ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 192
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044476

作品紹介・あらすじ

こよみちゃんとの初デートに成功し、浮かれ気分の森司。しかし逆に意識し過ぎて空回り! そんな折、「悪魔祓い(エクソシスト)系の映画を観ると全身の血が沸騰する」という依頼人がオカ研を訪れて……

感想・レビュー・書評

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  • 念願の初デートが終わって、戻ってきた日常生活。
    しかし、主人公は何故か戻れて入れなくて?

    うっかりと希望を持った、という事ですが
    ここまですれてない、というか、純情というか…。
    その状態がさらに爆発(?)している1話目。
    依頼者に向けて、元先輩の発言に
    ものすごく熱く語っている二人。
    …両方すごくよく気持ちはわかりますが
    そこまで力説してはいけない、気がしなくも。
    蓋を開ければ、この依頼についての元凶は、でしたが
    まぁお兄さんも若いので、そちらに向いてしまうのは
    致し方ないかと。
    とはいえ、あの発言はアウトです。
    やられた方は、いつまでも覚えているのですから。

    2話目の元凶のお言葉が素晴らしい☆
    盛りあがる悪口ですが、相手が相手なので
    殺ってしまえ、という状況。
    これは、あちらもすっきりするかと。

    そして驚きの3話目。
    前巻にありましたが、それがすべての価値、だと
    刺激されるからと言って、他者を攻撃したら
    駄目になってしまう、というの状況。
    しかも相手の男もまさか…と思ったら
    そこにきちんと愛情はあったようで。
    相談できる勇気がないのは分かります。
    ならば、それはそれで何事も言わず
    分かれるべきじゃないでしょうか?

  • 2019年51冊目。今回は中編が3本と割と短め。育児に疲れた女性が自殺して、成仏しきれずにこの世にとどまっていた霊を女子会をしてストレス発散させて成仏させるという解決方法をとる中編が、学生のサークルらしくて良かったなと思う。毎回指摘するようだが、ホントに森司とこよみはじれったい。こよみの方も、森司の高校時代の画像を持っていたりするなんて、あなたたち付き合ってしまいなさいと説教したくなります。ホント読んでいて「うらやまし過ぎる。コンチクショウ」といいたい。次。

  • 「悪魔のいる風景」
    過去に見ていた記憶。
    彼は何一つ悪い事はしておらず、子供ながらに純粋に疑問に思った事を尋ねただけだし元々全てを隠して暮らしていた母親こそが一番の問題児だったな。
    自分を守り家族を守る為に必死に頑張った彼を誉めることなく、むしろ家族の汚点を見つけた者として責め立てるのはおかしな話だよな。

    「夜ごとの影」
    自分の家から出ていけ。
    彼女はただただ騙されいて本当の事を言っていただけなのに誰一人信じてくれず嘘つき呼ばわりされ、加害者である彼ばかりが援護されるのは辛かったろうな。
    もっと早くに罪の意識が芽生え白状していたら彼は彼女の為にも店を守ることが出来ただろうし、あの家で最後を迎えられたかもしれないのにな。

    「白椿の咲く里」
    一斉に落ちた花。
    彼女は彼女なりに自分にしかない取り柄を生かし認められたかったのだろうが、それが少し異常な程たった一つの武器に固執していただけなのだろうな。
    伝説や呪を信じる前に一度病院などで原因を探し尚も理由が分からないのであれば、そういう類いの物だと思えば良かったのでは。

  • ゴールデンウィーク直後に読んで、話の季節とぴったりでした。
    だんだん話がすっきり終わらずに怖くなってきています。
    でも主人公の二人のことが気になって途中でやめることができません。

    一話目はエクソシストの話が出てきて、懐かしかった。
    子供の頃はそれほど怖いとは思わなかったが、今初めて見ると怖いかも。

    次作もあんまり怖い話でありませんように。

  • エクソシスト、事故物件、椿。どれも親族に絡んでしんどい話。今回は全体的に恋愛のもつれの話でもありました。周囲の人が悩みを持ち込む中、森司とこよみは、進展しているのか、していないのか。

  • めちゃくちゃ面白かった。ホラーはこええし、ラブコメは楽しいし。これはぜひギャラリーになりたい……。もーこよみちゃん告白しちゃってよ!もう!(笑)

  • 2018.5.31 読了

  • 2017/11/13

  • 家族も血縁も難しい。何だってそうだけど比べ出したらきりがないし。
    変わっていく価値観と守ろうとする伝統とその間に落ち込むとこれまたむずかしいしね。

    さて。周りの温かさ…なのか生温ーい目線がかなりクセになってきましたよ。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。瑞々しいキャラクターと読みやすい文章で読者モニターから高い支持を得る。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。

「2020年 『ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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