校閲ガール トルネード

著者 :
  • KADOKAWA
3.75
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本棚登録 : 509
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044926

作品紹介・あらすじ

ファッション誌の編集者を夢見る校閲部の河野悦子。恋に落ちたアフロヘアーのイケメンモデル(兼作家)と出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて……。そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌の編集部に異動に!?

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    校閲ガール 河野悦子シリーズ第3弾!

    憧れのファンション誌の編集者を夢見て、総合出版社景凡社に就職した河野悦子。
    しかし「名前がそれっぽい」という理由で配属されたのは校閲部だったー。
    入社して3年目の悦子。相変わらず半期に一度Lassyへの異動願いを出し続けていた。
    そんな悦子に臨時の突然の人事異動。
    Lassyの結婚情報に特化した季刊増刊である「Lassy noces」編集部ー。

    今回もとっても面白かった~ヾ(*´Ο`*)/
    暴言は相変わらずで笑えるし、猪突猛進で態度もデカイ(笑)
    でもやはり、仕事に恋にがむしゃらな姿は憎めなくて応援したくなる。
    ドラマの影響か、遅々として進展しなかった悦子の一目惚れアフロの作家兼モデル
    是永(YUKITO)との恋も急展開で、悦子と一緒になってきゅんきゅんした~(*´艸`*)♡
    今回は、いつもの明るいばかりの悦子ではなくて、自分とは…仕事について…。
    恋について…凄く悩み苦しむ姿が切なかった。
    読者に真剣に真面目に問いかけている気がした。
    「自分と他人と比べて」って事自体が出来ない悦子。
    だから誰かの悪口を言わなかったり、誰かを嫌いと思う事もない。
    そんな悦子の個性凄く良いと思うし、誇ればいいと思う!
    同僚でも妙に負けず嫌いだったり、人を羨んだり、妬んだり。
    それ故なのか、同じ物を買いそろえられたり、文字まで真似たり…。
    Uそんな事をされてゾワッとした事を思いだした(´⌒`。)
    自分と他人を比べて優劣をつける事嫌だし、殆どしないけど少しは気にしてしまう…。

    ファッション誌に臨時といえども異動になって気付いた事。
    自分はファッション誌とオシャレが大好きな筋金入りの「プロの読者」だった。
    悦子には凄くショックだったと思う。
    それを受け入れたくなんかなかったのに、受け入れられた悦子やっぱり凄い(*Ü*)
    やりたい仕事と、向いてる仕事って違う事あるよね。
    違う場所で神様に選ばれただけって言葉素敵だなぁ(*´ー`*)♡
    テンポ良くって、さらっと読めて、きゅんきゅんして、
    結構じんわりして、元気を貰えた。
    明日も頑張ろうって思えた。
    何だか一段落した感じがあるのですが、シリーズもっと続いて欲しい!
    おまけマンガの「受付ガール」とっても気になる~( *´ω`* )/

  • 「やりたい仕事と向いてる仕事が、違ったんです、それをやっと昨日、受け入れられたんです。でも本当は、受け入れたくなんかなかった。」

    校閲ガール
    校閲ガール ア・ラ・モード
    校閲ガール トルネード

    と語呂の大変良い3部作でした。続きは出ない感じ?終わり?ものすごく切りよく終わったけど、でも森尾へのモヤモヤが解決してないからまだやるかしらん。

    校閲という馴染みのない、でも本好きなら名前は知ってるお仕事紹介物。

    主人公河野悦子がやかましく自己中に見えても爽やかで(読者から)好かれる理由が、『女子を嫌いになったことがない、嫉妬や焦りや比較を感じたことがない」という稀有な(ほんとに?女子は心の裏でバトルするのがやっぱりデフォルトなの?)性質のためということが明かされた3冊目でした。

