- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041044995
作品紹介・あらすじ
「モテ」と「性」の伝道師、二村ヒトシが大島弓子、美内すずえなど往年の名作マンガを読み解き、遂には愛に目覚める!?愛し愛されて生きるためのヒントをAV監督と探っていく画期的な書。
感想・レビュー・書評
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少女漫画にはいろんな恋が描かれている。
それを読み解いていくことはとても面白い。
特にガラスの仮面を読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男性が書く少女マンガへの視点、面白い。読み慣れた漫画、読んだことのない漫画、もう一度読みたいと思った漫画にもう一度出会わせてくれる。小中高と漫画漬けで育ったけれど、いま読めば違う視点もあるだろうなと気付かせてくれた。
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少女漫画に出てくる登場人物達の自意識とその背景にある「心の穴」を分析した本。
その分析を通じて、自分が抱えている自意識と「心の穴」がどういうものなのか、を把握する手がかりになる本でもあります。
難しい概念が一切登場しないのに、人(キャラクター)の心の深いところをズバッと表現されていて、読んでいる時楽しい&ハッとさせられることの連続でした。
「他者とは、自分にとって都合が良くない人のことだ」
「メンヘラとは、自分の中にあるものに引き裂かれて苦しんでいる人のことだ」
ここだけ抜粋しても不粋ですが、こういう風に、わかっていたつもりになっていた単語を、より深い理解をもって表現してくれています。
逆にいうと、その「言い切り」にどれだけ共感できるかが、この本の好き嫌いを分かつのかなと。僕は、好きでした。