- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041044742
作品紹介・あらすじ
霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、「死ぬ人の顔が見える」という三枚鏡……。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。
感想・レビュー・書評
-
不思議な話の短編集。
単に起こった出来事だけを、淡々と書いていて
怨念とか無念とか背景の深掘りしてないので、
ゾットするとか怖いとは思わなかったなぁ。
なんかイマイチ。
個人的に山好きなので、星一個プラス。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう山ホラーじゃないです。確かに山を舞台にした短編もあるっちゃあるんですが、どこかパンチが弱くて大して怖くないという……残念な仕上がりでした……
-
怖い話を読んでいるはずが、いつの間にか飯テロを食らっていた。
中華屋のラーメンにチャーハン、卵スープ。隠れ家的宿で出される夕食…。
おかしいな。ホラーなのに涎が止まらない。 -
初期に比べて、穏やかな話が多くなってきた気がする。
もちろん、おもしろかった。 -
山で起こった怪異譚の第4弾(かな?)
今回は、山に拘らず旅先や宿などでの不思議話も紹介されています。
登山での怪談も怖いのですが それ以外の話に印象深いものがありましたね。
・西伊豆の民宿での出来事。子供の視線「ぼくちゃん」、
・登山中に見つけた謎の小屋。そこで行われていたのは?「冬虫夏草」
・山から帰ってこない友に紹介された食堂で供されたものは・・・「三ノ丸食堂」
・彼は遠野駅に戻れたのでしょうか?「河童淵」 -
山は神様が住まうとよく言うが、物の怪の住処でもあるようだ。
-
山に関する怪談集の第4弾。
「冬虫夏草」は都市伝説なんだけど、得体のしれない部分を持つ山という存在が怖さを増しているように思います。「山の牧場」の怖さも、そこらへんにあると思う。日常と接している山だけど、簡単に知らない世界に踏み込んでしまう怖さ。
簡単に日常と非日常を行き来してしまう場所という認識が、無意識にあるからこそ何かに呼ばれたとかいう怪談も多いのでしょうね。その認識を植え付けてきたのは「河童渕」のような民話・伝承だったりするのだな。 -
山は怖いけど、
なんかスジが通ってる気がする。
敬うのは当たり前かな〜
長野生まれが思う山は三千メートル級で
親しみより崇高さだからかな。 -
角川のTwitterアカウントが呟いていたので予約してレンタル。
可もなく不可もなくな印象。
そんなにすごい怪異という程でもなかったのは少し残念。
もう少し怖いのを期待してしまった……。
印象に残ったのは、たまたま入った洋食屋さんの話。
こちらは少しほんわかとした印象。
怖かったのは霧の中で見つけた建物の話。
あれだけは少しゾクッとした。