    大変ライトで読みやすく楽しく、しかし働くとは何かと問いかけながら成長する王道ストーリーであり、つまるところこの本好きだ。
    ドラマも面白かったな〜。

  • シリーズ3作目は、まさに「トルネード」!更にテンポよく、謎解きの面白さもあり、一気読みしてしまいました。若干バタついた気がしなくもないが、十分楽しめた。スピンオフと思っていた2作目「アラモード」の各話のその後っぽい描写もちょいちょいありで、ちゃんとつながっている感が出ているのも嬉しい。
    長年の夢が叶ったか…に思えた悦子だが、なかなかに厳しい現実、読んでいるこっちまで打ちのめされる。憧れの仕事に就いて、己の使えなさを痛感することのキツさ、身に覚えがあるだけに、辛いものがある。改めて…ファッション誌を作るのがこんなに苛酷とは!恐れ入ります。
    結構ビターな展開とは思うけど、すごく深い。それまで勢いよく突っ走ってきただけに、その決断は、心に重く響く。でも私、この展開は好きだなぁ。もしかしたら読む年代によって受け取り方は様々かもしれない。20代だったら「わかりたくない!受け入れたくない!」なんて鼻息荒く思ったかもしれないが、酸いも甘いもまぁまぁ噛み分けた40代の自分にとっては、うんうんと頷くことばかりだ。
    それぞれの人生に幸あれ!これで一旦は一区切りかと思うけど、またいつか、皆の元気な姿にお目にかかれる日を待っています。

  • 自分が好きなこと、やりたいことと、
    自分にできることが必ずしも一致するとは限らない。
    そんな時、後者を選ぶのが結局、幸せなのだという。
    つらい選択かもしれないが、事実だと思う。


    悦子はきっと幸せになるさ。

  • シリーズ第3弾。
    本人も周りも、盛り上がりと変化があって、楽しかった。
    幸人との進展にほっこり。
    もともとお仕事小説だが、今回は特に、仕事とは、を問う内容。
    やりたいことと、天職の違い。
    考えさせられる。
    最後はあわただしくまとまる。
    内容的にも完結編か。

  • シリーズものとは知らず最終巻を読んでしまいました。
    ちょっと前、ドラマで校閲ものありましたね。見てないんですが、書籍も校閲関係がたくさん出てきて、校閲なんだろう?と気になっていました。
    宮木さんの作品だったので手に取りました。
    主人公と自分の年齢が離れているので、悦子の感覚と共感しづらいな。最初のほうは読みづらくて、なかなか進まなかったのですが、第三話「事例はある朝突然に」から、どんどん惹きこまれて、読むのが止まらなかったです。
    宮木さんは、女性同士の感情が絡み合う描写、うまいんですよね。誰もが自分の居場所を探していた、しんみりとしたラストと、貝塚の存在感が急上昇しました。

  • 校閲ガールの最終巻。おもしろかったー。終わってほしくなくなっちゃった。
    ドラマとは結末が全く違って、この結末も良かった。
    えっちゃん、夢に向かってがんばれー!

  • 今回は悦子の話よ。
    彼氏ともうまくいき、ファッション誌への異動も。
    何ごともいい感じで進行しているのではないか? と思っていたら自分の適性に気づいたらしい。編集より校閲向きだと。
    やってみないと本当のところはわからない。
    思い込みということもあるもんね。何ごとにも挑戦だな。

  • 名前を略すとコーエツになるからという、嘘かまことかわからぬ理由で、あこがれのファッション誌の編集部ではなく、校閲部に配属された河野悦子の恋や仕事を描いた第3弾。

    相変わらず生きのよい会話で、ポンポン読み進みました。
    そして、ちょっとしたなぞが気になり、読ませます。
    校閲原稿、愛読誌のバックナンバーから解き明かす悦子。

    おしゃれに余念がない悦子は、学生時代に同じクラスにいたら仲よくなれぬタイプだなと思っていましたが、自分と他人を比べず、悪口も言わず、実は優しい女性。

    まだまだ悦子を見ていたい。
    是永、貝塚とはどうなるのか。

  • 尻上りに面白くなり、三作のなかで一番よかった
    ガールがガールをちょっと卒業していくようなお話です

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著者プロフィール

宮木 あや子(みやぎ あやこ)
1976年生まれ。神奈川県出身。2006年『花宵道中』で第5回女による女のためのR-18文学賞 大賞・読者賞受賞しデビュー。同作は2014年映画化された。
代表作に2016年テレビドラマ化された『校閲ガール』とその一連のシリーズ。

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