神様の裏の顔 (角川文庫)

著者 : 藤崎翔
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年8月25日発売)
3.56
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046067

作品紹介

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

神様の裏の顔 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • きっかけは、ツイッターで本書を見かけ、面白そう・・と思い、角川のHPで、試し読み。読みやすいし、続きが気になるしで、結局お昼休憩の時に、仕事場近くの書店でいそいそと購入しました。基本、通勤電車でしか本は読まないのだけど、結局帰宅後も読み続け、夜中に読了。

    文句無く面白かったのだけど、あらすじは、あそこまで書かなくて良いんじゃ・・と思いました。
    むしろ、あらすじを知らずに読んだ方が、もっと面白かった気がします。とはいえ、あらすじ知った上でも面白く読めたのも事実。だけども、これから読む人のために言うならば、「あらすじ読まずに読め」とおススメします。

    ネタバレを伏せて感想を言うと、「人の○○○○って怖い・・!」

  • 非常におもしろかった。伏線の回収やネタバレは、読み終わって振り返ると典型的だが、読んでいる最中は気にならないくらい軽快なテンポで何度も引き付けられ、気が付くと読み終わっていた。他の作品も読んでみようと思う。

  • 「【教育の神様】と呼ばれている元教師の男性が亡くなる。通夜に訪れた人々が彼との思い出話をするうち、いくつかの疑問がわき上がっていく。彼は本当に『神様のような人』だったのか?それとも裏の顔は、、、?」

    カードをひっくり返すと、裏側に描かれていたのはジョーカー!?

    と思いきや、もう一度ひっくり返って元どおり!?

    、、、え!?話一周しただけやん!?今まで読んだページは何だったの!?

    と思いきや、更にもう一度ひっくり返るとそこに描かれていたのは先程見たジョーカーではなく、、、?

    と「うん?いい話だったね?え、なにこれで終わり?」ってモヤモヤした後からがおもしろかった。そういうオチかぁー!

    影が薄い故人の妻も、やたらと突っかかる教え子も、必要性がよく分からないまま同席している芸人も、なるほど全てはちゃんと繋がっている。

    芸人のお陰で軽快で読みやすくなってるのかな?と思ったけれど、後輩教師と女生徒のくだりが本当はシリアスな問題のはずなのにコミカルだから、著者の作風なのかなー。作品としてはもちろん、お笑い的な意味でもおもしろい!(笑)

    個人的には「これはもう、惚れていただいたと考えてよろしいんじゃないでしょうか!」が一番笑った。

  • こ!れ!は!面白かった〜
    最後 のオチは無理がありすぎるとは思うけど、それを除いても面白かった
    悪意って伝染する上に、ちょっとよく考えれば違うってわかるのに、あれだけ人数が集まって話してても考えが偏っていればみんなそっちの方にミスリードされてしまう恐ろしさがあった
    わたしも坪井先生は、、って思ってしまったもんな〜ただのエロじじいやった笑
    根岸さんが一番かわいそうやった、、笑

    みんなの凝り固まった思考が、鶴の一声で方向転換していくところが特にすてき!
    たとえ迷推理でも、あの一言が発せられるのはでかいよ

    2017.12.07

  • 久々に読む手が止まらなかった。登場人物一人ひとりの心の中で進んでいくのが面白い。登場人物が何人かいるから、分からなくなるかなと思いきや、それぞれのまたキャラが濃いから覚えやすい。空気に流されちゃうってのは有りがちで、読者も一緒にその空気に取り込まれちゃうところが良かった。
    ラストは衝撃、、、と言いたいところだけど、もーちょいリアル感が欲しかったー。ので星4!

  • 第34回 横溝正史ミステリ大賞受賞作

    まるで神様の様に周りの人たちから慕われていた人物が亡くなり、そのお通夜に集った人たちで進められる話。
    登場人物それぞれの視点で物語が進み、
    それぞれの視点から様々な事実が語られていくことで物語は佳境へ向かう。
    故人の「本当の姿」は?真実は?

    凄く読みやすかった。
    群像劇の進行も、三谷幸喜の映画を一本見たような気持ちになりました。
    ミステリの進行としては、「まぁオチはこうだろうな」
    と思った人が殆どかなと思いますが、
    それをもうひとひねりする終わりが待っているのが素晴らしい。
    思わず「え?」と声が出ました。
    近代ミステリ(あるいはエンタメ)として、
    このオチは十二分にありかと思います。
    (昔ならミステリとしては無しだったかもしれませんね)

    ただ最後に持ってきた電話の掛け合いの話には「無理がある!」
    と叫ばざるを得ないので☆4

  • 深層云々より、少しの嘘と印象で、人のイメージを大きく変えてしまえること、今まで信じてきたことを簡単に捨ててしまえることの方にそら恐ろしさを感じた。あとは、斎木のほの暗さとか。そういう意味で面白い話だったんで、個人的には落ちのどんでん返しは別に要らなかった。題名の回収はできたけど、どうせやるなら勢いにのって邪魔な「姉」も消す、というところまでいってくれると振り切ってたんだけどなぁ。

  • あとがきを読んで知ったけど
    元お笑い芸人の人が書いた作品だった。
    それで賞とっちゃうんだからすごいなぁ。
    ところどころあったギャグテイストと
    汚物に関する汚い表現はその名残だろうか。
    どちらも全然面白くなかったけど。

    『誰からも愛される良い人』が実は殺人犯でストーカー?
    と見せかけて結局はやはり良い人だった。
    ・・・これで終われば時間返せ!になるけれど、
    作品としてその先があって良かった。

    姉妹に関する描写はなんとなく違和感があったので
    真相がわかった時にはなるほどと思ったけど、
    どんでん返し、とまでは言えないかな。

    この手の作品によくある、
    この後どうするんだろう・・・という
    うすら寒い感じが全くしないのは残念に思う。

  • 映画「キサラギ」のような、密室推理劇の展開。神様のような元教師の通夜の席で数々の疑惑が噴出し・・・著者が元お笑い芸人という経歴に納得。最後まで展開が読めず、どんでん返しのストーリーで一気に読んだ。

  • 生前、良い人だと言われていた教師のお通夜。
    偲んでいるときにふと気になったことが他人の口から聞こえたことがきっかけであらぬ方向に。確かに疑わしいことはあるにしても集団心理は怖いなぁ、って。
    ただ疑わしいのには理由があったんだな。

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