『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 297
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046050

作品紹介・あらすじ

家の壁のほとんどを占めるたくさんの本棚。大好きないちご色の壁。長年の日々の台所仕事で得た、かんたんおいしい十八番のメニュー。カラフルなメガネやキャンディみたいなリング。ビビットなカラーのワンピース。『魔女の宅急便』をはじめ多くの児童文学の名作を生み出してきた、作家角野栄子の美しい暮らしをあますことなく紹介する一冊! 五歳で母をなくし、戦争と終戦も体験。二十四歳でブラジルに移民として渡り、世界中の人々と知り合った。現在八十二歳の角野栄子は言う。「魔法は一つ。すべての人が、必ず持っているのよ」人生を明るく、色鮮やかにいきていくための『衣』『食』『住』のレシピ集。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな「魔女の宅急便」の作者、角野栄子さん。
    表紙の写真にあるとおり、とってもチャーミングな方。
    国際アンデルセン賞を受賞されてからテレビで拝見する機会も多くなったけど、立ち居振る舞いも話し方も語られる言葉もとても素敵で、ずっとご自身の中に小さな乙女を住まわせてるような、そんな印象を受けていた。
    この本では角野さんの、本当にいろいろなこと
    …お気に入りの色、好きなこと、おしゃれ、家のこと、食事のしかた、庭のこと、仕事のこと、生い立ちのこと…などが写真とともにたくさん語られています。
    本を読んでみての印象は、テレビでうけた印象と変わらず。人生を楽しんでいる大人の余裕とお茶目さが同居する、可愛らしい方だなと感じました。

    憧れるなあと思ったのは、自分の好きなもの、好きなことがハッキリしていて、自分にちょうど良い暮らしをしていること。本文中に「私は○○が好き」という言葉が何度も出てきます。
    ふと、私は私が好きなものをいくつ把握できてるのかな?と思い巡らせました笑
    いちご色の壁が印象的な表紙写真ですが、いちご色がご自分の色だと決めたのは40代になってからだそう。私も焦らず少しずつでも「好き」を見つけていきたいなと思った(*^^*)

    角野さんのお気に入りの生活を教えてもらえてとても嬉しかったのだけど、何よりも嬉しかったのは、ところどころで角野さんの本棚の写真が掲載されていたこと!
    どういう本を普段読まれてるんだろうとワクワクしながら写真をじ~っくり見てました笑
    私が持ってる本が写真に写ってたりもして、なんだかとても幸せな気分になりました笑

    最後のエッセイ「魔法は一つ、誰でも持っている」はこれからも心に留めておきたい言葉です。

  • 「魔女の宅急便」でお馴染みの、角野栄子さんのエッセイ集。
    もうとにかくとても素敵だった。自分に似合うもの、好きなもの、キートーンとなるものを選び、信頼し、身にまとうことは、こんなにも素敵。
    ずっとお気に入りの口紅。オーダーメイドのワンピース。飴玉のようなころんとした指輪。とっておきの路地道。毎朝の搾りたてジュース。
    角野栄子さんの日常を構成するそういうすべてのものが生き生きと、きらきらとしていました。
    見えない世界を想像し、工夫を凝らし、一人で生きていく、それが魔法なのよという言葉。
    角野栄子さんが言う通り、そうできたときに初めてきっと私の心も動いて、ただひとつ私のための確かな魔法を手に入れることができるんだと信じられました。
    なんだか「西の魔女が死んだ」の魔女になるためのレッスンのようでわくわくした。
    まだまだこれからの人生。ようやくその萌芽を感じ始めているまさに今から、ゆっくりゆっくり私だけの魔法を育てていきたいと思います。

  • まるで、絵本の中に出てくるような
    角野さんの暮らし。
    大好きなものたちに囲まれ、大好きな服を身に着け
    少女の様に笑う角野さんはなんと御年82歳になられるそうだ。
    む・む・む・・・角野さんは
    やはり本物の魔女だったのか。

    齢を重ねたらこんな心意気で、
    こんな風に毎日を過ごして行けばいいのか!
    丸ごと真似することはできないかもしれないけれど
    子どもの頃、絵本の中の主人公たちに憧れたように
    今私は猛烈に角野さんワールドに入り込みたい気分です。
    最後に特別収録されている『おいとちゃん』
    やさしくてやさしくて泣けてくる短編です。

