神様の裏の顔 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年8月25日発売)
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感想 : 470
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046067

作品紹介・あらすじ

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

感想・レビュー・書評

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  • 今日から、11連休!!
    読むぞ〜
    観るぞ〜
    まずは、連休前から読んでたヤツ。

    神様とまで言われた元教師が亡くなって、そこから色々な事が発覚したような流れ…
    お通夜終わって、食べてる時に…
    色々、発覚したように見えるけど、そんな状況証拠だけで決め付けんの?
    そんなん死んだ時に、警察調べるでしょ!って思ってしまいそうなんがあるような気がする。
    こんなんで、死んでから疑われたら、何か可哀想な気もするけど、これは、今まで、色んなミステリーとかで、大どんでん返しとかばっかり読んでた後遺症か?

    まぁ、これも大どんでん返しがある訳やけど…

    ただ、事件とは関係ないけど、人間味があるのが分かって、故人の人柄が、ちょっと見える。
    しかし、愚痴とか、元教え子と…♡
    羨ましい!

    悪魔とは言われたくないけど、神様とも言われたくは無いな。
    人並みに表裏あるやろうし、ええ人ぐらいで充分では?
    完璧に近づけるような向上心はあっても良いかも?

    • ultraman719さん
      そのリセット方法は、要らん(−_−;)
      そのリセット方法は、要らん(−_−;)
      2025/04/28
    • atsu007さん
      元教え子、気になるワードですな。
      よく見るやつ。
      元教え子、気になるワードですな。
      よく見るやつ。
      2025/04/29
    • ultraman719さん
      アツさん

      気になるって、元教え子と!キャー!
      アツさん

      気になるって、元教え子と!キャー!
      2025/04/29
  • aoi-soraさん、アールグレイさんに「これも面白いよ」と教えていただいた『逆転美人』で一躍有名になった藤崎翔さんの傑作。ありがとうございます!面白かったです。


    神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。…のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、とんでもない疑惑が。実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか…。
    坪井の美しい娘、後輩教師、教え子のアラフォー男性と今時ギャル、ご近所の主婦とお笑い芸人。二転三転する彼らの推理は!?どんでん返しの結末に話題騒然!!
    第34回横溝正史ミステリ大賞(大賞)受賞の衝撃ミステリ!
    ー文庫うらすじより


    本編の中程で坪井清造の正体「神様の裏の顔」がバラされてしまいそうになります。
    「ええっ、まだ半分だよ!もう犯人わかっちゃったってことはないよね。もうひとつ何かあるよね」と思ったらやっぱり理由が。理由はわかったけれど、でもまだページがあるんだけど一体何が…?!
    そこまでは全く気づけなかった凄い理由です。
    次はそっちの世界か…!!


    解説に「『正体は実は○○でした!』を取り入れた物語作りは藤崎翔の代名詞と言っていいだろう」と書かれていますが、全くその通り。
    元お笑い芸人という経歴も一因でしょうか。

    そして凄い殺人事件ばかりなんだけど、なんか笑えちゃいます。
    コミカルな笑えるミステリーでした。

    • まことさん
      aoi-soraさん♪

      教えていただきありがとうございました!
      とっても楽しい笑えるミステリーでした。
      娘さんも読書好きなのですね...
      aoi-soraさん♪

      教えていただきありがとうございました!
      とっても楽しい笑えるミステリーでした。
      娘さんも読書好きなのですね。
      親子で同じ本を楽しめるって素敵ですね!
      2023/03/10
    • aoi-soraさん
      おはようございます
      学校の朝読書で読んでたらしいのですが、先が気になって家でも読んだって言ってました^⁠_⁠^
      ですよね~(笑)
      おはようございます
      学校の朝読書で読んでたらしいのですが、先が気になって家でも読んだって言ってました^⁠_⁠^
      ですよね~(笑)
      2023/03/10
    • まことさん
      aoi-soraさん♪

      朝読書はよい習慣ですね。
      ミステリーは先が気になりますよね!
      でも、最近は皆さん中学生でも横溝正史賞作品と...
      aoi-soraさん♪

      朝読書はよい習慣ですね。
      ミステリーは先が気になりますよね!
      でも、最近は皆さん中学生でも横溝正史賞作品とか読むのですね。
      凄い!
      2023/03/10
  • きれーーーにどんでん返しをくらいました。
    しかも複数回。

    伏線回収も見事で爽快感があり、話の途中にアンジャッシュを彷彿させる「すれ違い」で笑いを作り、そもそも物語の舞台が通夜という独特な緊張感漂う設定。
    続きが気になり、ページを捲る手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。


    物語の舞台は教師として神様のようにみんなに慕われた故人、坪井誠造の通夜。
    娘、後輩、教え子、店子たちの一人一人の視点で物語は進んでいきます。
    物語が進むにつれて、登場人物たちは神様に裏の顔があったのではないかと疑惑が芽生え始めます。
    神様は本当に神様だったのか?はたまた神様の仮面を被った悪魔だったのか?

