神様の裏の顔 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.54
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本棚登録 : 1111
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046067

作品紹介・あらすじ

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

感想・レビュー・書評

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  • きっかけは、ツイッターで本書を見かけ、面白そう・・と思い、角川のHPで、試し読み。読みやすいし、続きが気になるしで、結局お昼休憩の時に、仕事場近くの書店でいそいそと購入しました。基本、通勤電車でしか本は読まないのだけど、結局帰宅後も読み続け、夜中に読了。

    文句無く面白かったのだけど、あらすじは、あそこまで書かなくて良いんじゃ・・と思いました。
    むしろ、あらすじを知らずに読んだ方が、もっと面白かった気がします。とはいえ、あらすじ知った上でも面白く読めたのも事実。だけども、これから読む人のために言うならば、「あらすじ読まずに読め」とおススメします。

    ネタバレを伏せて感想を言うと、「人の○○○○って怖い・・!」

  • 「【教育の神様】と呼ばれている元教師の男性が亡くなる。通夜に訪れた人々が彼との思い出話をするうち、いくつかの疑問がわき上がっていく。彼は本当に『神様のような人』だったのか?それとも裏の顔は、、、?」

    カードをひっくり返すと、裏側に描かれていたのはジョーカー!?

    と思いきや、もう一度ひっくり返って元どおり!?

    、、、え!?話一周しただけやん!?今まで読んだページは何だったの!?

    と思いきや、更にもう一度ひっくり返るとそこに描かれていたのは先程見たジョーカーではなく、、、?

    と「うん?いい話だったね?え、なにこれで終わり?」ってモヤモヤした後からがおもしろかった。そういうオチかぁー!

    影が薄い故人の妻も、やたらと突っかかる教え子も、必要性がよく分からないまま同席している芸人も、なるほど全てはちゃんと繋がっている。

    芸人のお陰で軽快で読みやすくなってるのかな?と思ったけれど、後輩教師と女生徒のくだりが本当はシリアスな問題のはずなのにコミカルだから、著者の作風なのかなー。作品としてはもちろん、お笑い的な意味でもおもしろい!(笑)

    個人的には「これはもう、惚れていただいたと考えてよろしいんじゃないでしょうか!」が一番笑った。

  • 非常におもしろかった。伏線の回収やネタバレは、読み終わって振り返ると典型的だが、読んでいる最中は気にならないくらい軽快なテンポで何度も引き付けられ、気が付くと読み終わっていた。他の作品も読んでみようと思う。

  • 久々に読む手が止まらなかった。登場人物一人ひとりの心の中で進んでいくのが面白い。登場人物が何人かいるから、分からなくなるかなと思いきや、それぞれのまたキャラが濃いから覚えやすい。空気に流されちゃうってのは有りがちで、読者も一緒にその空気に取り込まれちゃうところが良かった。
    ラストは衝撃、、、と言いたいところだけど、もーちょいリアル感が欲しかったー。ので星4!

    • しずくさん
      いいねをありがとうございました!
      『神様の裏の顔 』は勧められ読みとても面白かったのに、タイトルを思い出せずに困っていました。
      わかって...
      いいねをありがとうございました!
      『神様の裏の顔 』は勧められ読みとても面白かったのに、タイトルを思い出せずに困っていました。
      わかって嬉しいです。
      2018/09/14
  • 第34回 横溝正史ミステリ大賞受賞作

    まるで神様の様に周りの人たちから慕われていた人物が亡くなり、そのお通夜に集った人たちで進められる話。
    登場人物それぞれの視点で物語が進み、
    それぞれの視点から様々な事実が語られていくことで物語は佳境へ向かう。
    故人の「本当の姿」は?真実は?