    • nejidonさん
      はじめまして。フォローしてくださり、ありがとうございます。
      角野さんは、作品のイメージを損なわない、素敵な方ですね。
      こんな風に年を重ね...
      はじめまして。フォローしてくださり、ありがとうございます。
      角野さんは、作品のイメージを損なわない、素敵な方ですね。
      こんな風に年を重ねられるかどうかは分かりませんし、自信もないですが
      せめて真似たいものです。
      「おいとちゃん」は私も好きですよ。
      今後ともどうぞよろしくです。
      2017/05/18
    • にゃんこさん
      >nejidonさん♪
      はじめまして。コメントありがとうございます^^
      大好きな物語の作者さんが
      こんなに素敵な人で、なんだかとっても...
      >nejidonさん♪
      はじめまして。コメントありがとうございます^^
      大好きな物語の作者さんが
      こんなに素敵な人で、なんだかとっても幸せな気持ちなのです。
      おいとちゃん、あたたかくもせつないですね。。。
      更に年齢を重ねられた角野さんのこれからの作品がますます楽しみになりました♪
      こちらこそ今後ともよろしくお願いします♪
      2017/05/18
  • 女性なら、こんなふうに歳を取りたい って
    思う人は 多いはず。

    自分を知っている。
    自分を持っている。
    チャーミング。

    苺色の壁に 家中に本棚。

    苺色は 置いといて‪w
    たくさんの本棚、いいなぁ( *´꒳`*)

  • 『魔女の宅急便』の著者、角野栄子さんのフォトエッセイ。ブクログのレビュアー様の感想が素敵で、手に取りました。前回図書館で借りた時は、体調が悪くて読まずに返却。今度こそはと楽しみにページを開きました。

    ご本人も愛らしい魔女さんのようだとは、よくぞレビュアー様も評されたもの。表紙の可愛らしい印象そのままに、全編ポップな色と、角野さんのチャーミングな笑顔に彩られたご本です。お書きになる童話は、案外落ち着いていて、どこかしっとりとした影と、弾むような楽しさが一体になっている気がしますが、やはりお人柄が、にじみ出るのでしょうか。

    こんなふうに鮮やかなお色を、笑顔で身に纏えるなら、年齢を重ねるのも楽しそうだな、と思ってしまいました。この方の色彩感覚って、本当に素晴らしい。この感想で、「よくわからないなぁ。」とお思いなら、ぜひページを捲って下さい。何よりも、その意味がわかるでしょう。

    心のなかに虹の色を持っている。だからこそ、子どもたちがわくわくする物語が書けるのでしょうね。『魔女の宅急便』は、確かに名作ですが、それだけではありません。『スパゲッティがたべたいよぅ』も、この方のお作だったのですね。学級文庫や図書館の児童室にあったのを覚えています。

    社会性の高いお作も多くあるようですし、いろいろなお作が、子供から大人まで、長く読まれたらいいなと思います。やさしい語り口の児童文学だからこそ、長く読まれるものもあると思いますので…。自分の知らない人生の記録を、分けて頂けると思うと、貴重ですね。

    心に私もひといろ。本と一緒に、口紅にしようか、きれいな色のスカートにしようか、スウェーデンの木のペンダントをモカブラウンのシャツに合わそうか…。真似してみたら、ちょっと角野さんやキキに近づけるかな?

  • 魔女の宅急便を書いた人だそうです。
    私は明るい人になりたいとよく思うのですが、
    この方だいぶ明るそうだから気になって読みました。
    作品から想像しました。

    どんなに明るい人にもかげの部分はあるんだと思った。
    母親を5歳で亡くしている。
    そこからどう生きていくのかはやっぱり根が明るいかたなのかしらね。
    とても風通しの良い部屋に住んでいそうなイメージをもちました。

  • 角野さんのカラフルな暮らし、憧れる。
    私は楽だからモノトーンが好きだけど、
    色に囲まれると、きっとワクワクしたりいろんな影響を受けられそうだなと思った。

  • 国際アンデルセン賞を受賞される少し前から、時々メディアなどで、お姿を拝見するようになった。
    知的な中にも愛らしさとお茶目さがある角野さんはどんな方なのかなぁ…と、とても興味がありこの本を手に取った。
    なるほど、80歳を超えられているとは思えないその若さの秘訣は、冒険心!いつも何かにワクワクする心なんだ〜。しかし、年齢を重ねるとこのワクワク感は自然消滅しがち。普通の毎日にも楽しみを見つけ出す、その心の持ちようを真似したい。2018.11.3

  • シンプルでお洒落。個性的で可愛い。そして活動的。
    角野さんのあれこれが詰まったエッセイ。
    写真も豊富で見ていて楽しいです。

  • こんなふうなすてきなお姉さまになりたい。

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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