誘神 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044872

作品紹介・あらすじ

両親を亡くし天涯孤独となった柊一は、高校入学を辞退し奥深い集落で一人暮らしていた。しかし彼は父から継いだある使命のために、集落の住民から避けられていた。「ツゲサン」。それは死後の世界と現世との中間をさ迷う死者に会いに行き、この世との別れを宣告する仕事だった。いっぽう、京都の大学生・沙織は、父親から、コレラ感染が疑われる病人が出たために、到着した関西空港で足止めされるという連絡を受ける。その頃、集落に住む誠は地区の神社のご神体にまつわる不思議な噂を耳にしていた。東南アジアで発生した脅威の感染症、三つの人生を繋ぐ謎の男、そして異界の扉が開く時が訪れる―。『長い腕』の著者が挑む伝奇パニック・サスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 「疫神」のときと同様、パンデミックものと思い読み進めると、オカルトのような要素と混じり合う謎の展開に。
    んー。
    これは評価の分かれるところだと思う…

  • このコロナ禍を予想したかのようなテーマに薄ら寒いものを感じながら読んでいたのに…
    ちょっと期待を持たせておいてのこのエンディングはないわ…

  • コロナを先取りしたような新型インフル発生と、それと並行して村のしきたりの謎の話。ちょっとホラー気味のサスペンス物。謎で終わるところもあるが救われる終わり方で当たりだった。著者の他も読みたい。

  • 「疫神」の続編的なうわさを知って「疫神」でモヤッとして終わった部分が晴れるかなと思い購入。

  • オカルト的な要素と進化論、相容れないだろうものが、どこかで繋がっている。そしてこれは始まりの物語。
    あらすじ(背表紙より)
    死者の魂を送る「ツゲサン」を父から継いだ柊一。一方、柊一の近くの集落に住む誠は、地区の神社のご神体にまつわる不思議な話を耳にしていた。その頃、沙織は、感染症の疑い例により空港で足止めされた父に気を揉んでいた。そんな3人の人生に東南アジアで発生した脅威の感染症が影を落とす―。彼らの前に突然現れた安曇は、忍びよる脅威に一つの仮説を立てた。それは人類の進化の先にある絶望的な未来だった…。

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著者プロフィール

1961年、愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼスなどゲーム制作会社に勤務。2001年 『長い腕』 で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2012年、続編の『呪い唄』を刊行後、『弔い花』 『疫神』 『誘神』 『署長・田中健一の憂鬱』 と精力的に執筆活動を続ける。本書は、著者の郷土愛が詰まったお仕事ミステリー第3弾。

「2021年 『明日に架ける道 崖っぷち町役場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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