    凄く読みやすかった。
    群像劇の進行も、三谷幸喜の映画を一本見たような気持ちになりました。
    ミステリの進行としては、「まぁオチはこうだろうな」
    と思った人が殆どかなと思いますが、
    それをもうひとひねりする終わりが待っているのが素晴らしい。
    思わず「え?」と声が出ました。
    近代ミステリ(あるいはエンタメ)として、
    このオチは十二分にありかと思います。
    (昔ならミステリとしては無しだったかもしれませんね)

    ただ最後に持ってきた電話の掛け合いの話には「無理がある!」
    と叫ばざるを得ないので☆4

  • こ!れ!は!面白かった〜
    最後 のオチは無理がありすぎるとは思うけど、それを除いても面白かった
    悪意って伝染する上に、ちょっとよく考えれば違うってわかるのに、あれだけ人数が集まって話してても考えが偏っていればみんなそっちの方にミスリードされてしまう恐ろしさがあった
    わたしも坪井先生は、、って思ってしまったもんな〜ただのエロじじいやった笑
    根岸さんが一番かわいそうやった、、笑

    みんなの凝り固まった思考が、鶴の一声で方向転換していくところが特にすてき!
    たとえ迷推理でも、あの一言が発せられるのはでかいよ

    2017.12.07

  • どんでん返し返し!!!!

    お笑い芸人が書いてるだけあって、コントっぽいというかエンタメ性がつよい。
    登場人物たちが盛り上がるときはこっちもつられてもりあがって、ものすごいスピードでページをめくってしまった。
    オチはおおお、、?ってなった。ちょっとこわいね。

  • あれ? なんか…… 面白い。

    教師の鏡のような坪井先生が亡くなった。
    「神様」のような人と誰からも慕われていた為坪井先生に相談する人も多い。
    元教え子
    同僚の教師
    近所の奥さん
    娘……
    夫の痴呆症で本人が限界まできている。受け持っていたクラスがある生徒の暴挙で学級崩壊に。息子が不良になり手が付けられなくなった。など、坪井先生に相談すると数日後には悩みの相手が死んだりと最悪の形で解決する。
    葬式で集まった昔坪井先生に相談して解決した面々は一人の元教え子のギャルの発言で場が一変
    「神様」と慕われていた坪井先生の行動が犯行現場と一致する。
    もしかして……坪井先生が犯人ではないか?
    全ての犯罪は坪井先生の犯行だったのか?
    その場に集まった関係者が色々と謎解きをする。

    藤崎翔さん
    初めて読む作家さんでした。
    プロフィールを見ると元芸人さんとの事。
    芸人さんで本を出している人は多い。人を笑わす商売をしてる人って頭の回転が早くて文才があるってイメージがありました(イメージ通りだったかな)
    特に小難しい表現などが使われてなかったせいか非常に読みやすかったです。
    途中の「とうちょう」の件なんかは○○ジャッシュのコントを見ているようで面白かった。
    最後は派手などんでん返しがあり、大体犯人は目星がついていたけどそうきたかぁと思いもよらぬ犯人像でした。
    確かにタイトル通り「神様」の裏の顔でした「まる」

  • はじめのロリコン根岸の話でハマった。
    神様→極悪人→の展開は圧巻!
    実は‥本当は‥のラストも衝撃!
    読み返したくなる。

  • これは面白かった!!
    第34回 横溝正史ミステリ大賞<大賞>受賞作

    神様のような清廉潔白な元教師が亡くなり、そのお通夜の参列者から繰り広げられる物語。
    参列者のそれぞれの視点から、故人について語られます。それぞれが故人を偲びながらも、ちょっとだけもつ小さな疑惑や違和感が、我々読者に、この人物は神様ではなく、犯罪者なのではと思わせます。

    そして、物語はその参列者たちが、ひょんなことから、お互いの疑惑や違和感を照らし合わせていくことで、ますます、故人が凶悪な犯罪者のように推理が進みます。
    そのいきつく先は?故人は、神様だったのか?それとも凶悪犯だったのか?

    さまざまな伏線が結びついていくところが秀逸。さらに、登場人物のキャラが立ってて面白い!
    ユーモアもあって笑ってしまう。
    さらにさらに、最後の最後に、もうひとひねり。

    これは、文句なく面白い。
    ミステリー&エンターテイメント

    是非、皆さんにも読んでもらいたいので、詳細はコメントしません。
    とってもお勧め!!

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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