わが家は祇園の拝み屋さん3 秘密の調べと狐の金平糖 (角川文庫)
- KADOKAWA (2016年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041044667
作品紹介・あらすじ
京都祇園の祖母の家から高校に通い始めた小春。愛衣という新しい友人もでき、自分の不思議な力を人のために使っていきたいと、小春はある決心をする。そんな時に恋心を抱く大学生・澪人が下宿人としてやって来て!?
感想・レビュー・書評
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前回の最後に命を救われた澪人。若宮くんにお礼を言おうとも会えず。若宮くんの現れるタイミングは必要な時だけ。学園祭は盛り上がりそうだな。滝修行は簡単に考えてはいけない。仙人様に助けてもらった小春と愛衣。そしておばあちゃんの過去の甘酸っぱい思い出、虫の知らせ。そして森羅万象のからくりとは・・
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謎の祓い屋登場、ちょっと不穏な空気が出てきましたね、いや、このような展開、嫌いじゃありません。三善もちょっと怪しいかな、と思わせるふしがありますがはっきりしません、もう少し読み進める必要がありそう。小春の前世の記憶も少しづつ明らかになってきて、ノッテきた感がありますね。
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このシリーズ好き。
相変わらずのふわっと優しい感で、前述のとおり著者の文章って、スイスイ読めるわけではない(すいません)のに、全体を通しては
「面白かったなー」
と、思える不思議。いや、面白いねんで。続きもめっちゃ読みたいで。
なんやろうねえ、「京都推し」が、そこまで言わんでも・・・、ちゅう感じ? (;^ω^)
京都を舞台にした小説はそれこそ時代を問わずめっちゃぎょうさんあるけど、著者ほど
「京都以外の出身の方が、『これぞ京都』と、いうものを求めてます」
ちゅう雰囲気がバリバリ出るのも珍しい・・・ような気がする・・・。
(わかりにくい)
もうちょっと普通に。なんちゅうか普通に、書いてくれはったらええのに・・・、ちゅうの・・・?
私も京都の人ちゃうけどさ・・・。たとえが極端やけど、著者からみた「京都」って
「まだサムライがいる」
と、信じている外国人の方が見る日本
みたいなイメージというか・・・。
(もっとわかりにくい)
学生が文化祭に和菓子処を着物でやるのは京都でなくてもやるやろうし、ましてや
「京都らしさを出すために」
普段使わない人も京ことばで接客しよう
と、いうのは、京都在住(もしかすると関西在住)の人以外がやることやろうね・・・。
京都らしさって・・・。ええねんけど・・・。
なんかし、そのあたりが、普通でええのに・・・(;^ω^)と、思いながら読んでしまう所以。
宋次朗さんがいてはるんやから、甘味処をするという展開も
「ありやろうな」
と、思えるんやし・・・。そこに「京都らしさ」とかは・・・。
むしろ、この文化祭での弓道部の出し物に流鏑馬を放り込んでくるほうがどうかと思うで!!
そんなん、あるん!?
そんなん、やってええの?!
「どこからともなく蹄の音が聞こえてくる」
って、そんなん
「キャーかっこいい王子様!」
みたいな迎え方して大丈夫!?
まあまあ、そういうのはさておき、神社や祓い、今回は眷属の話が大変面白かった。
前述のとおり、伏見稲荷は今年中に行ってみたいと思っております。
また、伏見稲荷が登場する小説を読んだことで
「これはますます縁があるに違いない!」
と、思っております。( *´艸`)
もし行けたときは、鳥居のまわりをじっと見てみよう! 笑
澪人と小春の関係も気になるねーえ!
あ、もちろん、恋愛方面じゃなくて、澪人にとって小春は「お仕えする人」とか、またはその逆とか、そんなんなん?
ここまでさらっとしか書かれてなかった茂さんの出自もはっきりして、ますます小春と宋次朗が
ただものではない感がすごいしね!!
流れで登場しただけかと思ってた「胡散臭い祓い屋」も今度登場するみたいやし、若宮くんのこととか、いろいろ気になるわー!!
「京都らしさ」って何やねんとかいうててすいません。でも先はめっちゃ気になるので、早く読みたい!
個人的にはややこしい京男は好みでないので(笑)、澪人よりも宋次朗。
ちゅうか、朔也くん。
朔也くん、好みやけど、この子あれか。黒幕(の一派)か。
名前からして「いかにもなんかありそう」感すごいよね(笑)!?
人が異常に眠くなるときは、「魂の成長」をしようとしてるときなんやって!!
おお、結構頻繁にあるけど、まだまだ成長するよね、私の魂。頼むよ。
その前に、床掃除すべき?
うわー、散らかってるわ(と、自分の周囲を見る)。
新刊やし、相変わらずきれいな本やったわー。表紙の着物もかわいいね。
そっか、これは角川文庫やったのか・・・。
と、巻末の広告を見てボンヤリ思っててんけど、
「角川文庫のキャラクター文芸」
ちゅうカテゴリみたいよ! 笑
キャラ小説好きやけどさ、「キャラクター文芸」か、なるほど。
そしてその「キャラクター小説」の大賞をとったら賞金150万。
「横溝正史ミステリ大賞」なら賞金400万。
なんと「日本ホラー小説大賞」は、賞金500万ですってよ!
やっぱりホラー小説って、読むのも書くのも大変なんやろうなあ・・・。笑
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■小紋
細かい模様を地一面に染め出した織物。
(2017.02.05) -
「迷いの夜に行灯を。」
修行を行った帰り道。
周囲に相談出来る人がいないのであれば独学で頑張るしかないが、話を聞ける相手がいるのだから知識を得たいのなら尋ねるべきだろう。
「祭りの騒ぎと、抹茶栗大福。」
大盛況の出し物とは。
本当に何かが起きてしまうことなんて稀にしかないのだろうが、それでも当たりを引いてしまう可能性を考えたら行わないが一番だろう。
「お香のサインとオルゴール。」
偶然などなく必然で。
不確かな情報だけで判断したのではなく、共同作業を進めている最中にも起こった出来事で普通じゃ無いと分かった末路なのが悲しいな。
「森羅万象のからくり。」
徳を積み続けた後に。
いつから見ていたのかは分からないが、あれだけ上手く気配を殺すことが出来る相手に存在を知られたのは危険な事ではないのだろうか。 -
最高に面白い。
続きが気になる。
小春の見る夢って前世なのかな?
続巻も楽しみです。 -
#読了
なんか誰でも切ない恋の思い出ってあるんやなぁ、って…(違)
「自分の心が、いかに快適でいられるかということ」
心を優先する。難しいようですごく大切なこと。 -
「拝み屋さん」修行のために滝行を小春に勧める愛衣。まあ王道だよねー。新しいキャラ、小春たちと同じ高校の男子生徒朔也、怪しい拝み屋はこれからどう関わってくるのか。最後に明かされた櫻井家の血筋の秘密と小春の謎の夢。夢の中の青年は若宮くんなのか。次が気になる。
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京都弁がいい味出してるなぁ。