ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 209
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044469

作品紹介・あらすじ

雪越大学 オカルト研究会に所属する、超草食系大学生の森司。
しかし、奇跡は起きた。
なんと、こよみちゃんと、菜の花の有名な福島潟で初デートすることになったのだ! 
その日に向け、森司は着る服(と自らの体型)に頭を悩ませる。
オカルト研究会のメンバーも、二人のデートに興味津々だ。

けれど依頼人は容赦なくやってくる。
連続殺人事件現場の横に立つ豪華な洋館に現れた、女の足だけの霊。
森司がかつて経験した、先輩の同時二重体(バイロケーション)の謎。
そしてデート当日にまで、恐怖は忍び寄ってきて!?
甘甘なのに身の毛もよだつ、青春オカルトミステリ第10弾!

感想・レビュー・書評

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  • 10冊目にしていよいよ初デート。なんだかこれだけシリーズ追ってると、保護者気分で見守りたくなってしまいますね(笑)。実に微笑ましいのだけれど……うん、私もすっごく思いましたよ。「いまさら気づくのそこなん?」って! これで次作からは「いいかげんにせい!」って突っ込まなくても大丈夫かしら。
    とまあその部分はさておき。今回も怖かった。二話三話の人間心理面の物語も怖くてぞくぞくさせられはしたのですが。夜に読んでて一番「うぎゃあ!」と思って読むのをストップしてしまったのが「目かくし鬼」の幽霊登場シーン。爽やかで明るい光景の中にあれは……想像すると恐ろしすぎました。なので昼間になってから読んだけど、あのシーンはやはり怖かった! 物語そのものは怖いというより悲しいものであったのだけれど。あの光景のインパクトが抜群でした。

  • 依頼者の、移り住んだ姉の新居についての謎
    校内で再会した先輩、デートの前の事件。


    初っ端から、自分の身体にがっかりしている主人公。
    これはこれで面白いですし、あちらもあちらで
    いそいそしているのが微笑ましいw
    しかし新入部員にさえばれている気持ちが
    本人だけには伝わってないのが、笑えますが。

    依頼者の夫の両親は何故離婚したか、という謎も
    ついでに解決した1話。
    昔は技術があれだったから、と納得できる内容ですが
    やられた方としては、驚き以外何物でも。
    それは確実に奥さんの浮気を決定していたわけで。

    再会した先輩について、一体どういう事? と
    首をひねってしまう証言ばかり。
    主人公が正式な部員となるきっかけ、の事件ですが
    こういう決めつけされると困るよな~と。
    しかも生涯(?)において、やってくれてますし。
    自分正しい! と思う自信だけは、賞賛したいです。
    ただ、子供が鬱屈してこの状態になるまで
    まったく気づいてないのには、鼻で笑いますが。
    そんなもののために、手を汚すのは
    確かに無駄です。

    そして…ようやく、前巻からのお約束であるデート。
    の前に、妙なチェーンメイル事件の依頼。
    指定された場所は、一体何があった所なのか。
    という謎を解き明かしている最中で
    お約束のデートの日。
    部員全員にお許しをいただいて出かけたわけですが
    そこでも問題勃発。
    おかげで明らかになる、主人公の性格形成と
    事件の糸口。
    話の本筋としては、後者を喜ぶべき??w

    まぁ、デートが無事に終わって何より、です。

  • 2019年49冊目。ついに森司とこよみが初デート。このままラブコメ展開爆発か!と思いきや、こよみの過去にちなんだ話も出てきたりしてオカルトの要素も健在。しかし、エピローグの話は「あーうらやまし過ぎるぞコンチクショウ。」といいたくなりますな。まあ、まだこの2人が付き合うことになるには時間がかかりそうではありますが。感想はこんなところです。

  • 「目かくし鬼」
    隠されていた真実。
    彼女がどんな思いで家出をしたのか、その気持ちは本人にしか分からないだろうが相当苦しい思いをしてどうにか逃げ出したのだろう。
    愛してくれると思っていた人物にも最終的には裏切られ、大切にしていた自分の子と離れ離れにされた悲しみははかりしれなかったろうな。

    「よけいもの、ひとつ」
    同時刻に二つの場所で。
    彼の父親は典型的な健康児以外を異端扱いする者なのだろうが、これだけ沢山の症状を見ても心が揺らがない辺り救いようがないな。
    身内に身体の不調が認められず、それが甘えだと厳しく言われ無理をさせられるほど苦しい事はないだろうな。

    「いちめんの菜の花」
    二人のデートの行方。
    宗教というのは本当に信仰心もあり広めたいという思いからの物もあれば、ただただ信者になった者を思いのままに操りたいが為に作りあげられた物もあるもんな。
    おかしいと悟らせる理性を失わせ今の状況が素晴らしいと思い込ませるのは一言で言えば洗脳だが、そんな目にあった者からしたら洒落にならないぐらい怖い事だと後で気付くのだろうな。

  • いよいよ初デート!しかも「デート」と周囲にも宣言してのデートです!!いや、ホラーもすごいよかった。最初の話なんて、妊婦さんと幼児ですよ。こわすぎ……。こういうホラーが本格的なのにコメディも楽しめるシリーズ、少ないので貴重です。しかし……やっと気づいたか>森司。

  • ようやく二人に変化が訪れる第10作目。
    今回はラブコメのほうが勝っている感じでした。
    私的にはホラー度はそこそこ。森司君の仮入部期間の秘話もあり、ファンにはたまらない一冊です。
    二人の急展開に期待したいです。

  • 2017/1/11

  • 2017.9.17 読了。

    よかった、ホラーな部分も安定してるし、なにより、初デートの部分をもう少し書いて欲しかったかも。
    明らかに周りから見ればバレバレなのに、純粋すぎる2人に呆れつつ、まだ続きを読みたいと思ってしまう。

  • やだもう。おばさんどんだけ悶絶させたら気がすむの!?
    …な、パートがあるから読後感救われてるけど、今回テーマがリアルで色々考えてしまう。親子…ねぇ。


  • 実写映画化もした櫛木理宇のデビュー作。
    幽霊が見えるという体質を持つ大学生の主人公・森司は、片思いの幽霊に狙われやすい美少女こよみのためにオカ研に入る。大学内で巻き起こる様々なオカルト事件(?)を解決することができるのか。
    ホラーラブコメ×学園物語なので、怖い話が苦手な人にも読みやすいシリーズ。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。瑞々しいキャラクターと読みやすい文章で読者モニターから高い支持を得る。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。

「2020年 『ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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