- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041044773
作品紹介・あらすじ
広告代理店の仕事に嫌気が差し、下町の居酒屋に飛び込んだペギー。持ち前の明るさを発揮し、寂れた店を徐々に盛り立てていく。そんな折、ペギーにTVの出演依頼が舞い込んできて……親子の絆を爽やかに描く
感想・レビュー・書評
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作者の喜多島隆さんがあとがきでも自ら書いているように、
「誠実に頑張った人間が必ず幸せになれるという僕の作風が、ぶれることはない。」
まさに、これだ。 -
自分の生きがいを見つけられるか…見つけた生きがいを誇りに思えるか…
そんなことを考えつつ、美味しそうな居酒屋料理に居酒屋大好きな私としては飲みに行きたくてウズウズの一冊でした -
とても楽しく読了しました。「キャット・シッターの君に。」で出会った喜多嶋隆さんの「ペギーの居酒屋」(2016.11)良かったです。とてもいい居酒屋でした(^-^)おすすめです!
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居心地のよい居酒屋行きたくなります。
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私は喜多嶋隆の悪者を勇気やアイディアで爽快に叩きのめす姿が好きだ。
今回はちょっとそれがクドく思えた反面、
居酒屋という場所、ペギィと女性編集者のサシ飲み、大家さんのアドバイスと、心の中にぽつんぽつんと言葉が染み入り、読後優しい心になれた作品。 -
ベテランの作家さんのようですが、初めて読みました。
わりとよくあるエピソードで構成されているし、お料理もそんなに出てこないし、いろいろ都合よすぎる気もしますが、軽く読めて面白かったです。
スッキリした文章は、雑味のなさから来ているのかもしれませんね。 -
ハーフのペギーは、2年間勤めていた広告代理店を退職することを決意。
なんとなく気になった千駄木の駅で降りたペギーは一軒の居酒屋に足を踏み入れる。
それが縁で、その居酒屋「休」で働くことになるが……。
2016年12月1日読了。
読んでいてふと思ったのは、これまで喜多嶋さんが描いてきたヒロイン像はペギーではなく、ペギーの母親の香澄だな、と。
これまでのヒロインたちが親になり、その後が描かれているように感じられて、なんだか不思議な気持ちになりました。
ペギーは今までのヒロインの凜とした部分は受け継ぎつつ、少し女性らしさが増して柔らかくなったというイメージ。
喜多嶋節を残しつつ、新鮮な感じで良かったです。 -
ある事情で広告代理店をやめ居酒屋を手伝いはじめたペギー
店を切り盛りするうちにTV出演の企画が持ちあがり
老舗の料亭が開いた居酒屋と酒肴で対決することになる
代理店時代の恋人と仕入れ先の魚屋の二代目
ハワイで暮らす母と腰越に住む祖父母の関係がからみ
ペギーの人生がうごいてゆく
喜多嶋隆が居酒屋小説?
なにこのストレートなタイトルにレトロなカバー!
心配することなかれ
千駄木の人情にハワイのテイストと湘南の風がブレンドされた佳品
読後のカタルシスはいつもと同じかそれ以上