書評

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  • 悪を持って悪を制す。
    麻布警察署刑事課二係は、管轄内の犯罪を隠蔽するために組織された部署。
    二係の仙石は、スマートかつ残虐に犯罪を隠蔽する。
    まるで、現代の必殺仕事人。

    そんな汚職警官を見張るため、監察から派遣された潜入捜査官 細川巡査部長(女性)。

    汚職警官に潜入捜査官、果たして、騙し合いの結果はどうなる。更に、ヤクザや新たな敵の登場に、三つ巴、四つ巴の戦いに。

    本当の悪は、誰なのか。二転三転する状況に、仙石や細川は、真相にたどり着けるのか。
    緊迫するストーリーに、ハラハラします。
    ぜひ、続編を。



  • 続編が出た時は必ず読みたいと思った。
    設定がおもしろい
    スピード感がある
    ストーリーがおもしろい

  • これは…続きはないのかな?
    仙石の子供の頃の話とか、武智が稽古をつけた意味とか…
    めっちゃ含みありすぎて…

    とりあえずもっと仙石が見たい。

  • 麻布警察署刑事課二係は、管轄内の重要犯罪を隠蔽することを目的に組織された。トップアイドルの覚醒剤疑惑、大物政治家の賄賂…。手段は問わない。二係のエース、仙石は誰よりもスマートに残虐に、犯罪を揉み消す。そんな仙石の行動を見張るため、細川巡査部長は、仙石の部下として、二係内で潜入捜査を始める。極限の騙し合いの勝者はどちらか。

  • 面白かった!キャラクターがアニメのように生きているので妄想しながら読めて楽しめました。まだ一話目なので導入部といったところですが掴みは十分、それぞれのキャラクターを掘り下げた部分をもっと読みたくなりました。深見さんだけあって拷問シーン多かったですが許容範囲でした(笑)続編是非お待ちしています!

  • ディストピアというか精神的に疲れる警察小説。
    個人的には面白かったように思う。

  • 麻布警察署刑事課二係は管轄内の重要犯罪を隠蔽することを目的に組織された。
    トップアイドルの覚醒剤絡みの死亡事件、大物政治家の賄賂―
    二係のエース・仙石はスマートに残虐に、手段を問わず犯罪をもみ消す。
    そんな仙石の行動を監視し尻尾を掴むため、細川巡査部長は仙石の部下として二係内で潜入捜査を開始する。
    騙し合いの勝者はどちらか―
    しかし管内で発生した出所不明の麻薬事件を巡り、細川とその家族が危機に陥り―
    “悪を以って悪を制す”汚職警官を描いた本格警察小説。

    予想していたよりあっさり薄味、読みやすい話でした-
    拷問描写もそんな子細でなくて。
    確かに裏で私利私欲を満たしてる悪徳警官だけど、警察内部の害も排除してるし…必要悪ってやつなのかも?と思わなくもない。
    でも細川を潜入捜査官としてチョイスしたのは…ちょっと身内に突く隙が多すぎないか?
    お金が必要っていうのも、忠誠にも裏切りにもどちらにも強く振り切れ易いようだし-
    そもそも仙石の方が上手すぎる…

    元々の二係メンバー3名の過去と細川の行く末が気になるけど、シリーズ化するのかな-

    しかし私は何故に、新年早々コレを読んでしまったのか-我ながら謎チョイス。

  • 深見真『ヴァイス 麻布警察署刑事課潜入捜査』角川文庫。

    かつて見たことの無いほどのトンデモない悪徳刑事を主人公にした警察小説。ここまで徹底した悪徳刑事も珍しいのだが、悪を以って悪を制すという構図が面白い(つまりは、やり方は酷いが正義感に満ち溢れた刑事ということになる)。また、スピーディーな思い切りのよい展開が作品の面白さをさらに増している。

    麻布警察署刑事課二係を仕切る仙石重一は、仲間の刑事と共にトップアイドルの覚醒剤使用から大物政治家の賄賂をはじめとする重要犯罪を隠蔽し、大金を懐に入れるというトンデモない悪徳刑事。そんな仙石の悪事を暴くため、警視庁の監察官室から細川瑠花巡査部長が送り込まれる。

    文庫書き下ろし作品。この先、続きがあるようなエンディング。

  • 汚職刑事もの。まさに悪徳。悪い奴が悪い奴を食い物にする。恨むなら間抜けで迂闊な自分を恨みな。
    泥臭さはなく、血生臭さくもスマートにえげつなく、飄々としている千石が癖になる。
    シリーズで読みたいけど続編ないのが残念。

  • 仙石さんの過去めちゃくちゃ気になるし、どうして武智さんや駒形さんは彼と行動することになったのかっていう経緯もすごく気になる…続きはないの…?細川さんはズブズブと仙石沼に飲まれていってるが、果たして完全に飲み込まれずにいられるのか…。
    あいも変わらずのフカミン節(拷問と戦闘と美形のキャラクター達)で面白かったけれど、すこしマイルド目に感じました。ゴルゴダの真田がダークヒーローならば仙石はアンチヒーロー。とにかく続きが気になる話だった。

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著者プロフィール

2000年に第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞、2002年角川Next賞を受賞。代表作は『ヤングガン・カルナバル』シリーズ、『ゴルゴタ』、『GENEZ』シリーズなど。『魔法少女特殊戦あすか』原作、『ちょっとかわいいアイアンメイデン』原作、『王様達のヴァイキング』ストーリー協力。TVアニメ『PSYCHO‐PASS』1期、『PSYCHO‐PASS 劇場版』(ともに虚淵玄と共同脚本)にて、ニュータイプアニメアワード脚本賞受賞。TVアニメ『ベルセルク(2016)』シリーズ構成。

「2017年 『バイオハザード ヴェンデッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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