北天の馬たち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 130
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046081

作品紹介・あらすじ

横浜・馬車道にある喫茶店「ペガサス」で働く毅志は、二階に探偵事務所を開いた皆藤と山南の仕事を手伝うことに。しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱いていく……。

感想・レビュー・書評

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  • 横浜にある喫茶店を継いだ若きマスターの毅志。
    2階の空いたスペースに探偵の皆藤と山南が越して来てからは2人に憧れて、仕事を手伝ったりもしていた。
    しかし、何かおかしい…手伝った事件には何か違和感を覚えるのだった。
    不思議に思ったことをそのままにしておけない毅志は動き始める。
    そして知り得た事実は…

    普通の探偵ものとは違った展開で面白かった。

    2018.7.22

  • 横浜の馬車道を舞台にした探偵サスペンスミステリー
    かなりマイルドなハードボイルド?
    終わり方が物足りません。

    ストーリとしては、馬車道の喫茶店の2Fに入居してきた二人の探偵とその店のマスターの物語です。
    マスターは二人の探偵の仕事を手伝います。
    最初の仕事は女性を暴行した男を嵌めて刑務所送りにする仕事。
    マスターは違和感持ちながらもその仕事を手伝います。
    そして2つ目の仕事は、女に男を引き合わせる仕事。うまく紹介して二人は付き合い始めますが、その女は金を無心するようになり、結局、結婚詐欺師としてつかまります。
    これもマスターは違和感持ちながら手伝います。

    そんなある日、マスターが襲われることに。
    それを契機に二人の探偵は姿を消します。
    なぜ自分が襲われたのか?二人は何を隠しているのか?
    マスターは自らその謎を明らかにしていき、さらにこの二つの仕事の意味を明らかにしていきます。
    そして真実が...という展開です。
    その真実がちょっとなぁって感じ。

    さらに、最後のシーンへ続くわけですが、これも物足りない..
    なんか、都合よく終わった感じ..

    横浜馬車道が妙に詳しく描かれていて、それも違和感あり(笑)

  • 横浜に住んでるので、それだけで良い作品と思っちゃうのはいけませんね笑
    さて初めての貫井先生の作品だったので、いつもの貫井節が、という感覚が皆無です。本作だけの感想を述べますと、ミステリーという要素はほとんどなかったです。サスペンスというかエンタメなのかな、大変読みやすく、登場人物たちにゆったりとした愛情をもてる作品でした。
    連作短編かと思いきや、一本に繋がっていったので、そこはミステリー作家ならではかなと思いました。

  • 『追憶のかけら』に続き、貫井作品15作目。ヨコハマ探偵物語。解説者も書いておりますが、自分が知っている街が出てくるとわくわくしますね^^ 皆藤と山南の探偵二人の友情、その二人に憧れを抱き、少しでも認められたいと奮闘する毅志、キャラクタたちがホント魅力的だ!探偵たちの昔語りにはちょっとうるっと来た>< 結末がああだったから…。エピローグはあれで良かった、と思う。表紙の輝く三つ星は聡一、淑子、芽衣香、下の街灯二つは皆藤と山南だと思った。

  • 2017.5.13-43
    母の喫茶店を継いだ毅志が2階に探偵事務所を構える皆藤と山南を手伝うことになるが・・。
    最後に皆藤達と聡一が知り合う切っ掛けなどが書出て来るが、淑子が何故に敬次のようなとんでもない男と結婚したのかの方がよほど最後まで疑問が残る。

  • 軽めの話だとおもっていたら、
    しっとり、ミステリー。
    ひとつひとつ、
    あったかい気持ちに包まれながら、
    意外な展開を追っていくうちに
    そこ、繋がるのかーーー!
    と、一気読み。
    多くを語らずとも、
    真の友情で結ばれたいい男たち。
    空を見上げ、また会えることを願う…

  • 自身が人見知りなものですから、いくら気さくだからといって2階に事務所を構えた探偵2人に「自分も仕事を手伝わせてくれないか」と申し出るなど、到底考えられない、不自然じゃないかと思ってしまうのですがどうでしょう。
    作品を通して探偵2人のキャラクターがひたすら強調されているのがかえって、本当にこの人たち信用できる人なのか?と思わせる。
    実は2人は超悪役だった…!ってなったらもっと面白かったかもー。

  • 馬車道に店を構える喫茶店のマスターが探偵に弟子入りし、その仕事を手伝う。最初は連作短編集かと思ったら長編だったし、日常系ミステリかと思ったら意外に重い話。人物描写や行動に違和感を覚えながら読み進めると意外な真相にたどり着き、物語の構造そのものに騙された。
    そこは面白いと思ったのだが、残念ながら登場人物にあまり魅力を感じなかった。主人公が二人の探偵に対して「離れがたい」ほどの魅力を感じた理由もよくわからなかったし、探偵たちが鳴宮の息子にそこまで義理を感じる理由もわからず。もちろん表現されていない部分に色々あったのだろうが、伝わって来なかった。

  • とても読みやすいのだが、凄く違和感がただよいながら話が進む。
    そして、衝撃の結末へ。

  • 探偵事務所の二人と喫茶店のマスター。三人三様の性格が面白かった。探偵さん二人の過去に隠された事実に息苦しくなる。やっぱり帰って来て欲しい‥‥

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。93年『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞。他書に『天使の屍』『崩れる』『灰色の虹』『新月譚』『微笑む人』『ドミノ倒し』『私に似た人』『我が心の底の光』など多数。

「2018年 『女が死んでいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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