  • いや、面白かった!!
    途中から気になりすぎて、どんどん読んでしまった。
    私は語り手が次々と変わるシリーズが好みなのかも。

    登場人物がどこかコミカルな面があって面白かった。
    映画やドラマで映える気がするけど、映像化は難しいか。

    個人的に根岸先生は杉本哲太のイメージで読んでしまった。

  • お葬式という故人を決して貶さない状況下でのドタバタ劇
    早々にひっくり返るが…

    各事件にツッコミどころが多いけど
    深く考えては楽しめない
    不謹慎下で葛藤する面白コント
    流石 笑いの神様を崇拝する元芸人さんだなと感じた 

  • 藤崎作品、ただじゃ終わらないので心して読み進める。やっぱり反転したよね~って、まだ残ページ数が多すぎる。ん?まだ何か起きそうだな。ゲゲゲ!初っ端のそこを騙してたんだ!っと藤﨑作品さすがです!!神様のような教師の坪井先生が亡くなった。そのお通夜の席で話しが展開される。娘×2、娘の同級生、同僚の先生、近所のおばさん、店子☓2。この7人が坪井先生を偲んでいるうちに、とある事故は坪井先生のせい?盗聴器も坪井先生?あの自殺は坪井先生が殺した?等話が展開。すべて坪井先生は「白」だった。じゃぁ誰が?えっ、そうきたか!⑤

  • 主人公は校長先生まで勤め上げ、定年後はNPOで活躍したという故人。
    皆から慕われ、神さまだ、とまでいう人もいた。
    主人公には娘がいた。

    娘は弔辞に、父親が気に入っていた言葉を述べた。
    「人間は、二度死を迎える。一度目は、肉体が死んだ時。二度目は、生きている人の心の中から、消えてしまった時、
    どうか、父を皆様の心の中で、長生きさせてあげて下さい。」
    ー本文より―
    いい言葉だなぁ、と思った。


    盛大に行われた通夜の席で、久しぶりに元教師と元生徒が鉢合わせする。
    そして通夜振る舞いの席で、過去に起きた事件を話しているうちに、何ということか、故人、坪井先生の裏の顔が・・・・・

    いくつかの事件がでてくるわけだが、
    それは・・・・・
    いったい、良い人なのか悪い人だったのか?どちらだったのだろうと思ってしまった。

    私はこの本に★を3つ、と考えていた。
    でも、4つになった。何故なら、娘の
    話が放っちゃあおけない。
    終盤でえ~っ、と!
    そして、しばらく読むと、ええ~っ!と、考えてもみない展開になってしまった!最後は怖い・・・・・


    2022、1、29 読了

    • アールグレイさん
      故人は、娘が二重人格だったと気付いていたのでしょうか?
      故人は、娘が二重人格だったと気付いていたのでしょうか?
      2022/01/31
    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、自分の的外れのコメントすみません。。。核心的なコメント返しがちょっと心配になりますがサイコミステリーでしたね(笑)
      ゆうママさん、自分の的外れのコメントすみません。。。核心的なコメント返しがちょっと心配になりますがサイコミステリーでしたね(笑)
      2022/01/31
    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、お久しぶりです。共読ですね。想定内のどんでん返しの後にあんな仕掛けが。。。あの設定はわからなかった。親ガチャっていうけど、...
      アールグレイさん、お久しぶりです。共読ですね。想定内のどんでん返しの後にあんな仕掛けが。。。あの設定はわからなかった。親ガチャっていうけど、その餌食になってしまったんだな。。。藤崎作品はいつも緊張感をもって読んでいます!今回もやられました!
      2024/09/24
  • 神様のような元教師の通夜にて様々な犯罪の証拠が出てくる。どんでん返しが過ぎる小説。

  • 普通におもしろくて一気読みでした。皆んなが疑心暗鬼に陥る流れがよくできていて、散りばめられたパズルが後半集められ、これまたよくできているコントって感じの会話劇が繰り広げられ、クスりと笑ったり、どんでん返しには見事にゾクっとさせてもらいました。個人的には好き展開でした。軽く読める最高のエンターテイメント作品でした。

  • 読む前にパラパラめくると字がびっしりあったので内心「うへぇ〜読む自信ないなぁ〜」って思って読んだけど、話に引き込まれていつのまにか読み終えました笑 

    良い人と思っていた人が、殺人を犯したりストーカーしたりとお話しが二転三転して面白かったです(^-^) ラストらへんを読んでなるほど裏の顔ってそういうことか( ̄ー ̄)!って思いました。

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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